自転車の同調実験を実施しています

皆さんは自転車に乗るとき、車道と歩道のどちらを走りますか。

自転車は「車両」として位置づけられていますので、原則、車道を走らなければなりません。しかし、現在は自転車が「車両」であるという理解が十分に浸透していない、あるいは自転車が歩道と車道のどちらを走っていいのか分からない道路整理状況となっていることから、車道を走りづらい環境となっております。そのような曖昧な状況であるため、豊田市においては、自転車の交通事故死傷者数、割合は増加傾向にあります。

そこで当研究所では、「自転車走行空間の整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究」と題して、利用されていない自転車走行空間の構造的あるいは心理的な原因を探し出すとともに、自転車のサクラ走行等といった心理的な方法により車道の利用率向上に向けた取り組みを行っています。

写真は朝の調査風景です。車道の通行率や逆走率はどの程度あるのか、車道をサクラ走行した場合、どのような影響があるのかを調査しています。

【調査の様子】