まちべんニュース
第144回目まちべんを開催します『よそ者として見る豊田の公共交通—これからの魅力的な姿を考えながら—』
とき | 2024年11月20日(水)午後6時30分~7時30分頃 |
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ところ | とよた市民活動センター「研修室」 ※オンライン(ZOOM)参加可能 |
講師 | 鈴木 渉(豊田都市交通研究所 研究員) |
参加費 | 無料 ※申し込み・お問合せ HPお問い合わせフォーム もしくは電話:0565-31-7543 |
次回の内容について
今後のまちべんスケジュール(予定)
※変更になる場合もありますので最新ニュースをご確認ください。
現代のまちは様々な問題を抱えています。 渋滞だったり、交通事故だったり、公共交通の不便さだったり、環境の悪化だったり。みなさんも一度は感じたことがあるのではないでしょうか? より住みよい、素敵な「まち」にしていくためにはどのようなことをしていけば良いのでしょうか? 私たちのまちをより住みやすくするために市民の皆様と一緒に交通問題について勉強する「まちと交通勉強会(まちべん)」を開催します。
市民の皆さまが普段から疑問に思っていること、「こうしたらより住みやすくなるのに」というアイデアこそ、まちをより一層素敵なものへと変えていく原動力になると信じています。 みなさまと共に意見を交換し合い、共有する場を一からつくっていきたいと考えております。 お気軽に参加頂き、いろいろな立場の方たちと意見交換してみませんか?
開 催 日 程 | 開 催 内 容 |
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第144回 (2024年11月20日~) |
よそ者として見る豊田の公共交通—これからの魅力的な姿を考えながら—話題提供者 鈴木 渉(豊田都市交通研究所 研究員) |
第143回 (2024年10月06日~) |
ラリー選手トークショー&サイングッズ抽選会話題提供者 ゲスト講師:松本 優一 選手(現役ラリー選手 コ・ドライバー) |
第142回 (2024年09月18日~) |
能登半島地震における支援物資の実態と課題話題提供者 樋口恵一 大同大学 准教授 |
第141回 (2024年08月21日~) |
高齢ドライバについて考える-高齢者講習受講者の特徴からみた助言・指導の検討-話題提供者 山岸未沙子 主席研究員 |
第140回 (2024年06月19日~) |
TTRIでの20年間を振り返る話題提供者 安藤良輔 主幹研究員 |
第139回 (2024年05月15日~) |
ゾーン30プラスと住民合意話題提供者 三村泰広 研究部次長 |
第138回 (2024年04月17日~) |
自動運転バスは地域のモビリティ環境をどう変えるのか?話題提供者 山崎基浩 研究部長 |
第137回 (2024年02月21日~) |
「令和6年能登半島地震」 なぜ、あれほどの「被害」になったのか?なぜ、「対応が遅い」と感じるのか?~明日の豊田を考える。~話題提供者 高桑俊康 主任研究員 |
第136回 (2024年01月17日~) |
携帯電話位置情報データを用いた豊田市中心市街地での回遊行動話題提供者 大澤脩司 主任研究員 |
第135回 (2023年10月18日~) |
地域公共交通確保の課題と地域共助のあり方を考える話題提供者 山﨑 基浩 主幹研究員 |
第134回 (2023年09月20日~) |
みんなで支えるこれからの「みち」の在り方について話題提供者 三村泰広 主幹研究員 |
第133回 (2023年08月23日~) |
研究部活動報告話題提供者 安藤良輔 研究部部長・主幹研究員 |
第132回 (2023年06月21日~) |
将来の街の体験・評価に向けたVR活用について話題提供者 町田 氏 豊田中央研究所 |
第131回 (2023年05月17日~) |
高齢ドライバーの人間特性と運転行動を考慮した危険事象の推定話題提供者 山岸未沙子 主任研究員 |
第130回 (2023年04月19日~) |
中国のモータリゼーションと高速道路整備話題提供者 趙勝川 氏 中国大連理工大学 教授 |
第129回 (2023年02月15日~) |
燃料電池自動車と水素ステーションの受容性に関する研究話題提供者 佐藤仁美 氏 名古屋大学特任准教授 |
第128回 (2023年01月18日~) |
人流データを活用した豊田市駅周辺の回遊行動について話題提供者 大澤 脩司(豊田都市交通研究所 研究員) |
第127回 (2022年12月21日~) |
災害復興におけるNPO・ボランティアの位置付け話題提供者 高桑 俊康(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第126回 (2022年11月30日~) |
交通死亡事故の効果的な予防対策に向けて ~豊田市ヒヤリハット体験調査2022~話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第125回 (2022年10月19日~) |
深層学習のLSTMでコロナ禍の影響を受けた道路交通量の予測について話題提供者 穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第124回 (2022年09月21日~) |
歩行者優先の交通社会醸成に向けて話題提供者 山﨑 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第123回 (2022年08月17日~) |
研究所活動報告話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部部長/主幹研究員) |
第122回 (2022年06月15日~) |
これからの「みち」の在り方について ~利用者意識分析を通じて~話題提供者 三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第121回 (2022年05月18日~) |
高齢運転者を対象とした先進的自動車保険の利用による効果分析話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第120回 (2022年04月20日~) |
GPSで運転習慣の実態調査話題提供者 山岸 未沙子(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第119回 (2022年02月16日~) |
防災がめざすべき”2つの頂き話題提供者 高桑 俊康(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第118回 (2022年01月19日~) |
二段階横断施設による安全・快適な道路空間形成話題提供者 鈴木弘司 氏 (名古屋工業大学准教授) |
第117回 (2021年12月15日~) |
「クルマのまち」ならではの歩行者優先施策を考える~歩行者事故の削減を目指して~話題提供者 山﨑 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第116回 (2021年11月17日~) |
電動車両の災害活用話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第115回 (2021年10月20日~) |
リアルタイム情報に基づいた信号制御システム話題提供者 穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第114回 (2021年09月15日~) |
健康寿命延伸と交通施策話題提供者 鈴木 雄(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第113回 (2021年08月18日~) |
研究所活動報告話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部部長/主幹研究員) |
第112回 (2021年06月16日~) |
自転車通行空間の適正利用にむけて話題提供者 三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第111回 (2021年05月19日~) |
都市部の地下空間利用を考える話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第110回 (2021年04月21日~) |
交通事故オープンデータの利活用話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第109回 (2021年02月17日~) |
農地転用から見た豊田市の都市の広がりについて話題提供者 坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員) |
第108回 (2021年01月20日~) |
高齢運転者のための安全・安心な環境整について話題提供者 三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第107回 (2020年12月16日~) |
公共交通乗り放題体験に伴う交通・消費行動変化について話題提供者 石井 真(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第106回 (2020年11月18日~) |
バスロケデータの利活用について話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第105回 (2020年10月21日~) |
Wi-Fiパケットセンサーによる豊田市都心の人の動き話題提供者 西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第104回 (2020年09月16日~) |
リアルタイム情報に基づく平面交差点信号制御システム最適化について話題提供者 穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第103回 (2020年08月19日~) |
コロナ時代の豊田市の暮らしについて~都市と交通の観点から~話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第102回 (2020年06月17日~) |
災害停電時の電動車両活用に関する調査ー北海道胆振東部地震に伴うブラックアウトを事例としてー話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第101回 (2020年05月20日~) |
高齢者にMMは効くのか?~IC乗車券による乗車体験の効果と「終活MM」の課題~ ※開催記録・質疑応答を掲載しました。話題提供者 山﨑 基浩(豊田都市交通研究所次長 主幹研究員) |
第100回 (2020年02月19日~) |
豊田市中山間地域での居住を考える話題提供者 佐藤 雄哉 氏(豊田工業高等専門学校 准教授) |
第99回 (2020年01月15日~) |
自動車の年間走行距離を自治体別に推計する手法の検討話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第98回 (2019年12月11日~) |
豊田市におけるMaaS導入可能性の検討話題提供者 石井 真(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第97回 (2019年11月20日~) |
第3期中心市街地活性化基本計画について話題提供者 嶌 和典氏(豊田市役所 商業観光課 中心市街地担当 担当長) |
第96回 (2019年10月16日~) |
自転車の安全安心な通行に向けて話題提供者 三村 泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第95回 (2019年09月18日~) |
豊田市における高齢運転者による交通事故の特性分析話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第94回 (2019年08月21日~) |
研究所活動報告話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第93回 (2019年07月17日~) |
地域への自動運転サービスの導入に向けた検討話題提供者 西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第92回 (2019年06月12日~) |
生活道路に着目した交通事故の分析・検討話題提供者 坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員) |
第91回 (2019年05月15日~) |
日中国民の意識比較からみる交通とイノベーション話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員/研究部長) |
第90回 (2019年04月17日~) |
交通安全立哨活動の効果を考える話題提供者 山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員/研究部次長) |
第89回 (2019年02月20日~) |
超小型電気自動車によるCO2削減効果の実践的検証話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第88回 (2019年01月16日~) |
豊田市の目指す将来都市構造について話題提供者 坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員) |
第87回 (2018年12月12日~) |
様々な活動を考慮した豊田市における移動の利便性について話題提供者 嚴 先鏞(オム ソンヨン)(豊田都市交通研究所 研究員) |
第86回 (2018年11月14日~) |
豊田市における住居立地場所が世帯や行政の収支に及ぼす影響話題提供者 西堀泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第85回 (2018年10月17日~) |
高齢者のモビリティを考える話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第84回 (2018年09月12日~) |
人間行動と交通 ~移動を理解する~話題提供者 原田 昇(豊田都市交通研究所 所長) |
第83回 (2018年08月29日~) |
研究所活動報告話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第82回 (2018年07月18日~) |
歩行者保護運転の実態とドライバー意識 ~効果的な啓発施策の検討に向けた課題~話題提供者 山﨑 基浩 (豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第81回 (2018年06月13日~) |
豊田市における高齢者のタクシー利用について話題提供者 福本 雅之(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第80回 (2018年05月16日~) |
速度標識無の生活道路における運転者の速度遵守行動分析話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第79回 (2018年04月18日~) |
事故死ワーストワン返上と交通取締りのあり方を考える話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第78回 (2018年02月21日~) |
超高齢時代に向けた安全な交通環境づくりに向けて ~先進安全技術の効果から~話題提供者 三村 泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第77回 (2018年01月17日~) |
中山間地域の移動手段確保についての取り組み話題提供者 三輪 富生 氏(名古屋大学 未来材料・システム研究所 准教授) |
第76回 (2017年12月13日~) |
豊田エコ交通出前教室 ~交通ボランティアのすすめ~話題提供者 加藤 透(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第75回 (2017年11月15日~) |
次世代自動車の大量普及を目指した補助金制度に関する検討話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第74回 (2017年10月18日~) |
自動運転の今 ~国内の動向と人々の意識~話題提供者 西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第73回 (2017年09月13日~) |
