中山間地域における高齢者モビリティ調査
46/99
4-1-3. 対象地域の選定 本研究では、地区特性の分類および地域公共交通の取組み状況などから、以下の3地区を対象とする。 【旭地区】 地域特性:高齢化が顕著で、高齢夫婦世帯が多い。 公共交通:地域バスは定時定路線+デマンドバス 【小原地区】 地域特性:高齢化が顕著で、将来限界集落と成りうる町丁(高齢化率75% 以上世帯数20世帯未満)を多く抱えている。 公共交通:地区全域のデマンドバス 【石野地区】 地域特性:都市部に隣接しており、過疎地の様な危機感が低い。 公共交通:福祉バスとして運行されていたが、地域バスとして再編される。 4-2. 所管支所へのヒアリング調査 4-2-1. 調査概要 前節で選定した旭支所・小原支所・猿投支所(石野地区を所管)を対象に、ヒアリング調査を実施した。調査日は2014年3月25日、支所長および地域交通の担当者(小原支所は包括支援センターの職員も同席)に対応いただいた。主なヒアリング項目を以下に示す。 ①高齢者の日常生活・移動実態等の把握状況 ・ 日常生活状況の調査実績と調査概要(方法) ・ 移動実態の調査実績と調査概要(方法) ・ 今後定常的に実態を把握できる調査方法案 (自治区、支所、民生委員、老人会、その他市民団体との連携‥) ②今後の地域設計 ・「地域の発展」・「生活サービスの確保」・「移動手段の確保」に向けた考え・ビジョン ・ 現在の生活支援サービスの施行状況・地域に必要なサービス ・ 地域バスの利用促進(活用策)・ビジョン(地域バスをどの様に定着させたいか) ・ 公共交通評価の仕組み、運営の仕組みに関するご意見 43
元のページ
../index.html#46