中山間地域における高齢者モビリティ調査
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そこで、バス・タクシー・福祉サービスと回答した『サービス選択群』、家族の送迎と回答した『家族送迎選択群』、わからないと回答した『未検討群』の3群を設定し、運転をやめた後の移動手段の選択要因を明らかにするため、個人の健康状態や生活状況、世帯の属性や交通手段の利用経験を説明変数とした群間の判別分析を行う。分析は、パターン①:サービス選択群-家族送迎選択群、パターン②:サービス選択群-未検討群、パターン③:家族送迎群-未検討群の3パターンについて、表 7-2に示す説明変数を用いて数量化Ⅱ類を行い、各要因の影響度合いを明らかにする。 表 7-2 説明変数のカテゴリーとサンプル数 アイテム カテゴリー パターン① パターン② パターン③ 性別 男性 214 235 133 女性 80 85 41 年齢 65~69歳 83 94 51 70~74歳 86 93 55 75~79歳 62 71 35 80~84歳 43 44 23 85~89歳 20 18 10 世帯 ひとり暮らし 23 28 11 高齢者のみ 109 128 61 子供などとの同居 162 164 102 介護・介助 必要なし 262 286 154 何らか必要 32 34 20 通院頻度 定期的に通院 230 241 133 病気やケガの時だけ 64 79 41 仕事 している 165 178 97 していない 129 142 77 運動 している 160 179 83 していない 134 141 91 趣味 娯楽 あり 120 127 53 なし 174 193 121 近所のバス停 あり 235 249 130 なし 59 71 44 バス利用経験 あり 123 133 36 なし 171 187 138 83

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