自動運転時代の都市と交通を考える話題提供者 太田 勝敏(豊田都市交通研究所 所長) |
第72回 (2017年08月16日~) |
これからの交通課題と豊田都市交通研究所の役割 ~TTRI新中期ビジョンの策定に際して~話題提供者 山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第71回 (2017年07月19日~) |
免許返納とその課題話題提供者 野田 宏治 氏(豊田工業高等専門学校 環境都市工学科 教授) |
第70回 (2017年06月14日~) |
中国の都市化政策と農民工の居住・エネルギー消費に関する調査分析話題提供者 安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第69回 (2017年05月17日~) |
路線バスでのベビーカー利用に関する意識調査結果話題提供者 福本 雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第68回 (2017年04月19日~) |
ISAの利用経験による速度遵守意識の変化話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第67回 (2017年02月16日~) |
スマート交差点実証実験の評価 ~無信号交差点での一時停止実践を促すために~話題提供者 山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第66回 (2017年01月28日~) |
交通死亡事故の予防を目指して~全市ヒヤリ調査の事故リスクの活用~話題提供者 加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第65回 (2016年12月16日~) |
ドライバーの運転特性を知ろう-交通心理学の立場から-話題提供者 向井 希宏 氏(中京大学心理学部 教授) |
第64回 (2016年11月16日~) |
交通円滑化指標としてのバスプローブ話題提供者 加藤透(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第63回 (2016年10月19日~) |
タクシー日報を活用した流動分析話題提供者 福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第62回 (2016年09月28日~) |
自動運転技術による新しい交通社会と交通まちづくり話題提供者 太田勝敏(豊田都市交通研究所 所長) |
第61回 (2016年08月24日~) |
インターネットは交通行動を減らすのか?バーチャル(仮想)とリアル(現実)、行動と意識、交通そして都市話題提供者 西堀泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第60回 (2016年07月20日~) |
リアルタイム予約受付・配車システムによる次世代移動サービスの導入・展開話題提供者 金森 亮 氏(名古屋大学未来社会創造機構門 特任准教授) |
第59回 (2016年06月22日~) |
高齢者の生きがい創りに繋げる交通まちづくり話題提供者 樋口 恵一 (豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第58回 (2016年05月25日~) |
豊田市における四輪車相互事故の特性話題提供者 楊 甲 (豊田都市交通研究所 研究員) |
第57回 (2016年04月20日~) |
自動車運転と高齢者のQOL話題提供者 安藤良輔 (豊田都市交通研究所 研究部長) |
第56回 (2016年02月22日~) |
「まちけん活動報告」ボトムアップ型交通安全対策の取り組みと課題話題提供者 増岡義弘 氏(NPO法人 ひと育て・ものモノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長) |
第55回 (2016年01月25日~) |
若者の外出の減少を考える話題提供者 西堀泰英 (豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第54回 (2015年12月14日~) |
生活道路での速度抑制に向けたISAの効果検証~スマホによる助言型ISA実証実験~話題提供者 山﨑 基浩 (豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第53回 (2015年11月16日~) |
豊田市における障がい者の移動の実態と課題について~福祉有償運送の現場から~話題提供者 野下 浩平 氏 (NPO法人豊田ハンディキャブの会) |
第52回 (2015年10月19日~) |
豊田市のエコ交通の取り組み状況話題提供者 加藤 透 (豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第51回 (2015年09月12日~) |
豊田市の交通安全ヒヤリマップ話題提供者 加藤 秀樹 (豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第50回 (2015年08月24日~) |
とよた快適自転車プラン~豊田市自転車利用環境整備計画~について話題提供者 花田 潤治 氏(豊田市 建設部建設企画課) |
第49回 (2015年07月21日~) |
運輸事業の人材確保の課題話題提供者 福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第48回 (2015年06月22日~) |
PHVの電費・燃費に影響を与える要因話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 研究員) |
第47回 (2015年05月26日~) |
自転車通勤を促進と安全の促進に向けたヒント話題提供者 樋口恵一(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第46回 (2015年04月27日~) |
ゾーン30の効果を高めていくための対策話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第45回 (2015年02月16日~) |
まちけん活動報告話題提供者 増岡義弘 氏(NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長) |
第44回 (2015年01月19日~) |
PMV:利用者の評価とその可能性話題提供者 安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第43回 (2014年12月15日~) |
タクシー事業の実態と新たな輸送サービス話題提供者 福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第42回 (2014年11月17日~) |
交通事故防止に向けて行政、企業、市民として取り組めること話題提供者 信田 正美 氏(交通安全計画アナリスト) |
第41回 (2014年10月27日~) |
バスの利用促進を考える話題提供者 伊藤 浩之 氏(公共交通利用促進ネットワーク)、山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第40回 (2014年09月30日~) |
豊田の都心交通まちづくりの論点話題提供者 太田勝敏(豊田都市交通研究所 所長) |
第39回 (2014年08月25日~) |
豊田エコ交通月間のご紹介話題提供者 柵木明夫(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第38回 (2014年07月28日~) |
豊田市で効果的なスマートドライブについて話題提供者 加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第37回 (2014年06月30日~) |
豊田市交通安全学習センターの取り組みについて~市民から盛り上がる交通安全~話題提供者 伊藤 嘉康 氏(豊田交通安全学習センター センター長) |
特別編 (2014年06月20日~) |
ブータンの交通事情話題提供者 河合 正吉 氏(元JICAシニア海外ボランティア) |
第36回 (2014年05月26日~) |
新たな生活道路の交通安全対策話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第35回 (2014年04月28日~) |
防災まちづくりの中で救援物資のことを考えよう!話題提供者 樋口恵一(豊田都市交通研究所 研究員) |
第34回 (2014年02月24日~) |
環境先進都市をめざして話題提供者 杉浦 栄紀 氏(豊田市企画政策部環境モデル都市推進課主査) |
第33回 (2014年01月27日~) |
豊田市の公共交通評価話題提供者 山崎基浩 (豊田都市交通研究所主席研究員) |
第32回 (2013年12月16日~) |
デマンド交通の特徴話題提供者 福本雅之 (豊田都市交通研究所主任研究員) |
第31回 (2013年11月25日~) |
「豊田エコ交通」活動のご紹介話題提供者 柵木明夫 (豊田都市交通研究所主席研究員) |
第30回 (2013年10月21日~) |
自転車の交通安全話題提供者 小野剛史 (豊田都市交通研究所主任研究員) |
第29回 (2013年09月30日~) |
路車間通信による安全運転支援システム話題提供者 岩田 康也 氏(トヨタ自動車株式会社 IT・ITS企画部) |
第28回 (2013年08月26日~) |
WEBアンケートを用いたヒヤリハット地点の把握と活用話題提供者 加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第27回 (2013年07月29日~) |
豊田市低炭素社会システム実証 都市交通システム「ハーモ」について話題提供者 早田敏也 氏 、池上照子 氏(トヨタ自動車株式会社IT・ITS企画部) |
第26回 (2013年06月24日~) |
立哨活動による速度抑制効果話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所研究部主任研究員) |
第25回 (2013年05月20日~) |
立ち乗り型パーソナルモビリティの受容性について話題提供者 安藤良輔(豊田都市交通研究所研究部長) |
第24回 (2013年04月22日~) |
ゾーン30整備による注意喚起話題提供者 樋口恵一(豊田都市交通研究所研究員) |
第23回 (2013年02月25日~) |
豊田スタジアムとまちづくり話題提供者 吉田眞理 氏(豊田スタジアム代表取締役副社長) |
第22回 (2013年01月28日~) |
自治体バス運行における事業者の役割話題提供者 山﨑基浩(豊田都市交通研究所主席研究員) |
第21回 (2012年12月19日~) |
おいでんバスを地域住民の視点から考える話題提供者 加知範康(豊田都市交通研究所主任研究員) |
第20回 (2012年11月26日~) |
交通環境問題の現在、過去、未来話題提供者 加藤秀樹(豊田都市交通研究所主任研究員) |
第19回 (2012年10月29日~) |
生活道路における速度抑制の新技術話題提供者 小野剛史(豊田都市交通研究所主任研究員) |
第18回 (2012年09月24日~) |
パーソナルモビリティに関する研究報告話題提供者 小島文毅 氏 (NPO法人ITSプラットフォーム21) |
第17回 (2012年08月27日~) |
知的障がい者が抱える交通問題話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第16回 (2012年07月30日~) |
通勤における自転車交通のあり方話題提供者 樋口恵一(豊田都市交通研究所 研究員) |
第15回 (2012年06月25日~) |
鉄道廃止後の地域変化話題提供者 國定精豪(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第14回 (2012年05月28日~) |
プローブデータからみたヒヤリハット実態話題提供者 加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第13回 (2012年04月25日~) |
電動アシスト自転車を使ったまちなか周遊の可能性話題提供者 安藤良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員) |
第12回 (2012年02月24日~) |
持続可能なまちづくりについて考える話題提供者 加知範康(豊田都市交通研究所 研究員) |
第11回 (2012年01月27日~) |
自治体における地域公共交通サービス確保の検討の実態話題提供者 山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第10回 (2011年12月02日~) |
エコドライブの理論と実践話題提供者 加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第09回 (2011年10月28日~) |
自転車と交通安全を考える話題提供者 安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長) |
第08回 (2011年09月30日~) |
無理なく楽しめるエコ通勤を目指して話題提供者 加知範康(豊田都市交通研究所 研究員) |
第07回 (2011年08月26日~) |
自転車共同利用の意義と効果~通勤端末としての自転車の活用意義とその効果について~話題提供者 國定精豪(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第06回 (2011年07月22日~) |
通勤MMにおける行動変容の動機に関する考察~豊田市における通勤モビリティ・マネジメント話題提供者 山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主席研究員) |
第05回 (2011年06月22日~) |
障がい者が抱える交通課題話題提供者 河合正吉(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第04回 (2011年05月20日~) |
交差点カラー舗装化対策の効果話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第03回 (2011年04月20日~) |
地域ITSに対する市民評価話題提供者 安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長、主幹研究員) |
第02回 (2011年02月25日~) |
パーソナルモビリティの導入可能性話題提供者 西堀泰英(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
第01回 (2011年01月21日~) |
公共交通と市民意識~住民意識調査による公共交通の評価に関する一考察~話題提供者 三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員) |
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第144回まちべんを開催しました!
日時:2024年11月20日(水)18:30~19:30場所:T-FACE 9階 市民活動センター「研修室」
話題提供者:鈴木 渉(豊田都市交通研究所 研究員)
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第143回まちべんを開催しました!
日時:2024年10月06日(日)13:45~14:45場所:豊田スタジアム会議室1(とよた産業フェスタ2024)
話題提供者:ゲスト講師:松本 優一 選手(現役ラリー選手 コ・ドライバー)
参加者:43名
第143回まちべんは、「ラリーとまちづくり」をテーマに松本選手をお招きして、特別会として「とよた産業フェスタ2024」内の企画として実施しました。
大澤主任研究員の司会で、松本選手からラリー観戦未経験者でも分かりやすいルールや魅力の紹介、選手にしかできない話などをお話いただき、また、最後のサイングッズ抽選会&質問コーナーでは、参加者から「これまでに一番思い出に残るシーンは何か」「ラリー選手でもクルマ酔いするのか」など、幅広い質問をいただき、盛況のうちに終えることができました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第142回まちべんを開催しました!
