中山間地域における高齢者モビリティ調査
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3-2. 豊田市の高齢化 豊田市における支所・交流館が設置されている地区別の2014年11月1日現在の人口・人口密度・高齢化率を表 3-1に示す41)。 豊田市全体での高齢化率は21%であるが、平成17年に市町村合併した旧町村部のなかでも小原・足助・旭・稲武の高齢化率が30%を超えており、旭・稲武に至っては40%以上である。一方、中山間地域においても藤岡地区の高齢化率が16%であり、市内で最も低い高齢化率である。これは、都心部や工業団地に近接している地区特性から、新たな宅地開発が行われている影響である。 表 3-1 地区別の高齢化率 人口(人) 人口密度(人/km2) 高齢化率(%) 総数 422,041 460 21% 挙母 130,450 3,323 18% 高橋 55,347 1,895 23% 上郷 33,924 1,553 22% 高岡 78,670 2,010 20% 猿投 70,830 605 21% 松平 10,286 236 21% 藤岡 19,788 302 16% 小原 3,939 53 36% 足助 8,453 44 37% 下山 4,895 43 27% 旭 2,911 35 43% 稲武 2,548 26 42% 3-3. 豊田市における高齢者モビリティの把握実態 中山間地域を含めて全市的な移動実態を把握している交通実態調査は、平成17年に実施された人の動き調査と、平成23年の第5回中京都市圏パーソントリップ調査である。これらの調査で把握されている移動実態について、既存報告書を用いて整理する。 表 3-2 全市的な調査一覧 調査名 調査時点 対象 中山間 第4回PT調査 H13.10 中京都市圏全域(旧豊田市のみ) 人の動き調査 H17.6 旧町村地域居住者(藤岡、小原、足助、下山、旭、稲武地区) ○ 第5回PT調査 H23.10 中京都市圏全域(豊田市全域) ○ 11

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