中山間地域における高齢者モビリティ調査
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地区別の交通流動について、公共交通基本計画報告書では以下の様に整理されている42)。 ①藤岡地区 ・ 全体として、挙母・高橋地区、隣接する保見・猿投地区、及び藤岡地区内での南地区への流出割合が高く、通勤通学ではみよし・高岡地区、及び名古屋市への流出割合も高い。 ・ 通学を除き自動車分担率は90%前後を占める。 ②小原地区 ・ 全体として、挙母・高橋・保見・猿投地区、及び藤岡地区への流出割合が高く、通勤通学では名古屋市、瀬戸市、さらに通勤では高岡地区への流出割合も高い。 ・ 通勤・買物等では自動車分担率が90%を超える。通院の公共交通分担率は8%程度である。 ・ 通学の公共交通分担率は26%と若干高く、徒歩等の割合が低い。 ③足助地区 ・ 全体として、挙母・高橋・猿投地区への流出割合が高く、通勤通学では名古屋市、岡崎市、さらに通勤では高岡地区への流出割合も高い。 ・ 足助東地区では、通勤の自動車分担率は90%を超える。通院・買物等は公共交通分担率が比較的高く、反対に徒歩等の割合が低い。 ・ 足助西地区では,通院の自動車分担率も90%程度を占める。 ④下山地区 ・ 全体として、挙母・高橋地区、及び岡崎市への流出割合が高く、通勤では高岡・三好地区への流出割合も高い。 ・ 通勤の自動車分担率は90%を超える。通院では公共交通分担率が20%と比較的高く、反対に徒歩等の割合が低い。 ⑤旭地区 ・ 全体として、挙母・足助西地区への流出割合が高く、目的によって若干異なるが高岡・保見・猿投・藤岡地区、及び名古屋市への流出もある。 ・ 通勤・買物等の自動車分担率は95%を超える。通院では公共交通分担率が16%と比較的高く、反対に徒歩等の割合が低い。 ⑥稲武地区 ・ 全体として、自地区内での移動割合が高いが、挙母・足助西地区への流出割合も比較的高く、通勤では高岡・旭地区、及び県外、買物等では名古屋市、岡崎市への流出もある。 ・ 通勤・買物等の自動車分担率は80%を超える。通院・買物等は公共交通分担率が比較的高く、反対に徒歩等の割合が低い。 14

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