日時:2024年09月18日(水)18:30~19:30場所:T-FACE 9階 市民活動センター ホール
話題提供者:樋口恵一 大同大学 准教授
参加者:30名(会場参加26名、オンライン参加4名)
第142回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、樋口准教授から、「能登半島地震における支援物資の実態と課題」をテーマに、今年1月に発生した能登半島地震の主にインフラ、ライフラインの被害の概況を振り返り、救援・復旧・復興活動の中で支援物資の遅れについて、物資伝票データの分析による実態把握やヒアリングによる運用面での実態把握に基づく課題を提起していただきました。また、能登半島地震の経験を踏まえた今後の取り組みとして、運送事業者、地元事業者、住民を巻き込んだ防災計画づくりなどについて話をしていただきました。
議論の場では、「内閣府・物資調達輸送調整等支援システムはシステマチックに対処できるようになっていて、今回上手く機能したのか」、「被災地域完結型の支援ではなく、都市間相互協力により相互の支援、住民の避難を他都市で受けるといったような対策は考えられるのか」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第141回まちべんを開催しました!
日時:2024年08月21日(水)18:30~19:30場所:T-FACE 9階 市民活動センター ホール
話題提供者:山岸未沙子 主席研究員
参加者:21名(会場参加14名、オンライン参加5名)
第141回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、山岸主席研究員から、「高齢ドライバについて考える」をテーマに、2016年度弊所で実施した高齢者講習受講者対象の調査で行ったアンケート結果を用いて、回答の特徴に基づき受講者を四つのクラスに分類し、クラスごとの運転行動の傾向から助言・指導の方向性について提案しました。
議論の場では、「クラス間の優劣はあるのか」、「この分類は、他の年齢層でも使えるのではないか」、「社会性、社会規範に対する意識は反映されているか」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第140回まちべんを開催しました!
日時:2024年06月19日(水)18:30~19:30場所:T-FACE 9階 市民活動センター ホール
話題提供者: 安藤良輔 主幹研究員
参加者:33名(会場参加25名、オンライン参加8名)
第140回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、安藤主幹研究員から、「TTRIでの20年間を振り返る」をテーマに、
当研究所の組織力の強化、研究力の向上、発信力の強化など、この20年間の取り組みついて説明しました。
当日は、これまでお世話になった方、当研究所OBの方など多くの方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第139回まちべんを開催しました!
日時:2024年05月15日(水)18:30~19:30場所:豊田市中央図書館 6階多目的ホール
話題提供者:三村泰広 研究部次長
参加者:28名(会場参加21名、オンライン参加7名)
第139回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、三村主幹研究員から、ゾーン30プラスの概要、取り組み推進の背景などについての説明の後、ゾーン30プラス導入の際に重要となる地域住民の同意の可能性について、昨年、豊田市内の自治区の区長を対象に行ったアンケート調査結果を基に、同意を得られる理由、得られない理由についての分析結果、考察など説明しました。
議論の場では、「住民の同意が得られることは大事だが、自治区長と住民の考えに乖離があるとは考えられないか」、「住宅密集地は上手くいくと思うが、商業地域ではなかなか難しいのではないか」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第138回まちべんを開催しました!
日時:2024年04月17日(水)18:30~19:30場所:とよた市民活動センター ホール ※オンライン(Zoom)参加可能
話題提供者:山崎基浩 研究部長
参加者:28名(会場参加19名、オンライン参加9名)
第138回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の大澤主任研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、山崎主幹研究員から、地域公共交通の課題と対応の変遷や社会状況の変化についての説明の後、昨年豊田市で実施した、自動運転バスの実証運行の実績、アンケート結果から見える利用者・住民の意識、これからの課題について説明を行いました。
議論の場では、「沿線の地域住民が感じる不安は、イメージから来るものなのか?」、「今回のルートは片側一車線で歩道も狭く、自転車も多く、自動運転のハードルは高いと思う。片側2車線で道路状況の良いところが自動運転の導入に向いているのでは?」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第137回まちべんを開催しました!
日時:2024年02月21日(水)18:30~19:30場所:とよた市民活動センター会議室 ※オンライン(Zoom)参加可能
話題提供者:高桑俊康 主任研究員
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第136回まちべんを開催しました!
日時:2024年01月17日(水)18:00~19:00場所:豊田市中央図書館 6階多目的ホール
話題提供者:大澤脩司 主任研究員
参加者:28名(会場参加21名、オンライン参加6名)
第136回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日の進め方・テーマについて説明がありました。
続いて、大澤主任研究員から、「中心市街地のにぎわい創出とは」、「人流データから見るにぎわい」等について報告がありました。
議論の場では、「外れ値の算出にあたり、平日と休日の関係性は加味しているか」、「外れ値とイベントに関係性があるのでは」、「平日、休日、朝夕、年齢と細かく回遊行動を分析してはどうか」、「人流データと店舗等の売り上げデータを関係づけて分析できると良い」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第135回まちべんを開催しました!
日時:2023年10月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山﨑 基浩 主幹研究員
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第134回まちべんを開催しました!
日時:2023年09月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村泰広 主幹研究員
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第133回まちべんを開催しました!
日時:2023年08月23日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤良輔 研究部部長・主幹研究員
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第132回まちべんを開催しました!
日時:2023年06月21日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:町田 氏 豊田中央研究所
参加者:21名(会場参加10名、オンライン参加11名)
第132回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
街を開発していくためには様々な方々との合意形成が必要になります。
主な手段として、設計図面や映像共有で実施されていますが、人目線での
より効果的・効率的な手段としてVR(バーチャル・リアリティ)の活用が挙げられます。
そこで、豊田市駅周辺の再開発に対して、昨年9月の実証実験にて行政、企業、住民等
100名近くの方々に将来の豊田市駅のVR体験を実施しました。
今回のまちべんでは、そのときに得られた意見・感想と、良い街づくりのためにVRを活用した
街路や広場における心理実験の事例を紹介し、街づくりに必要な技術や評価項目について
のお話と議論がなされました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第131回まちべんを開催しました!
日時:2023年05月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山岸未沙子 主任研究員
参加者:20名(会場参加名9、オンライン参加11名)
第131回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の高桑主任研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、山岸主席研究員から「高齢ドライバの自動車利用実態」、「高齢ドライバの安全対策及び交通安全白書での取り扱い」、「機能や意識からの危険事象(急減速事例:RDE)の発生可能性に対する推定結果」等について報告がありました。
議論の場では、「交通安全白書における高齢者運転者の位置付け」、「サポートカーの定義及びサポートカーに該当する自動車モデル」、「サポートカーと自動運転車の違い」、「サポートカー限定免許制度の取組み」、「75歳以上の方は季節によってトリップ数が大幅に異なること」、「高齢者の夜間または悪天候時の運転能力低下への対策」、「年齢の区切りではなく、認知機能に基づく運転能力の判断の重要性」、「同じ年齢層内での男女の認知機能及び視覚機能の違い」、「高齢者の運転の実態と特長を踏まえた今後の事故削減の施策」、「認知機能の判断方法」、「75歳以上の方運転免許更新時の手続き及びその中に認知症おそれあり・認知症のおそれなしと認知症判断の関係―認知症判断は医師によるものである」等について質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第130回まちべんを開催しました!
日時:2023年04月19日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:趙勝川 氏 中国大連理工大学 教授
参加者:19名(会場参加名11、オンライン参加8名)
第130回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の安藤研究部部長・主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、趙先生から「高度経済成長とモータリゼーション」、「モータリゼーションの問題点」、「高速道路整備計画及び整備状況」等について報告がありました。
議論の場では、「日本の道路整備から高速道路のサービスエアリア及び一般道路の道の駅などから借鑒できること」、「中国の総合交通体系をめざす方向性において、旅客または貨物それぞれ鉄道、道路、航空の目標とする分担率」、「交通事故死亡率が他の国と比べて高いことに対する削減目標や手段(例えば、飲酒運転の法律的な厳禁)」、「交通強国への転換には、インフラ整備に対して何が期待されるか」、「日本の私鉄網、地下鉄網、環状線などの鉄道サービスが中国の中心市街地交通渋滞解消にどの程度参考になっているか、自動車から地下鉄への切り替えが進まない理由」、「高速道路整備における方向性は量から質への転換には、重視すべきポイントはサービス水準の向上とか」、「中国高速道路整備は量的拡大に重点が置いたが、効率的な利用に向けて対策があるか」等について質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第129回まちべんを開催しました!
日時:2023年02月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:佐藤仁美 氏 名古屋大学特任准教授
参加者:26名(会場参加名17、オンライン参加9名)
第129回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、佐藤先生から「燃料電池自動車(FCV)の基本戦略と普及状況」、「FCV非保有者に向けたFCV購入意向などに関するアンケート調査結果」、「FCV保有者に向けたFCV購入理由・買い替え時FCV選択意向などのアンケート調査結果」、「水素ステーションの受容性に関するアンケート調査結果」等について報告がありました。
議論の場では、「FCV車種とデザイン多様化になれば、購入意向は向上するのか」、「FCVは日本で初めて発売されたが、現在中国・韓国などでの販売台数が多いのは、各国に水素ステーション普及状況の違いが要因なのか」、「水素ステーションの普及が難しい場合、同一地域を往来するバス・トラックなど商用車の普及から推進するべきか」、「ガソリンスタンドと水素ステーションのリスクを一緒に情報提供することで、自宅から距離に対するセンシティブな調査結果が明確になるのか」、「FCV保有者がタンクの安全性に不安を感じて代替えしない原因」等について質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第128回まちべんを開催しました!
日時:2023年01月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:大澤 脩司(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:21名(会場参加名10、オンライン参加11名)
第128回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、大澤研究員から「回遊活動把握の必要性」、「回遊活動把握手段とそれぞれの利点や欠点」、「人流ビッグデータ活用事例」、「KDDI Location Analyzerを用いた豊田市駅周辺来訪者の分析結果」等について報告がありました。
議論の場では、「商圏に居住者・勤務者・来訪者の判断方法とそれらの問題点」、「松坂屋閉店とT-FACEリニューアルに伴う他の場所の来訪者が大幅に変化した原因」、「閉店前とリニューアル後で居住地変化の要因:来訪者年齢層の変化とか、新しいアクセスができたのか」、「回遊行動の把握に対するKDDIデータの問題点と限界」、「ビッグデータを活用したジブリパークなど大型観光施設の開設とイベント開催に伴う回遊行動変化の分析や分析結果による今後インフラ設置の検討はできるか」、「豊田市が期待する人流と実態の差異があるか、豊田市は同じレベル中核市に比べて人流量が少ないか」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第127回まちべんを開催しました!
日時:2022年12月21日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:高桑 俊康(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18名(会場参加名8、オンライン参加10名)
第127回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山岸主任研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、高桑主任研究員から「ボランティアの定義」、「ボランティア活動の基本要件」、「ボランティアと奉仕の関係」、「ボランティアの登場は期待されるか否か」、「ボランティアの問題に関する考え」等について報告がありました。
議論の場では、「ボランティア活動の基本要件について、ボランティアが無理せずに意欲と能力や時間の余裕を持って行うこと」、「ボランティア団体は社会奉仕団体で、NPOは社会貢献団体であることについて」等の質問・コメントをいただきました。また、アンケートに「自助・共助・公助について」、「避難所の運営、物資の配布、炊き出しの栄養バランス、女性や子どもなど特別な配慮が必要な方々への対応などを踏まえて、被災者の権利を実現することに取り込んでいるソフィアプロジェクトについて」などのコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第126回まちべんを開催しました!
