中山間地域における高齢者モビリティ調査
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7-4. 公共交通に求めるサービスの重要度 自動車をやめた後の移動手段として最も期待されている公共交通について、サービス内容(料金・安全性・乗降場所・運行時間)の重要度を明らかにする。なお分析の視点としては、今後の移動手段選択の要因として最も影響していたバスの利用経験の有無別に整理する。 7-4-1. 順序尺度による重要性評価 対象地区のうち旭地区と小原地区を対象に、各サービスの重要性について、非常に重要・重要・あまり重要でない・全く重要でない、の4段階で調査した。バスの利用経験がある群の集計結果を図 7-6、利用経験がない群の集計結果を図 7-7に示す。 独立性の検定の結果、各群でのサービス内容の重要性に差がみられ、経験群・未経験群ともに安全性を重要視する傾向にある。一方、サービス内容別に経験群と未経験群の重要度に有意な差はみられなかった。すなわち、経験群と未経験群が思考する公共交通サービスの重要性は同じような傾向にある。 4274492810289101115185132440%20%40%60%80%100%料金安全性乗降場所運行時間非常に重要重要あまり重要でない全く重要でない 独立性の検定:P=0.000 **(**: P<0.01) 図 7-6 公共交通サービスの重要度(利用経験あり) 88

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