中山間地域における高齢者モビリティ調査
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3-7-2. 豊田市が実施の移動支援サービス (1)基幹バス・地域バスの拡充 高齢者や学生をはじめ誰もが安全安心に移動できる公共交通ネットワークを構築することを目的として、地域、交通事業者及び行政との共働で地域の実状に合った交通手段を確立する。基幹バスは、都心、駅、支所などを相互に結ぶ基幹バスの拡充を図り、地域バスは、地域が主体となって運行経路・運行形態や運行する車両などを検討する。 (2)外出支援サービス 高齢者や障がい者が自由に社会参加できるまちづくりを行うことを目的として、次の事業を実施している。 ①自動車学校のスクールバスなどを利用した高齢者等交通対策事業 市内の2つの自動車学校の協力により、教習生送迎用に運行しているスクールバスの空きスペースに、無料で乗車ができるサービスである。平成23年10月現在34路線あり、利用時間は平日の午前9時から午後4時頃まで、自動車学校の社会貢献策の一環として行われている。対象者は高齢者か障がい者手帳の交付を受けている人で、一人で車両の乗り降りができることが必要となる。 ②福祉車両運行事業(移送サービス) 通常の車両では移動が困難な人(車いす利用者など)を対象として、リフト付き車両による自宅から目的地までの個別の送迎を行っている。専用車両1台と障がい者福祉施設の送迎用車両3台の空き時間を利用して、午前8時から午後10時まで毎日運行している。 ③NPO法人等による福祉有償運送 NPO法人や社会福祉法人などが、要介護者や障がい者など、単独では公共交通機関を使用して移動することが困難な人を対象に、通院、通所、レジャーなどを目的に会員制の有償送迎サービスを実施している。 (3)ひとり暮らし高齢者等移動費助成事業 移動に関して家族の支援を受けることが困難なひとり暮らし高齢者などが、地域において自立した生活を送ることを目的として、タクシーの乗車料金の一部を助成している。対象者は介護保険の認定を受けているひとり暮らし高齢者などで、1人につき年間16,000円相当(1回の乗車で利用できる助成券の上限は、料金の半額まで)の助成券を交付している。 (4)シルバーカー購入費助成事業 自らの足を使って外出する機会を増やすことで、高齢者の日常生活での便宜を図るとともに、地域への社会参加の促進、介護予防及び健康増進に寄与することを目的として、歩行の補助として使うシルバーカー(歩行補助車)の購入費の2分の1(上限額は1万円)を助成している。 (5)高齢者の交通安全支援事業 ①豊田市交通安全学習センター高齢者講習 交通安全学習センター内外で高齢者向けの交通安全講習を行う。 33
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