交通データの情報収集と活用可能性に関する研究
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4.貨物車プローブの収集・分析 検討フロー 4-1.豊田市は製造品出荷額が12兆7,068億円であり、平成14年から12年連続で全国1位である。平成25年12月時点での工場数は859、自動車産業関連の工場が多数立地し、材料・部品・完成車などを輸送する貨物車が定期的かつ高頻度で移動している。 その貨物車は、車両の稼働状況を把握するためにタコグラフの導入が義務化(2015年4月から車両総重量7t以上または最大積載量4t以上に拡大)されており、デジタルタコグラフ(以下、デジタコ)は車両の位置や速度等をメモリーカードに保存される。前章で整理したように、商用車やタクシーなどに搭載されたデジタコデータを処理して交通データ(プローブ情報)として市販化されるなど、道路交通状況の評価等に活用されている。 そこで本研究では、愛知県トラック協会との連携のもと豊田市内を走行する貨物車のデジタコを活用して、①豊田市が対策を講じている渋滞交差点における貨物車プローブの活用可能性の評価、②全市的な道路交通状況の可視化を試みる。 図 4-1 検討の流れ 運送事業者の実態把握調査 デジタコデータの入手 プローブデータの処理 ①渋滞交差点における活用可能性の評価 ②全市的な道路交通状況の可視化 <次章> 51

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