中山間地域における高齢者モビリティ調査
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4-2-4. 猿投支所ヒアリング結果 猿投支所では、天野支所長と鈴木担当長へヒアリングを行った。 所管支所が都市部に位置するため、他の支所と比較して高齢者対策などがあまり実施されておらず、地域バス(石野交流館コースなど)の運営協議会も本年度立ち上がったばかりである。今後、運営協議会が移動の実態や公共交通のあり方を検討していく予定であるため、連携して進めていきたいとの要望があった。 4-3. 調査票の設計 前章で整理した既存調査や展開されている各種サービスの実態を踏まえて、本調査では中山間地域のより詳細な日常生活・移動実態を把握するため、表 4-6に示しているA日常生活の実態・B移動手段の利用状況と今後の意識、C今後の移動サービス、D今後の居住意向、E個人属性の5つを柱とした調査票を作成した。旭地区で実施した調査票を図 4-2~ 図 4-8に示す。 表 4-6 調査票の構成 調査票の構成・調査項目 A:日常生活の実態 買物への外出状況(頻度・手段・目的地・時間帯) 病院への通院(頻度・移動手段・目的地・時間帯) お仕事(頻度・職種・目的地・手段) 運動(種目・頻度・移動手段) 趣味・娯楽(種目・頻度・移動手段) B:移動手段の利用状況と 今後の意識 自動車の運転状況・電気自動車・今後の運転 公共交通の利用状況(最寄りのバス停名・経験・今後の利用) C:今後の移動サービス 相乗りについて(経験・抵抗感・目的別) 地域でのボランティア輸送(可能性・協力項目) 公共交通サービスの重要度 D:今後の居住意向 E:個人属性(年齢・世帯属性・健康状態・地域活動など) 46

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