無信号横断歩道での安全に関する基礎研究~歩行者保護に資するソフト施策の視点から~
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-8- 異なることを確認している4)。豊田市の調査結果からは、同地域においてもさまざまな沿道の条件の差違によって停止状況が異なっていることが確認できる。停止率の高い十塚町では付近に大規模事業所従業員の職員駐車場や国県の合同庁舎が立地しているため、比較的横断者が多いことに加え、偶に警察による横断歩行者妨害の取締りが行われていることの影響があるものと推察される。 経年的な変化を見ると、いずれの箇所・時間帯とも平成26年から29年の変化としては停止率の向上が見られる。しかしながら、歩行者保護モデルカー活動が年末に始まった平成28年度と29年度を比較すると、十塚町の夕方と西町の朝は停止率が向上しているものの他は低下しており、停止行動の実測値からはモデルカー活動の効果が現れているとは言えない状況である。 表 2-4 STOP率の年度別平均値 通過数停止数STOP率通過数停止数STOP率通過数停止数STOP率通過数停止数STOP率朝110959553.7%69342761.6%59935859.8%64236556.9%夕143156239.3%64329145.3%59323439.5%61428947.1%朝53612723.7%3299428.6%40110626.4%39313333.8%夕4247918.6%2668030.1%3319929.9%3077925.7%平成29年度調査地点十塚高架下みくさ前平成26年度平成27年度平成28年度 0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%70.0%平成26年度平成27年度平成28年度平成29年度信号の無い横断歩道での停止状況(STOP率調査)十塚町(名鉄高架下)西町(みくさ前)【朝】【夕】【朝】【夕】 図 2-7 STOP率の年度別平均値の推移 各調査日毎のデータをグラフ化したものを、図2-8,2-9に示す。

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