日時:2022年11月30日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 3F会議室(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:34名(会場参加18名、オンライン参加16名)
第126回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の高桑主任研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、加藤主席研究員から、「豊田市ヒヤリハット体験マップの特徴」、「豊田市交通死亡事故に予防対策の背景とその難しさ」、「ヒヤリハットWEB調査システム入力時のイメージ」等について報告がありました。
議論の場では、「2014年調査結果の最も危険な場所について今回の調査で改善した原因について」、「調査結果によるリスクの評価基準、予測方法があるかについて」、「子供と大人に分けて、対象によってリスク情報の提供について」、「歩行者側と自動車側ヒヤリハット体験の異同とそちらに対する調査の対応について」、「ヒヤリハットWEB調査システム現在の管理方と将来の保有、管理、と運用の在り方、システム活用の方向性について」、「ヒヤリハット登録の変更と削除の可能性、調査結果を歩行者向けの道案内やカーナビへの活用について」、「道路環境改善に有効な対策として、政府と警察庁との連携の必要性について」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第125回まちべんを開催しました!
日時:2022年10月19日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:19名(会場参加9名、オンライン参加10名)
第125回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、穆主任研究員から、「人工知能、機械学習、深層学習とLSTMの定義と区別」、「コロナ禍における道路交通流量の変化」、「LSTMを用いた道路交通流量の予測」等について報告がありました。
議論の場では、「予測のインプットやアウトプットとトレーニングデータやテストデータの期間について」、「LSTMが解消できる勾配問題について」、「別の時系列データ予測方法(例えばカルマンフィルタなど)と機械学習予測方法の比較について」、「この研究に関して、今日の属性(入力変数)を用いて明日交通流量の予測以外、様々な交通流量予測に使えるシナリオがあり、例えば、イベント開催前交通流量と渋滞状況を予測し、情報の提供について」、「コロナ収束時期における精度向上のために入力変数の追加について」、「工事情報と規制情報を入力変数として追加することについて」、「入力変数間相関関係の考慮について」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第124回まちべんを開催しました!
日時:2022年09月21日(水)18:00~19:00場所:とよしば(豊田市喜多町2丁目101)
話題提供者:山﨑 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:35名(会場参加25名、オンライン参加10名)
第124回まちべんは会場開催(とよしば)とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の加藤主席研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、山崎主幹研究員から、「TTRIでの歩行者優先研究の背景、経緯と過去の研究で得られた知見」、「豊田市の施策展開」、「歩行者優先意識の地域特性分析」等について報告がありました。
議論の場では、「ぴかっとわたるくんの設置場所とその特徴、使い方について」、「横断者とドライバーの止めってくれることと止まることの合意形成に気になることについて」、「横断安全施設の位置付けについて、ぴかっとわたるくんとその類似な施設は全部横断歩道に導入する必要ではなく、代表的な箇所に導入し、歩行者優先意識を植え付けることは意義がある」、「危険な箇所を絞って、情報共有の可能性と意義について」等の質問・コメントをいただきました。
今回は、屋外の名鉄豊田駅東口にある広場のとよしばで開催し、普段より多い方がご参加になりました。皆様と一緒に交通問題について議論する雰囲気で、来場者は楽しい時間を過ごしたかと思いました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第123回まちべんを開催しました!
日時:2022年08月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部部長/主幹研究員)
参加者:15名(会場参加6名、オンライン参加9名)
第123回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の穆主任研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、安藤主幹研究員から、「2021年度についての研究所評価結果」、
「2021年度までの政策提言実績」、「2022年に行って二つの政策提案」等について
報告がありました。
議論の場では、「自転車通行空間利用適正化の構造側と意識側の実施順位に関する
考えについて」、「バスの運行頻度が少なくなり、住民の外出需要を満足するために
対策について」、「交通弱者の定義、特に、歩行者、自転車、自動車の関係;
信号交差点における自転車の通行ルールについて」、「総評は研究所の視点であり、
市民(利用者)及び行政からの視点の評価について」、「現在市役所が実施している
歩行者に向けてとまってくれてありがとう活動について、自転車もこういう活動に
連携できるか」、「公共交通とマイナンバー相互に利用促進について」、
「クロスセクターの観点から豊田市役所の財政出の見直しができるか」等の
質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました!
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第122回まちべんを開催しました!
日時:2022年06月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:17名(会場参加8名、オンライン参加9名)
第122回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の楊主席研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、三村主幹研究員から、「日本全国・中部における道路の将来像、現在に道路管理の課題」、「みちに求める価値と道路維持管理に対する意識、二つのポイントに着目した分析の視点と方法、分析結果の考察とそれらに対する政策提言」等について報告がありました。
議論の場では、「国民の年齢層別トリップ数の区別の要因」、「アンケートにおける道路維持管理について幹線道路・生活道路それぞれに設問した結果;異なる交通手段利用者の結果の違い」、「様々な望ましい道路の姿の関係及びそれらの関係を定めるアプローチの必要性」、「国民、市民の理解を高めるため、道路整備について紹介・PRの必要性」、「道路維持管理の内容、流れなどに基づいて「みち」のあり方の検討を進めるか」、等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第121回まちべんを開催しました!
日時:2022年05月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:19名(会場参加4名、オンライン参加15名)
第121回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、楊主席研究員から「先進自動車保険の定義及び高齢運転者に適用する可能性」
「国内外に先進自動車保険に関する研究結果及び国内に販売の最新動向」
「高齢者に対するインタビュー調査とその結果を踏まえた方策提案」等について
報告がありました。
議論の場では「テレマティクス保険とドラレコ特約付き自動車保険の具体的な違い」
「運転診断結果の信頼性と年齢の関係、加齢に伴う自身へのネガティブな評価の受忍性が
低くなるか」「損保会社における調査対象とした保険を継続販売するか」
「年齢層によるコスト感の違い」「都道府県間の違いによる保険に対する信頼性や
評価は異なるか」「免許返納に関する考え及び高齢者の方のドラレコに関する考え」等の
質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第120回まちべんを開催しました!
日時:2022年04月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山岸 未沙子(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:14名(会場参加7名、オンライン参加7名)
第120回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の安藤研究部長/主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、山岸主任研究員から、「運転習慣の定義と内容」、「これまで運転習慣に関する調査のレビュー」、「実際の走行距離とアンケートに報告した走行距離の一致率が低い懸念点からGPSによる運転習慣の調査」等について報告がありました。
議論の場では、「車載GPSデータは運転者が変わることを識別できない問題点に対して、別の位置情報データ(例えば、スマートフォン)と顔識別などの手段で補助識別できるのか」、「被験者が別の車も運転している場合、GPSデータの実際走行距離と自己報告距離のずれに対して、アンケートに保有台数とそれぞれの運転頻度を設問できるのか」、「GPSデータを用いて、コロナ禍を受けた個人と企業の運転習慣の変化を分析できるのか」、「GPSデータとドライブレコーダーデータの違いはもっと知りたいか」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第119回まちべんを開催しました!
日時:2022年02月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:高桑 俊康(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:20名(会場参加8名、オンライン参加12名)
第119回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の安藤主幹研究員から、本日のテーマについて説明がありました。
続いて、高桑主任研究員から、防災においてハード対策がすべてではなく、
ハード対策だけで安心するのではなく、ソフト対策も併せて考えるべきこと等の説明があった。
また、防災において避難所が快適であってはいけないことの説明等があった。
質疑では、そもそも避難所に避難しても良いものなのか、
避難所が快適かどうかもわからない状況にあることや、
今回のまちべんでの内容をどのようにして実装していくべきかの意見があった。
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第118回まちべんを開催しました!
日時:2022年01月19日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:鈴木弘司 氏 (名古屋工業大学准教授)
参加者:19名(会場参加14名、オンライン参加5名)
第118回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の鈴木主任研究員から、外部講師 鈴木弘司先生の紹介と、
本日のテーマについて説明がありました。
続いて、鈴木弘司先生から、日本における事故の特徴、
二段階横断の定義と分類、二段階横断施設の特徴、
譲り割合による二段階横断施設の分析評価の例などの説明がありました。
また、車両交錯のPETに着目した分析結果のご紹介がありました。
質疑では、二段階横断施設の横断の際の法律的な扱いに関する質問や、
Vision zeroの考え方から二段階横断施設の導入にあたって、
速度規制との組み合わせが可能かどうかの考えについて質問が行われました。
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第117回まちべんを開催しました!
日時:2021年12月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山﨑 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:15名(会場参加:10名、オンライン参加5名)
第117回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の穆主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、山崎主幹研究員から、「クルマのまち」ならではの歩行者優先施策について、
過年度に実施した立哨活動の成果や、豊田市における事故の特徴、
歩行者優先意識に関するブランディングの必要性等について説明がありました。
質疑では、歩行者として安全か危険かの体験をした上での運転により、
行動変容が見られるのではないかとの意見や、横断歩道の設置状況や設置場所など
ハード面での対策にも問題があるのではないかとのご意見をいただきました。
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第116回まちべんを開催しました!
日時:2021年11月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:16名(会場参加12名、オンライン参加4名)
第116回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の楊主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、加藤主席研究員から、停電災害時の電動車両活用に関するレビュー報告について、
アンケート調査の結果も踏まえながら説明がありました。
質疑では、地域性や季節によっても災害時の電動車両の利活用に
差がなる可能性についての質問がありました。
また、障がい者の災害時避難に対する期待も寄せられました。
災害時の電源は基本的には行政が準備すべきではないか?
避難所には予備電源を用意するべきではないか等の意見も寄せられました。
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第115回まちべんを開催しました!
日時:2021年10月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:15名(会場参加12名、オンライン参加3名)
第115回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の加藤主席研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、穆主任研究員から、リアルタイム情報に基づく平面交差点信号制御システムの
最適化について、平均遅延時間最小化を目指す信号制御アルゴリズムの
検証結果について説明がありました。
議論の中では、本アルゴリズムがどのような交差点を想定しているかについての質問や、
本アルゴリズムの適用範囲について質問がありました。
また、1秒間隔で情報を取得することの意味合いやその効果についても質問がありました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
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第114回まちべんを開催しました!
日時:2021年09月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F) +オンライン(ZOOM)
話題提供者:鈴木 雄(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:15名(会場参加:10名、オンライン参加5名)
第114回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、鈴木主任研究員から、健康寿命に与える要因や、全国の中核市の高齢者のための公共交通運賃施策の実施状況、市民の施策に対する受容意識について説明がありました。
議論の中では、本当に必要な人や場所にお金が投じられているかどうかや、豊田市で実験だけで終わるだけでなく、効果検証やその後の展開に繋げることが重要であるなどの意見がありました。また、施策の導入の有無だけでなく、公共交通の利用のしやすさによっても、高齢者の行動やそれによる健康寿命への影響が異なるなどの意見もありました。
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第113回まちべんを開催しました!
日時:2021年08月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部部長/主幹研究員)
参加者:15名(会場参加:12名、オンライン参加3名)
第113回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の楊主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、安藤主幹研究員から、令和2年度の研究所の活動報告および、令和3年度市長提言の内容について説明がありました。
議論の中では、公共交通の地域差の改善に関する意見や、実際に電動車イスや車イスを体験してもらうことで、地域のバリアフリーにつながる等の意見がありました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
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第112回まちべんを開催しました!
