交通データの情報収集と活用可能性に関する研究
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表 5-3 貨物車の走行実績(その2) 交差点名 方向 6時台通過台数 7時台通過台数 8時台通過台数 広久手町6 東進 - 1 - 本新町5 東進 - 2 - 前林営農センター西 北西進 - 1 - 御幸本町3東 西進 - 2 3 東進 1 2 - 山之手4 東進 - 1 - 南進 - 1 - 北進 1 - - 西進 - 2 3 与茂田 南進 1 - - 竜神町桃山 北進 - 2 - 南進 1 - - 和会町上屋敷 南進 1 - 1 北進 - 1 - 西進 1 1 1 若林東町棚田 南西進 - - 4 北西進 1 1 1 南東進 - 1 1 四郷町森前 南東進 1 - - 貨物車プローブを活用した渋滞評価の検証 (4) プローブ情報を活用した渋滞評価は、時刻・位置情報・車速等を用いて旅行速度を算出することが一般的である。本研究で用いる貨物車プローブにおいても1秒毎の位置情報及び車速を収集しているため、1秒毎の車速を平均した『時間平均速度』が算出可能である。しかし貨物車は、貨物の積載状況に応じた特殊な運転技術が求められるなど、一般的な乗用車と比較して走行特性が異なるため、貨物車プローブを活用して算出した『時間平均速度』が渋滞交差点の交通現象を表現できているかを確認する必要がある。 そこで、前項で集計した2014年10月23日(木)朝ピーク時におけるJARTICデータの渋滞判定結果を活用して、貨物車プローブで算出した『時間平均速度』の確認を行う。 検証の手順としては、まず、貨物車の走行実績がある渋滞交差点の流入部別にJARTICデータの有無及び渋滞判定結果を確認する。次に、JAERICデータの基盤であるVICSリンクに対応するDRMリンクを抽出し、当該リンクにおける貨物車プローブの『時間平均速度』を算出する。なお、JARTICデータは旅行速度10km/h以下を渋滞、10~20km/hを混 71

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