中山間地域における高齢者モビリティ調査
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7-5. ボランティア輸送に関する意識 地域住民で運転や運行ルートの検討、運行管理などを行い、ボランティアで移動サービスを行うことについて、運行できるか否かとボランティアでの移動支援を地域で実施することになった場合、どの様な役割で協力できるかを調査した。自治区別に地域でボランティア輸送できると思う割合を図 7-9、集計表を表 7-5に示す。 全体では、約11%の方が地域でボランティア輸送を運行できると考えている。自治区別にみると石野地区国附自治区で「運行できると思う」割合が30%を超えている。当該自治区は世帯数などが少なく、前節で集計した日常での相乗り率も高いことから、ボランティア輸送を運行できると考えている方が多くなったと考えられる。その他、旭地区や小原地区において「運行できると思う」割合が10%-20%の自治区が多い傾向にある。これらの自治区は規模が大きく、「運行できると思う」と回答した方が10名以上存在する。協力できる役割を踏まえながらこの様な方々を核としたボランティア輸送の検討も可能かと考えられる。 図 7-9 自治区別 地域でボランティア輸送が運行できると思う割合 90

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