日時:2021年06月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:18名(会場参加:12名、オンライン参加6名)
第112回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の坪井主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、三村主幹研究員から、自転車通行空間の適正利用にむけての心理的アプローチとして、情報提供のあり方による車道走行率の変化などの説明がありました。
質疑では、自転車の車道走行率を上げるためには成功体験が重要なのでは、高齢者と若者でも情報提供の感度が違うのでは、自転車の逆走が普通に行われており罰則の厳格化が必要なのでは、などの意見が寄せられました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
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第111回まちべんを開催しました!
日時:2021年05月19日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:17名(会場参加:15名、オンライン参加2名)
第111回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、安藤主幹研究員から、地下空間利用の最新情報や、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法の内容、名古屋市地下街基本方針などの説明がありました。
議論の中では、地下空間利用と遺構出土との関係、地下空間利用の安全性、豊田市における地下空間利用の今後の可能性などについて質問やコメントをいただきました。
また、アンケートでは「地下にはロマンを感じます」などのコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
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第110回まちべんを開催しました!
日時:2021年04月21日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:22名(会場参加:17名、オンライン参加5名)
第110回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の坪井主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、楊主任研究員から、「事故データの利活用現状」、「事故マップの公表状況や事故オープンデータの公開状況の整理結果について」、「交通事故オープンデータの活用方法の検討結果について」等について報告がありました。
議論の場では、「なぜ交通事故オープンデータ公表が進まないのか」、「なぜ都道府県により公表データの形式が異なるのか」、「ゾーン30などの施策実施状況による交通事故減少を可視化することや分析することが良いのではないか」、「交通事故オープンデータの利活用方法として、誰が利活用することを想定しているのか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「オープンデータは私たち職員では統一されたといっても扱いにくいのかなと思いました。研究所の方が上手に加工していただいたデータがいただけたらなと思いました。」といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第109回まちべんを開催しました!
日時:2021年02月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:21名(会場参加:7名、オンライン参加14名)
第109回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の山崎主幹研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、坪井研究員から、「農地転用とは」、「豊田市の農地転用の状況」、「宅地開発を目的とした農地転用の要因分析」、「農地転用予測値の可視化」等について報告がありました。
議論の場では、「行政は駅周辺の開発を目標にしていると思うが、駅周辺は農地転用が起こりやすいのか」、「農地転用の要因分析で市街化区域までの距離がマイナスの結果となったのはなぜか」、「農地転用が起こる事象・ターニングポイントについて、なにかあるのか」、「分析単位として、町丁目単位ではなく、メッシュ単位でしてはどうか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「ありがとうございます。頑張ってください。」といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第108回まちべんを開催しました!
日時:2021年01月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村 泰広(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:22名(会場参加:8名、オンライン参加14名)
第108回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の穆(む)主任研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、三村主幹研究員から、「高齢運転者の起こしやすい事故について」、「ヘッドマウントディスプレイを用いた無信号交差点での高齢者の挙動の特徴について」、「高齢運転者が事故を起こさないための対策案」等について報告がありました。
議論の場では、「高齢者の事故は体の衰えよりも、自身の意識の違いや漫然運転の方が事故に影響しているのではないか」、「高齢者が運転しなくても自由な生活ができる社会づくりが必要である」、「高齢者の出合頭事故が多い理由の一つとして、事故になるかどうかという判断が適切にできないことがあると思う」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「研究されている面を自分自身に取り入れ、運転適性に工夫していきます」といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第107回まちべんを開催しました!
日時:2020年12月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:石井 真(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:19名(会場参加:10名、オンライン参加9名)
第107回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の三村主幹研究員から本日のテーマについて説明がありました。
続いて、石井主任研究員から、「定額制MaaS需要調査」、「公共交通乗り放題実証実験」、「実証実験による交通行動の変化、アンケート・インタビュー調査」等について報告がありました。
議論の場では、「乗車回数・金額を気にせずに乗れるにも関わらず、公共交通の利用が少なかったのは何故か」、「アンケートやインタビューでは公共交通に関する課題が多いが、サブスクリプションに関する課題はあるか」、「対象者は高齢者や中山間地域のほうがメリットがあると感じた」、「利用者と交通事業者がともにwin-winとなる仕組みが必要ではないか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「サブスクの利点として、回数よりも個別利用に対して都度お金を用意せず気楽に利用できる点も大きいのでは」、「高齢者の方や交通弱者の方のために、Maasを利用してどういった事ができるか、今後考えていかなければと思います」といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第106回まちべんを開催しました!
日時:2020年11月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:24名(会場参加:19名、オンライン参加5名)
第106回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の安藤研究部長/主幹研究員から本日のテーマについての説明がありました。
続いて、楊主任研究員から、「バスロケ(バスロケーションシステム)の概要」、「研究の分析方法(混合正規分布)の説明」、「おいでんバスのバスロケデータに適用した処理及び活用方法」、「久澄橋、豊田大橋、山室橋などの道路渋滞箇所におけるバス旅行時間の分析結果」等について報告がありました。
議論の場では、「現在のバスロケデータを使えば、コロナによる変化についても分析できるのではないか」、「バスが遅れる理由には天候や時期、乗降客数などの影響があり、これらの分析はできるのか」、「渋滞しているときは、バスの時刻表からどのくらい遅れているのか」、「本研究でバスロケデータに着目した理由は何か」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「バスロケデータの分析は面白い」といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第105回まちべんを開催しました!
日時:2020年10月21日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所・オンライン開催
話題提供者:西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:34名(会場参加:21名、オンライン参加13名)
第105回まちべんは会場開催とオンライン開催で実施しました。
はじめに、司会の坪井研究員から本日のテーマについての説明がありました。
続いて、西堀主席研究員から、「Wi-Fiパケットセンサーの概要」、「Wi-Fiパケットセンサーデータの基礎分析」、「特定地点に焦点を当てた分析例」、「新型コロナウィルス感染症拡大の影響」等について報告がありました。
議論の場では、「Wi-Fi受信者の紐づけできるのか」、「Wi-Fiパケットセンサーで、各場所の滞在時間も分かるのではないか」、「最近はGo to Travelの影響で歩行者が増加しているのではないか」、「エコフルタウンのデータが大きくなっているのは、153号線などの周辺道路を走る車のドライバーのWi-Fiも受信しているかもしれない」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「本研究はまだまだこれから広がりを見せると思います。いろいろな角度からの分析をお願いします」、「センサーの設置場所が増えるとより現実的な考察ができそうですね。逆に少ないと傾向を見誤る恐れもあるのではないでしょうか」、「都市部の人の動きの見える化に向けてどのようにデータを集めようとしているのか、把握できました。質疑応答も分かりやすくて、初参加でしたが聴きやすかったです」」等といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第104回まちべんを開催しました!
日時:2020年09月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:穆 蕊(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:19
はじめに、司会の加藤主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。
続いて、穆主任研究員から、「信号制御とは」、「世界の先進信号制御の紹介」、「平均遅延最小化を目指す信号制御最適化の非線形計画モデルの構築方法とその検証」等について報告がありました。
議論の場では、「信号サイクル長が長くなっても、青時間比が同じならば、流せる交通量が変わらないのではないか」、「飽和交通流率を超える交通量の場合では、提示している計算式では成り立たないのではないか」、「シナリオの交通量は実際のものを用いているのか」、「遅延時間の変動係数とは何か」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「文系には数式が馴染みがないので難しかったですが、最後の頃にはようやく、なるほど!と、少しは理解できたような気がしました」等といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第103回まちべんを開催しました!
日時:2020年08月19日(水)18:00~19:00場所:YouTubeでリアルタイム放送(1週間以内は後日視聴可能)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:19
第103回まちべんは、昨今の新型コロナウイルスの状況や愛知県が緊急事態宣言を発令したことを鑑み、オンラインでの開催としました。
はじめに、司会の安藤主幹研究員/研究部部長から、オンライン開催における注意事項や本日のテーマについての説明がありました。
続いて、三村主幹研究員から、「新型コロナウイルスによる豊田市の状況の変化」、「交通への影響」、「コロナ時代における外出や移動・都市のあり方」等について報告がありました。
ご視聴いただいた皆様から、「都市交通研究所として感染対策に配慮したうえでリアルまちべんできなかった理由は何でしょうか?必要以上に自粛が進むことのデメリットが心配です」、「外出する、しないという議論の前に、外出に伴う感染防止対策をもっと示し、それに対応できれば、外出することへのネガティブ感を払拭できればと思います。」、「レベル4厳重警戒の豊田市では保育園等は休園・休校なのでしょうか?名古屋市では幼稚園でのスクールなどは開催されています。例えばみよし市・岡崎市が開校していれば豊田市の対策効果が低くなることも懸念されます。非常事態・厳戒態勢を敷くエリアについてどうお考えでしょうか?」、「公共交通→自家用車への移行が言われながら実感としてはお出かけ全体が減っただけのように感じます。自家用車が増えなかった理由は?」、「ガイドラインは岡崎市と豊田市では基準がかなり異なりますが、そもそもレベルによる対策内容の書かれ方に差がないように感じます。」等の質問・コメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第102回まちべんを開催しました!
日時:2020年06月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:21
はじめに、司会の西堀主席研究員から「第100回まちべん記念誌」の発行についての紹介と本日のテーマについての説明がありました。続いて、加藤主席研究員から、「最近のハイブリッド車等の電動車両では、複数の家電製品を同時に使用できる1,500W100Vコンセントを搭載しているものが防災意識の高まりと共に普及しはじめていること」、「2018年9月に発生した北海道胆振東部地震に伴う北海道全域の停電(ブラックアウト)において、電動車両のコンセントがどのように活用されたのかに関する実態調査の結果」について報告がありました。
議論の場では、「電動車両のコンセントの用途として、冷蔵庫等の電化製品への給電に用いられた割合は少なく、多くは携帯電話やスマートフォンの充電であったことは意外だった」、「災害時の停電は、いつ復旧するのかわからないので、電気を日常のように使いにくい(大事に使う)状況であったのではと感じた」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「災害時以外での活動をPRすることで、いざという時に使い方が分からないという状況を防ぐ必要があると感じました」、「災害時に実際に外部給電車が有効であったのか、使えた人は普段から操作方法を知っていたのか、などの新しい情報が聴けました」、「外部給電について実際のデータや数値を知ることができてよかったです」等といったコメント・感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第101回まちべんを開催しました!
日時:2020年05月20日(水)~話題提供者:山﨑 基浩(豊田都市交通研究所次長 主幹研究員)
参加者:118回(5/29時点の視聴回数)
第101回まちべんは、昨今の新型コロナウイルスの状況を鑑み、いつものまちべんの発表風景を動画として公開する形式で開催しました。
はじめに、司会の坪井研究員から本日の開催形式の説明や資料の閲覧方法、報告に対する質問・コメントの仕方などについて説明はありました。
続いて、山崎主幹研究員から、「モビリティ・マネジメントとは」、「ICカードを用いたバスの体験乗車会の内容」、「終活とは」、「終活を考慮した高齢者のモビリヒティ・マネジメント」等について報告がありました。
ご視聴いただいた皆様から、「終活よりも前期高齢者に疑問を感じる。現在の社会情勢と合っていないように思う」、「孫からの言葉は大きな力を持っていると思う」、「下山地区の地域限定運転の意向調査について、豊田市街地よりも岡崎への意識が大きいのは、バス路線が岡崎と結びついていた歴史と関係あるのか」、「コロナ終息の後にお出かけ会を設定したらどのような反応があるのか興味深い」などといった、質問・コメントを頂きました。頂いた質問・コメントに対する回答・応答は「第101回まちべんに対するご質問・コメントとその回答」にて掲載しております。
また、通常の発表風景を動画として公開する形式で開催しましたが、投影した資料が見づらいことや音声が聞こえづらいことなど、撮影の仕方についてもご指摘頂きました。今後の参考とさせていただきます。
ご視聴いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
https://youtu.be/pos6rPhCtbk ← 動画はこちらのURLをコピー&ペーストしてご覧ください。
※以下の話題提供資料の最後に質疑応答を掲載しております。
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第100回まちべんを開催しました!
