豊田市におけるMaaS導入可能性に関する研究
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7 件のアプリダウンロード数に加え、利用後アンケートでは約8割のユーザーから「満足」という回答がある3など、実証実験で市場性が認められたことから、2019年11月よりJR九州等も加わって本格展開に至り、2020年より順次全国展開することが発表されている。 出典:トヨタ自動車HP 図 2-4 my route検索画面 (2)大都市近郊型:EMot(小田急電鉄ほか) 大都市近郊の事例としてEMotを紹介する。EMotとは小田急電鉄が神奈川県を中心に2019年10月からサービスを開始したMaaSアプリである。EMotには電車・バス・タクシー・シェアサイクルを移動手段に選べる乗り換え検索機能のほか、観光地を周れるチケットや飲食サブスクリプションチケットなど、さまざまな移動・生活サービスの電子チケットをアプリ内で購入できる機能が入っている。郊外型MaaSの実証実験として、新百合ヶ丘駅の商業施設で2,500円以上の買い物をした場合、新百合ヶ丘駅から自宅最寄りのバス停までのバス無料乗車チケットが発行される。また、MaaS×生活サービスとして、新宿・新百合ヶ丘駅構内の指定された飲食店で1日1回利用できる定額制フードチケットの販売も実施している。価格は10日チケットで3,500円、30日チケットで7,800円となっている(図 2-5参照)。2020年6月まで実証実験を実施する予定となっている。 3 プレスリリース https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/11/27/191127newsrelease.pdf

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