豊田市都心の長期と短期の両面によるまちづくり活動の評価
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34 週当たりのWPSの観測数が最も落ち込んだ緊急事態宣言期間と春の大型連休が重なった5月4日の週(5/4の週)の値との比率である。 図4-5から、トピックによって減少幅に違いがあることや、最も減少が大きい時期には8割前後減少しているトピックが存在することが確認できる。比較的減少が大きいトピックの特徴としては、駅近隣の夕方以降や朝の時間帯であることが挙げられる。これらは前節でも触れた通勤・通学や夜の飲食関連の活動に関するトピックである。比較的現象が小さいトピックの特徴としては、縁辺部であることや駅近隣でも日中の時間帯であることが挙げられる。 前者は豊田市内外を移動する人が多く含まれると想定されることから、在宅勤務や出張自粛、リモートの会議や講義などが広がったことの影響を受けていると考えられる。一方後者は、中心市街地内や周辺に住まう人が多く含まれると考えら、それらの人々の活動は比較的影響を受けにくいものであると考えられる。 また、減少幅が最大となった5月4日の週では、緊急事態宣言と大型連休が重なったことで、通勤・通学関連や夜の飲食関連の活動とみられるトピックが著しく減少するだけでなく、通常の大型連休であれば多くの人出が見込まれた駅近隣や屋外、施設内の日中の活動も、大きく減少している。 以降では、3月2日以降の比率において、減少が比較的大きいトピック(駅西側06、喜多P、デッキ夕、駅近隣21)と小さいトピック(桜町一、駅近隣12、喜多二昼、喜多三)を取り上げ、2020年1月6日の週~8月24日の週までの週単位の推移を確認する。 図4-5 トピック別の変化率(1/6の週 = 1.0) 0%20%40%60%80%100%駅西側06駅東側06駅近隣09駅近隣12駅近隣15駅近隣18駅近隣21駅東側15駅東側18デッキ日中デッキ夕喜多二昼ギャザTMP日中喜多P喜多三西町二桜町一西町六未明全体駅近隣屋外施設内縁辺部全体1/6の週の値に対する比率3/2以降平均5/4の週

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