市街地での規制速度遵守を促す環境整備に関する研究
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-11- • ISAアプリの不具合によるデータを除外するために、走行経路を特定した結果中、リンク数が10未満である結果を出力しない。 • マップマッチング結果の高い信頼性を確保するために、GPS座標から特定経路に構成されるリンクのうち、最も近い距離は10mを超える場合、そのGPS座標のマッチング結果を出力しない。 • GPS座標のマップマッチング結果及び修正済みの特定経路を出力する。 【留意点】 のデジタル道路地図のプリ処理を行う目的は、トリップのGPSポイントによる候補対象リンク集合を作成するにあたり、頻繁にGPSデータがある大・小メッシュに含まれるリンク集合を抽出する作業が必要であるため、このような頻繁な作業を効率よくするために、曹が提案したマップマッチングアルゴリズムを参考して、対象エリアを大・小メッシュに分けてきた。 上記のようなマップマッチングアルゴリズムをpython言語で実現して、作成したプログラムを用いて、ISAアプリによるLOGデータを解析した。なお、LOGデータ解析に要する時間を更に短縮させることは可能であるため、提案したマップマッチングアルゴリズムを改良する余地があると考える。 本研究の目的は、速度超過の実態を把握し、超過の著しい区間の道路環境を把握することにある。そこで、助言型ISAフィールド実験データのうち、ISA機能を稼動させなかった事前データであるPhase1のデータを用いた。さらに交差点での加減速や道路混雑の影響をできるだけ排除するために、①ピーク時間帯(端末時刻で7:00~8:59、17:00~18:59)を除いた時間帯のデータ、②速度異常値(GPSドップラー速度で30キロ未満、100キロ以上)を除いたデータを用いるというスクリーニングを実施した。
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