日時:2020年02月19日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:佐藤 雄哉 氏(豊田工業高等専門学校 准教授)
参加者:37
はじめに、司会の山崎研究部次長から本日のテーマや佐藤准教授の経歴等についての説明がありました。続いて、佐藤准教授から、「豊田市中山間地域の人口動態」、「中山間地域で居住する際に注意すべき災害リスク」、「持続可能な中山間地域での居住のために実施していること」、等について報告がありました。
議論の場では、「中山間地域においても、人口が増えている地域はどのような原因が考えられるのか」、「『中山間地域に人を呼ぶこと』と『コンパクトなまちづくり』は相反することにならないのか」、「市街化調整区域内の駅周辺ではまだ農耕地が多く、中山間地域よりも居住すべき地域があるのではないか」、「既に中山間地域に居住している人たちが、もっと考える必要がある」、「第100回目に相応しいテーマであったと思う。市街地を研究テーマとする事が多いが、改めて『都市』とはどういう地域を包括しているのかを再認識できた」等の質問・コメントをいただきました。
次に、第100回目のまちべんを記念して、豊田市全体を対象に豊田市の今後について、また、まちべんの今後について話し合いました。その中で、「将来的にコンパクトシティを構築するとしても、中山間地域を切り捨てることはできない。市街地は便利な地域であること、中山間地域は自然を感じて豊かな生活ができることを活かすことが重要であり、市街地と中山間地域が交流することによって持続可能な都市になる」、「まちづくりは人も重要であり、キーパーソンになるような人づくりが重要」、「おいでんバスによってまちが変化したように思う。郊外から市街地へ行く仕組みはできたが、市街地の人を郊外へ行く人はあまり変わっていないように感じる。中山間地域への交流が必要に感じる」、「豊田市は先進的な都市であるために、MaaSのような新しい技術をどのように活用するかが重要である」等といったことを話し合いました。
また、アンケートでは「初めて参加しましたが、意見交換が熱心で面白かったです」、「人口増加した地域に関して、もう少し深い考察が聞きたかった」、「有意義でした。もっと考えること、聞きに行くことが重要である」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第99回まちべんを開催しました!
日時:2020年01月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:18
はじめに、司会の石井主任研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、加藤主席研究員から、「豊田市の運輸部門CO2排出量の推移」、「現在のCO2排出量の推計手法」、「新たに提案する自動車年間走行距離推計手法の検証方法・適用結果」等について報告がありました。
議論の場では、「都市別の走行距離の分布を確認してはどうか。また、小規模な都市の方が、CO2排出量は少ない傾向にありそうだが、どのような要因が考えられるか」、「車検証データ以外にも、保険会社が持つデータ等、他に利用できそうなデータはあるのか」、「CO2排出量全体に占める割合として、愛知県や豊田市の運輸部門のCO2排出量は、他の都市と比べて高いのか」、等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「自治体別の適用結果による特性など環境面のみならず、街づくりや交通問題にも活用できそうですね。期待します。」、「データの捉え方はむずかしい。推定は、まずはルールを決めて試してみることが大事になる」、「車検証データ、平均距離等、知らないことを学べた。」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第98回まちべんを開催しました!
日時:2019年12月11日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:石井 真(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:25
はじめに、司会の加藤主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、石井主任研究員から、「MaaSとは」、「豊田市の交通課題との関連」、「マルチモーダル型MaaSに関する豊田市民アンケート結果」などについて報告がありました。
議論の場では、「MaaSを利用したいと思うには、交通コストと効果のバランスが重要」、「例えば、名古屋市では高齢者に安価な敬老パスを提供している。このことがアンケート結果での高齢者の利用意向の低さに影響しているのではないか」、「アンケートの市街地に限定したのは何故か」、「MaaSの定義が曖昧な中で、定額制に着目している理由はなにか。MaaSの利点の一つとして、決済が一つになることも大きいと思う」、「月額8,000円は事業者にとっては赤字になると思うが、MaaSの導入することによって何人の利用者が増加すれば収益が黒字になるのか等のシミュレーションはできるのか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「とても興味深いテーマでした。」、「今注目されている取組なので継続して深堀りしていただきたい」、「豊田市では活動範囲が狭くなる。インフラ整備がどのくらいできるのか。」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第97回まちべんを開催しました!
日時:2019年11月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:嶌 和典氏(豊田市役所 商業観光課 中心市街地担当 担当長)
参加者:27
はじめに、司会の西堀主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、嶌担当長から、「商業観光課の業務内容」、「豊田市の中心市街地変遷」、「中心市街地活性化基本計画の内容」、「豊田市での特徴的な事業」、「中心市街地活性化基本計画の成果」などについて報告がありました。
議論の場では、「第三期中心市街地活性化基本計画では、歩行者通行量は微増の目標としているが、フリーパーキングの総利用時間は大きな増加を目標としているのは何故か」、「豊田市駅の東側は整備されているが、西側は今度整備されるのか」、「都心の未来デザインブックの将来の中心市街地イメージは現実性があるのか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「現実的なお話を伺えたと思います」、「中心市街地活性化計画について知らなかったので勉強になった」、「「まちべん」の主旨が少し違うタイトルかなとも思うが、全然気にならない。非常に参考になった。これからも幅広く教授して貰いたい」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第96回まちべんを開催しました!
日時:2019年10月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村 泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:20
はじめに、司会の坪井研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、三村主席研究員から、「自転車利用の普及状況・多様化」、「自転車事故の推移や特徴」、「自転車の通行空間について」、「豊田市の自転車通行空間の整備について」、「中高生の自転車ルールに関するアンケート調査」などについて報告がありました。
議論の場では、「自転車利用者は歩道を通行するとき、歩行者は自転車を避けてくれるものだと思っている。特に若い人の自転車マナーが悪い」、「自転車も免許制度が必要ではないか」、「自転車のルールを遵守させる、マナーを向上させるためには、警察の取り締まりのような、半強制的な力が必要だと思う」、「青色矢羽根は車との接触を考えた場合、事故の被害が大きくなるなど、負の効果もあるのではないか」、「事故総数から見ると、自転車事故の数は少ない。逆に自転車に対する整備をし過ぎではないか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「これからはマナーを遵守します。」、「交差点での自転車事故、特に高校生が危険、ということがよく分かりました。」、「現行犯逮捕はできるのか」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第95回まちべんを開催しました!
日時:2019年09月18日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
はじめに、司会の坪井研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、楊主任研究員から、「全国、愛知県と比較した豊田市の高齢運転者による交通事故特性の分析」、「高齢運転者の事故件数の長期的な変化の把握」、「高齢運転者による事故低減方策提案」などについて報告がありました。
議論の場では、「高齢者の事故を考える際、事故の要因が一番影響していると思うが分析項目に入らないのか」、「事故分析の結果は豊田市の特徴となるのか。それとも高齢者の特徴となるのか」、「高齢者は自分の運転に自信を持っており、運転能力が低下していても気付かない」、「高齢者の一人あたりの事故件数は減少傾向だが、その要因は何が考えられるのか」、「高齢者に超小型自動車を普及させることは事故の抑制につながるのか」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「事故分析から地域特性(交通整備・交通流管理など)の課題をあぶり出して提案ができれば面白い」、「免許返納の工夫が必要」、「高齢者の事故要因(認知・判断・操作)の分析をしないと対策が考えられないのでは」等といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第94回まちべんを開催しました!
日時:2019年08月21日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:13
はじめに、司会の三村主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、安藤主幹研究員・研究部長から、平成30年度からの中期ビジョン、平成30年度研究概要、研究所評価プロセス、評価指標を用いた評価の結果、市長への政策提言、などについて報告がありました。
議論の場では、「市民は研究成果が生活に役立つことを望んでいる。生活に役立つことがわかれば、市民も応援する」、「研究成果のアピール方法を工夫すべき。例えば、数年前までやっていた豊田市のレンタル自転車事業がいつのまにか無くなってしまったが、無くなった理由が説明されていないのが残念」、「間もなく「まちべん」が第100回を迎えるので、第100回の特別企画をやってもよいと思う」、「障害者の移動支援に関する研究を強化してほしい」等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「研究所が頑張っていること、数値からもよくわかりました。今後も市民生活に役立つ研究、施策を期待します」、「たくさんの市民の方に伝えてほしい、メディアをうまく使う」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第93回まちべんを開催しました!
日時:2019年07月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:26
はじめに、司会の石井主任研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、西堀主席研究員から、自動運転導入の意義、実証実験の様子、自動運転の導入に向けた課題、自動運転を早期に実現させるためのアイデア・留意点、等について報告がありました。
議論の場では、「自動運転を実現させるためのアイデアに自動運転の移動サービスを地域公共交通網形成計画に位置づけるとあるが、実証実験を行っている段階で、行政計画に位置づけてもよいものか」、「自動運転を行政が位置づける場合、どのレベル(国、県、市等)で考えるべきなのか」、「運転手不足が課題であり、自動運転がその解決策の一つであると思うが、運転手ありのレベル3の自動運転では効果がないのではないか」、「自動運転が一番進んでいる事例はどこか」、等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「難しい話を分かりやすく説明していた。自説を展開されるのも興味深かった。」、「自動運転の現状がよくわかりました」、「公共交通への導入について考えるいい機会となりました。」、「全体的に考え進めるのか、できるところから始めるのか。国が主導で行うべき。プラットフォームをどのように考えるか」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第92回まちべんを開催しました!
日時:2019年06月12日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:24
はじめに、司会の楊主任研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、坪井研究員から、交通事故の推移、生活道路の交通事故について、生活道路の交通事故の要因分析、生活道路の交通事故対策の事例について報告がありました。
議論の場では、「生活道路の交通事故で、豊田市は変化率が小さいが、どのような理由が考えられるか」、「事故類型別事故件数の特徴では、自転車の事故は車両相互に入るのか」、「ゼロ過剰ポアソン回帰分析の結果をどのように読み解けばよいのか」、「生活道路にはなっているが幹線道路のように使われている道路やその逆もあり、生活道路をどのように定義するかは難しいと思う」、等の質問・コメントをいただきました。
また、アンケートでは「生活道路が抜け道として幹線道路同等の交通量があるときの対応はどうしていくとよろしいでしょうか」、「生活道路に着目するのであれば、もう少し人の要因(年齢別の特徴、外出目的)などの分析が欲しい。また、幹線道路との比較であれば、事故時の走行速度の分析が欲しい」、「重傷、死亡事故に絞って解析した方が良いと思う。歩行者事故がクローズアップされる」、「ゾーン30 土橋駅近くもお願いしたい」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第91回まちべんを開催しました!
