交通データの情報収集と活用可能性に関する研究
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プローブデータの抽出・データ処理 4-4.集計手順 (1) 入手したデジタコデータの集計手順を表 4-7に示す。 デジタコデータは1秒間隔の位置情報が収集されているため、時刻や位置情報(緯度・経度)、車速やエンジン回転数などのプローブ情報を抽出する。次に、貨物車が走行した経路の交通状況を解析するためには、プローブデータをデジタル道路地図(以下、DRM)の経路にマッチングさせる必要となる。次項にてマップマッチングの方法について解説するが、1秒毎の走行位置(緯度・経度)をDRMにマッチングさせ、道路リンク別に旅行速度などを集計する。 表 4-7 プローブデータの集計手順 手順 条件など 1. プローブデータの抽出 デジタコデータからプローブデータを抽出 ①運行日時、②乗務員コード、③車両コード、④データ時刻、 ⑤緯度(日本測地系)、⑥経度(日本測地系)、⑦車速、⑧エンジン回転数、⑨エンジンON/OFF 2. 走行トリップの抽出 「⑧エンジン回転数:0」かつ「 ⑨エンジン:OFF」を停止と定義し、走行トリップを抽出した。さらに、緯度経度を日本測地系から世界測地系へ変換した。 3. 豊田市内の走行トリップを抽出 豊田市を走行しているトリップを抽出 【基準】市町村の東西南北端点の緯度経度(国土地理院) 東端;137°34′52″,35°11′26″ 西端;137°02′23″,35°01′19″ 南端;137°07′22″,34°59′26″ 北端:137°18′29″,35°17′28″ 4. マップマッチング 豊田市内を走行しているトリップをマップマッチング 5. リンク別の集計 リンク別に朝ピーク時間帯の走行台数・平均旅行速度を集計 65

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