無信号横断歩道での安全に関する基礎研究~歩行者保護に資するソフト施策の視点から~
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-22- また、活動の認知状況をたずねた結果を図5-5に示す。昨年度の調査結果と比較し「知っている」「聞いたたことはある」の構成比が増加しており、2時点間で統計的に有意な差が認められる。 0%20%40%60%80%100%H29(n=400)H28(n=757)「歩行者保護モデルカー活動」を知っているか知っている内容は知らないが聞いたことはある知らなかった5%水準で有意差(P=0.013) 図 5-5 歩行者保護モデルカー活動の認知状況 さらに図5-6は、今年度の調査結果に関して、認知状況と停止行動の回答をクロス集計した結果である。認知度が高い回答者は「必ず止まっている」という回答割合が高くなっていることがわかる。この差はカイ二乗検定により有意水準1%で統計的に有意な差であることが確認できている。 0%20%40%60%80%100%知っている聞いたことがある(n=133)知らなかった(n=267)「歩行者保護モデルカー活動」の認知と停止行動必ず止まっている時々止まっている+あまり止まらない1%水準で有意差(P=0.004) 図 5-6 歩行者保護モデルカー活動の認知と停止行動 以上の結果から、モデルカー活動の認知普及により意識の上では停止行動を励行するドライバーが増加したと推察され、同活動は一定の効果が得られているものであると評価することができる。

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