交通データの情報収集と活用可能性に関する研究
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ドライバーの拘束時間に影響する要因 (5) ドライバーを拘束する事象として「積込み時間」「荷下ろし時間」「積込みや荷下ろしの順番待ちや遅れ等による手待ち時間」「余裕を持った到着や時間調整」「道路の渋滞」の5項目を設定し、非常に影響している~全く影響していないの4件法にて調査を行った。集計結果を図 4-8に示す。 非常に影響している項目は、「積込み時間」・「荷下ろし時間」、「手待ち時間」・「道路の渋滞」が多く、影響(非常に影響+まあ影響)している項目は「手待ち時間」・「道路の渋滞」である。 図 4-8 ドライバーの拘束要因 ドライバー拘束時間に影響する要因を事業所規模別に集計した結果を整理する。 • 小規模事業所に絞った集計結果を図 4-9に示す。フリードマン検定の結果、項目間に有意な差が確認でき、「道路の渋滞」に対する課題意識が最も高い結果となった。 • 中規模事業所に絞った集計結果を図 4-10に示す。フリードマン検定の結果、項目間に有意な差が確認されなかったが、「積込みの時間」「荷下ろしの時間」「手待ち時間」を非常に影響していると回答している傾向にある。 • 大規模事業所の2社(図 4-11)は、「積込みの時間」「荷下ろしの時間」が非常に影響しているとの意向である。 66515451110111413101410220100%20%40%60%80%100%積込みの時間荷下ろしの時間積込みや荷下ろしの順番待ちや遅れ等による手待ち時間余裕を持った到着や時間調整道路の渋滞ドライバーの拘束時間に影響する要因1:非常に影響2:まあ影響3:あまり影響していない4:全く影響ない 59

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