日時:2019年05月15日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員/研究部長)
参加者:18
はじめに、司会の西堀主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、安藤主幹研究員から、自動運転の定義、都市交通の問題と自動運転への期待、自動運転に関するアンケート調査の概要と結果、日本と中国の自動運転車に対する期待の比較、等について報告がありました。
議論の場では、「なぜ、日本と中国の比較を行ったのか」、「中国は都市によって自動車の規制が異なるので、大都市と郊外で車の使われ方が違うのではないか」、「日本のタクシーでは、ある程度の料金が統一され、安心に使えるように行政が設定している。Uberのような新しい料金システムのタクシーが市民に浸透するのは時間がかかるのではないか」、「自動運転バスの車両には車イス・電動車イスが安心安全に乗降できるような設備は搭載されているのか」等の質問をいただきました。
その他にも、「Uberなどの新しい技術を用いた会社が参入することは、現在のタクシー企業などがなくなってしまう恐れもあると思う」といった新しい交通サービスに関して日本企業のあり方についての議論がありました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第90回まちべんを開催しました!
日時:2019年04月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員/研究部次長)
参加者:15
はじめに、司会の三村主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、山崎主幹研究員から、交通安全立哨活動(街頭活動)とは?、交通安全立哨活動(街頭活動)の効果とは?、交通安全立哨活動による啓発効果の検証、実証実験の概要及び調査結果等について報告がありました。
議論の場では、「能動的立哨ではどの程度『能動』なのか」、「運転者は歩行者を見て止まるのか、それとも立哨者を見て止まるのか」、「止まらない自動車に対して罰則があったほうが効果があると思う」、「長い横断歩道では、Farサイドの車が止まってくれなかったら、横断歩道の途中で立ち往生してしまうので、中央で留まれる空間(滞留島)が必要だと思う」、「止まる自動車・止まらない自動車の特徴」、「時間帯や場所を変えて実証すれば、より詳細な効果検証ができるのではないか」等の質問やコメントをいただきました。
また、アンケートでは「日頃行っている交通安全立哨活動の効果が全く分からなかったので、興味深かったです。立哨期間中に効果があるのが確認できて良かったです。継続するにはどうしたら良いか気になりました。」、「経験則から止まらない傾向にあるタイプの方は、歩行者に気づけない?」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第89回まちべんを開催しました!
日時:2019年02月20日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:13
はじめに、司会の三村主席研究員から本日のテーマについての説明がありました。続いて、加藤主席研究員から、自動車の電動化に向かう各国の動向、電気自動車のCO2排出量はゼロなのか?、なぜ超小型電気自動車の電費を計測するのか?、COMS(超小型電気自動車)専用車載計測器の開発、電費計測結果等について報告がありました。
議論の場では、「超小型電気自動車の安全性や車両の法的な位置づけ」、「超小型電気自動車は、今後、どのような場面で活用・普及が期待できるのか」、「駆動バッテリーの寿命や交換コスト」、「季節による電費の違い」、「日本で実施されている電気自動車の普及施策」等について、質問やコメントをいただきました。
また、アンケートでは「実際のコムスの利用データをお示しいただき、興味深かったです」、「CO2削減に関する具体的な数値があり、分かりやすかったです」、「今まで誰も把握していなかったCOMSの電費を、地道にデータを集められて数字を得られたことがすごく価値があるものと思いました」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!
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第88回まちべんを開催しました!
日時:2019年01月16日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:坪井 志朗(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:21
はじめに、司会の西堀主席研究員から本日のテーマについての概要説明と坪井研究員の紹介がありました。続いて、坪井研究員から、人口減少・少子高齢化や都市の広域化・スプロール化といった都市構造の課題について説明をした後に、豊田市の土地利用推移や将来推計人口を整理した上で、土地区画整理事業の人口増加や鉄道駅周辺の人口維持を考慮した将来像可視化シナリオの報告がありました。
議論の場では、「鉄道駅を核とした人口居住も大切だが、居住の核を設定して将来都市構造を考える必要があるのではないか」、「公共交通の利便性を考慮するならば、バス路線周辺の人口維持も必要ではないか」、「豊田市ならではの地域性・特徴を考慮した将来都市構造を考えてはどうか」等のご質問やコメントがありました。
また、アンケートのコメントでは「豊田市の行政計画目標が42万人、7つの土地区画整理、など、初めて知ることもあり、勉強になりました」、「人口問題研究所と市の将来計画の違いがわかった。交通と住宅、地価との関係を調べてほしい。」といったご意見がありました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第87回まちべんを開催しました!
日時:2018年12月12日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:嚴 先鏞(オム ソンヨン)(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:18
はじめに、司会の加藤主席研究員から本日のテーマについての概要説明と嚴研究員の紹介がありました。続いて、嚴研究員から、種類の異なる複数施設(スーパーマーケット、病院、金融機関(郵便局含む))の巡回を考慮した利便性評価指標の説明をした後に、豊田市の車利用者を考慮した場合の利便性と車非利用者の利便性を比較し、車が使えなくなると不便になる地域がある等の報告がありました。
議論の場では、「利便性の分類として、距離でレベルを定義しているが、車利用者と車非利用者で距離の利便性は異なると思う。距離もよいが、移動時間でも検討してはどうか」、「巡回する施設として、スーパーマーケット、病院、金融機関としているが、社会人は会社、小・中学生は学校、子育て世代は幼稚園、子育て支援施設など、年齢別に巡回施設を考えてはどうか」、「現在の評価指標では、自由目的の移動しか考慮されていないので、出勤、登校、業務、帰宅などの移動についても考慮できると良い」等のご質問やコメントがありました。
また、アンケートのコメントでは「1回の外出で多くの用事をしたい時、銀行、病院、スーパーは近い場所に作って欲しい。現状は土地確保などの観点から区域マスが作られている。そういうことを考えさせられた発表であった」、「研究の切り口としては大変興味深いものと思います。もう少し庶民の肌感覚に近い指標をチョイスされると面白いと思いました。」といったご意見がありました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第86回まちべんを開催しました!
日時:2018年11月14日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:西堀泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:18
最初に、司会の福本主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、西堀主席研究員から、全国のまちづくりの方針である「コンパクト+ネットワーク」の考え方や立地適正化計画制度の概要、豊田市のまちづくりの考え方である多核ネットワーク型都市構造および立地適正計画(案)の概要などを説明した後に、豊田市を研究事例として取り上げ、住居立地場所が世帯や行政の収支に及ぼす影響の試算結果を示すとともに、居住誘導を推進するための方策について提案がありました。
議論の場では、「居住誘導が進んでいった場合に、居住誘導の対象以外の地域の人口が減少するのではないか」、「中山間地域に居住している世帯は、中山間地域の農地や森林が持つ価値を維持する役割を担っているため、そのような世帯は居住誘導対象に設定する際、慎重に考えるべきではないか」等のご質問やコメントがありました。
また、アンケートのコメントでは「住居立地場所を自分の立場で考えると本当に難しいテーマだと思いました。統計的に、なるべく無駄なく、今ある資産を生かすことを推奨という考え方を初めて知りました」、「居住誘導地域は矢作川の氾濫想定域と被っていたり、東海大地震の想定震度が大きい地域なので、そういう地域への誘導の妥当性も研究していただきたい」といったご意見がありました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第85回まちべんを開催しました!
日時:2018年10月17日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:20
最初に、司会の石井主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、三村主席研究員から、高齢ドライバーの事故状況について説明した後に、安全・安心な運転ができる期間を延ばすためには何が有効か、安全・安心な運転ができなくなる前にするべきこと、等について報告し、高齢者が今後のモビリティを維持するために必要なことについて提案がありました。
議論の場では、「免許返納者へのサポートがあるが、免許を元々持っていない高齢者に対しても、同様のサポートがあるべきではないか」、「高齢者にとっては生活パターンを変えるのは難しいと思うので、免許返納が必要になってから行動しては遅いと思う。50歳代から免許更新時にでも将来的に免許返納する時のシミュレーションをする機会があればよいと思う」、「現在では、免許返納をするかしないかの2択しかないので、高齢者の状況に応じた免許返納方法が必要ではないか」等のご質問やコメントがありました。
また、そのほかにも、「中山間は住民間の仲間意識が強いので、コミュニティ全体を変えるような仕組みづくりが必要だと思う」、「公共交通を普段から使用している高齢者に対しても、何かしらの優遇措置が必要だと思う」といったご意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第84回まちべんを開催しました!
日時:2018年09月12日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:原田 昇(豊田都市交通研究所 所長)
参加者:28
最初に、司会の楊主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、所長原田から、人間の移動の必要性について説明した後に、交通行動の決定要因、活動交通分析(アクティビティベースドアプローチ)、そして交通政策への貢献について報告し、人間の移動について考えなければいけないことを説明しました。
議論の場では、「自動車の方が公共交通よりも活動時間が長くとれるとの説明があったが、公共交通の方が活動時間を長くとれるようにするにはどうすればよいのか」、「時空間プリズムの幅を増やして活動の幅を広げるには、どのようなことが考えられるか」、「バスのモビリティが低くなるのを改善するには、バス停の数を増やすことは効果的か」等のご質問やコメントがありました。
また、アンケートのコメントでは、「人の移動を図示化する物を初めて見ました。分かりやすくて自由課題にあったように自分の行動を図示化してみようと思います」、「交通需要がどういうものかの基本を解説してもらい役に立ちました」、「行動の解析方法を学ぶことが出来て、大変勉強になりました」といった意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第83回まちべんを開催しました!
日時:2018年08月29日(水)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:16
最初に、司会の福本主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、安藤研究部長から、研究所の概要、平成30年度からの中期ビジョン、平成29年度の研究活動内容及びその成果、そして今年度から新たに設けている豊田市長報告会での政策提案内容を報告しました。
報告の後、皆様から「研究所の評価は【定量評価】や【定性評価】といった具合にひとまとめに評価することはできない。これらをバランスよく取り入れて評価すべきである」とか、「市民等からの外部評価を合わせて評価すべきである」といった意見を頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第82回まちべんを開催しました!
日時:2018年07月18日(水)18:00~19:00頃場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:山﨑 基浩 (豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:23
最初に、司会の三村主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、山崎主幹研究員から、横断歩道での「歩行者保護」の必要性を説明した上、研究所が行ったWebアンケート調査結果を用いて、豊田市が実施している歩行者保護モデルカー活動の評価及び課題、そして歩行者をみたら停止させるための課題を報告し、歩行者保護運転の実現に向けた効果的な啓発施策などを提案しました。
議論の場では、「歩行者保護モデルカー活動をもっと周知するため、これまでの実施効果を把握する必要があると思う。ある程度の調査を通じて、速度遵守率、ハイビームの活用率、そして横断歩道での停止率などの向上効果があるかを把握してはどうか」、「歩行者保護モデルカー活動は事業所の従業員を対象として実施した効果があるが、高齢運転者を対象として実施するなら、啓発活動の限界があると思う。高齢運転者の事故対策として、安全運転意識の啓発活動以外、道路側からの対策も必要ではないか」、「愛知県の交通事故実態について、横断中の死者数が多いとの報告があるが、その中で横断歩道以外の場所で横断した方もいると思う。横断歩道以外で横断する方を保護する環境を整える必要があるか」などの質問がありました。
最後に、豊田市が市民向けに作成したステッカーの紹介をしました。今回のトップ画像は、そのステッカーとなります。ステッカーは豊田市役所交通安全防犯課(南庁舎4階)で随時配布しております。
また、アンケートのコメントでは「歩行者保護運転の重要性を改めて感じました。」「かんけつにわかりやすくてよかったと思います。」「道交法と歩行者の現状のミスマッチを感じます。」「ハイビームは歩行者を見つけるのが目的で、こまめに切り替えて使うべき」といった意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第81回まちべんを開催しました!
