無信号横断歩道での安全に関する基礎研究~歩行者保護に資するソフト施策の視点から~
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-5- 05001,0001,5002,0002,500H23年H24年H25年H26年H27年H28年H29年人身事故件数の推移(豊田市)人対車両自転車対車両二輪車対車両自動車相互車両単独051015202530H23年H24年H25年H26年H27年H28年H29年死亡事故件数の推移(豊田市)人対車両自転車対車両二輪車対車両自動車相互車両単独 図 2-3 状態別(交通手段別)交通事故件数の推移(豊田市) 豊田市内における平成29年の全事故件数は1,865件であり、上記期間中で最も多かった平成24年より446件の減少となっている。全事故の半数以上(約61%)は「自動車相互」の事故であり、次いで「自転車対車両」「二輪車対車両」となっている。 歩行者保護啓発施策おいて対象とすべき交通事故である「人対車両」事故は、この7年間で最も少なかった平成26年が124件であったが、平成29年は176件であり、全事故の7~9%程度となっている。さらに、全体が減少傾向にある中で、人対車両事故はほぼ横ばい状況であるように見られる。 さらに、全事故類型に占める人対車両事故の割合を図2-4に示す。 0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%H23年H24年H25年H26年H27年H28年H29年全事故類型に占める人対車両事故の割合(豊田市)全人身事故死亡事故 図 2-4 全事故類型に占める人対車両事故の割合 「人対車両」事故は全体の事数に対して多くを占めるものではないものの、死亡事故件数を見てみると全死亡事故の2~6割程度となっており、交通事故死者数を減少させるためには、喫緊かつ効果的な対策の必要性が高い事故であると考えられる。

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