8 出典:小田急電鉄HP 図 2-5 EMotバス無料チケット・飲食サブスク (3)地方都市型:前橋MaaS(群馬県前橋市ほか) 地方都市における事例として前橋MaaSを紹介する。前橋市は自家用車移動の高い分担率(75%)を受けた公共交通の衰退や低密度の郊外で増加する高齢者の移動手段確保といった交通課題を抱えている。このような課題に対応するため、中心市街地においては、人手不足の中でも都心幹線の高頻度運行を実現するため、自動運転バスの実証実験を行い、市内郊外部においては、AIを活用したデマンドバスの配車効率化を行っている。このような交通手段も含めて、検索・予約ができるアプリを2020年1月から導入し、実証実験を行っている。デマンドバスも含めて経路検索・予約ができる点が特徴である(図 2-6参照)。但し、アプリのダウンロード数は2020年2月末時点で約800であり、まだ大きな関心を集めているとは言えない状況である。
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