日時:2018年06月13日(水)18:00~19:00頃場所:豊田都市交通研究所(愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F)
話題提供者:福本 雅之(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:21
最初に、司会の加藤主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、福本主席研究員から、愛知県豊田市を研究対象として取り上げ、高齢者のタクシー利用実態、高齢者の移動実態、そして、高齢者のタクシー利用意向などに関する調査分析の結果を報告した上、高齢者と対象としたタクシー活用策の方向性などを提案しました。
議論の場では、「時間帯によって、仕事・出張のための利用者数が異なる可能性がある。タクシーの利用実態をもっと詳細に把握するため、午前・午後に分けて分析してはどうか」、「出張の利用目的であれば、会社がタクシー運賃を出している可能性がある。高齢者の日常生活のタクシー利用実態を把握するため、自分でタクシー運賃を出している高齢者を分析対象に限定し、分析してはどうか」、「タクシー活用策の方向性のひとつとして、現在のタクシー運賃を半分ぐらい抑えることが実現できなければ、高齢者外出の移動手段はライドシェア、たすけあいなどに頼らざるを得ないのではないか」などの質問がありました。
また、アンケートのコメントでは「高齢者向けタクシーの活用実態、免許返納者割引制度を知らなかったので、参考になった」、「とても参考になりました」、「利用実態について予想以上に男女差があることに驚きました」といった意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第80回まちべんを開催しました!
日時:2018年05月16日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、楊主任研究員から、国土交通省の公開資料を用いて生活道路における全国交通事故の実態及びそこでの交通安全対策の現状を紹介した上で生活道路での交通安全対策の必要性を示し、当研究所が実施した助言型ISAの実証実験結果を用いて、速度規制標識の無い生活道路における運転者の走行速度の実態、そして助言型ISAによる速度抑制効果などの分析結果について報告がありました。
議論の場では、「速度規制標識の無い生活道路において、30 km/hを超えて運転することは、速度規制超過取り締まりの対象になるのか」、「本研究では、速度規制標識の無い生活道路において、高齢者は非高齢者と比較して走行速度が速いとの結果が得られているが、サンプル数が少ないため、今後サンプル数を増やした分析をしてはどうか」、「規制速度のルールが昔から変わっている部分がある。今と比べて昔は速度が低めに設定される地域が多かった。その時代を知らない年代は、速度を出すことに抵抗がないのではないか」などの質問がありました。
また、アンケートのコメントでは「勉強になりました」、「高齢者と非高齢者との結果の差の意味を見極めたいと思いました」といった意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第79回まちべんを開催しました!
日時:2018年04月18日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:20
最初に、司会の楊主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、安藤主幹研究員より、交通事故死者数ワーストワンの愛知県の事故現状、交通取締りと交通事故の関係性、日本国内での取り締まりの現状、そして、IoT(Internet of Things)による交通管制が進展している中国深圳市の取組について紹介した上、日本の警察の数の不足及び車検切れ車両に対するIoTによる社会実験の現状からIoTによる交通管制を提案しました。
議論の場では、「愛知県では、交通事故による死亡者数が全国のワーストワンになる理由は何か。それを明らかにできると良い。一般市民へ情報提供を行い、死亡事故を更に削減できると思う。」、「車載機のドライブレコーダーの性能が良く、ヒヤリハットの情報収集による事故防止に非常に役立つが、今後、レコーダーの映像データを警察に提供し、交通取締りにも活用する可能性はどうか。」、「警察の交通取締りには場所を固定せず一時的なものが多いので、全ての道路利用者に対する取締りの公正性をどう確保できるか。」などの質問がありました。
また、「交通事故について理解できました。」、「事故死ワースト1返上は大事なテーマ。いろいろ考えさせられました。」、「ルールがある以上、それを守らせる仕組みづくりは必要だと思います。ITが活躍する領域と思います。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第78回まちべんを開催しました!
日時:2018年02月21日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:三村 泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:21
最初に、司会の楊主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、三村主席研究員より、高齢運転者の特性の解析、高齢運転者に対するADASの事故抑制効果、ADAS性能の傾向、そして高齢者が選択する自動車の傾向についての報告がありました。
議論の場では、「運転断念後のうつ病の発生リスクは断念前の2倍となる報告結果について、うつ病患者の中で、免許返納により外出できなくなる方の割合がどのぐらい占めるか」、「ADAS機能が優れたスバル車を購入した方の中で、自分自身の荒い運転行動を補う目的ではなく、そもそも安全運転意識が高いので、車両を購入した方がいるか」、「高齢運転者は自分の運転行動を高く評価している傾向があるので、ADAS機能を装備した自動車を購入・運転することによって、その評価はさらに高くなる傾向があるか」などの質問がありました。
また、「高齢者の特徴、ADAS(スバル)が理解できた。」、「次の研究成果に期待しています。」、「わが身につまされる内容で参考になりました。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第77回まちべんを開催しました!
日時:2018年01月17日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:三輪 富生 氏(名古屋大学 未来材料・システム研究所 准教授)
参加者:31
最初に、司会の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、名古屋大学の三輪先生より、中山間地域における交通の問題、中山間地域の恩恵と移動手段確保の必要性、そして豊田市足助地区で名古屋大学の取組みについての報告がありました。
議論の場では、「中山間地域で運行しているおいでんバスを維持するため、バスの運行に関するオプション価値の推計結果は行政の方に対してどのように説明すると良いか。」、「足助地区の実証実験で、バス、タクシーの存在価値について、あすけあいカーの利用者がどう考えているか」、「自動運転の実証実験の中で、追い越しできない片側一車線の道路において、時速20キロで走行しているコムスによって、道路渋滞が発生したことがあるか」などの質問がありました。
また、「理論に基づく説明は大変分かりやすく、新しい視点でよかったです。」、「公共交通に、乗らなくても維持をする理論があると想像できませんでした。でも乗ってもらえた方が良いですね。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第76回まちべんを開催しました!
日時:2017年12月13日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:加藤 透(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:15
最初に、司会の三村主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、加藤主席研究員より、エコ交通出前教室の定義、全国、先進自治体、そして豊田市が進めているエコ交通出前教室の状況、またエコ交通教室講師となる交通ボランティアの育成方法についての報告がありました。
議論の場では、「豊田市ではモビリティ・マネジメント(以下、MMと称する)には職場MMと学校MMがあるので、その違いはなにか。」、「豊田市が進めているMM事業の効果を評価するため、対象者の意識変化があるかだけでなく、行動変容があるかどうかを把握してはどうか」、「MM事業の評価について、その他の自治体の先進事例と比較して、豊田市が進めている事業の効果を分析してはどうか」などの質問がありました。
また、「小学生にはとてもうけがいいので、今後も継続してください。」、「TDMとMM、エコ交通出前教室など初めて知ったことばかりで勉強になった。子供たちに教える大切さを学んだ!」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第75回まちべんを開催しました!
日時:2017年11月15日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:18
最初に、司会の楊主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、加藤主席研究員より、次世代自動車の普及状況、国内外の補助金制度の概要について紹介がありました。また、新たな補助金制度として、補助金の有無に関わらず次世代自動車を購入できる世帯には補助金額を低く設定し、補助金が次世代自動車購入を選択するインセンティブとなる世帯(世帯年収が基準より低い世帯)にはより多くの補助金を支給する枠組みが提案されました。
質疑では、「補助金のターゲット層はどのような人たちか。(現状でもプリウスクラスを購入できる人たちで、世帯年収は700~1,000万円くらいではないかと思う)」、「大量普及させる次世代自動車にハイブリッド車を含めないのか。(温室効果ガス削減にハイブリッド車の普及が果たす役割は大きいが、補助金を復活させるのは現実的には難しい)」、「申請手続きは自分でできるのか。(できる。ディーラーでも手続きのアドバイスがあるようだ)」といった議論がありました。
また、終了後のアンケートでは「次世代自動車の補助金制度について勉強になった。」、「市の施策につながることを期待する。」という意見もいただき、有意義な意見交換の場となりました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第74回まちべんを開催しました!
日時:2017年10月18日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:西堀 泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:26
最初に、司会の加藤透主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、西堀主席研究員より、主に国内における自動運転に関する動向を紹介することで自動運転の「今」を示すとともに、自動運転実現に向けた問題のひとつである社会受容性について当研究所の研究成果についての報告がありました。
議論の場では、「自動運転の方向性は、インフラで誘導型移動とドア・ツー・ドアで自立型移動に分けているので、それらに関する議論は同時に行われているか」、「自動運転のレベルによって、安全運転に関わる対応主体が異なるため、自動運転車による交通事故で、事故責任の認定はどのように考えるか」、「人によって運転技術のレベルの違いがあるので、自動運転車が普及したら、運転者の運転技術はどのように測るか」などの質問がありました。
また、「自動運転の課題と期待がよくわかりました。今後の動向に注目していきたいと思います。」、「自分のような一般市民(市職員)でも先端のお話を伺えるよい機会でした。」、「初めて参加しました。自動運転は大変興味であるテーマでしたのでよかったです。これが普及した時、公共交通はどうなるのか興味があります。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第73回まちべんを開催しました!
日時:2017年09月13日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:太田 勝敏(豊田都市交通研究所 所長)
参加者:34
最初に、司会の加藤秀樹主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、太田所長より、交通まちづくりの視点から、自動運転車AVと関連技術による都市と交通への影響、そして望ましい都市の未来像に向けての考え方・課題についての報告がありました。
議論の場では、「MaaSについて、日本において恒久的に提供するサービス(事業)のイメージが浮かばないが、どのようなアイデアがありうるか」、「MaaSのようなサービスができると、これまでの”道路交通””公共交通”という区分の概念もなくなるように思えるが、トムソンの都市交通戦略のような都市構造について、今後どのような変容があると考えられるか」などの質問がありました。
また、「レジュメにあった「これからの自動車産業ピラミッド」で、自動車メーカの上に「モビリティ運用事業者」があるのがいろいろ示唆に富んでいるなと思いました。」、「AVについてはっきりした展望が見えていませんでしたが、先生の話で分かってきました。4段階推定の考え方も大切と思いました。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第72回まちべんを開催しました!
日時:2017年08月16日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:17
今回のまちべんは、当研究所の中期的な取組みの指針である中期ビジョンについて、策定途中の状況をみなさまに説明し、ご意見をいただくという趣旨で開催いたしました。
まず司会の福本主任研究員が本日のテーマについて説明し、山崎主幹研究員より、TTRI新中期ビジョン策定の背景・目的、研究所の組織体制や役割、これからの事業、対象とする研究領域と視点、そして研究環境づくりと評価などについての検討の説明がありました。
議論の場では、「財政状況が厳しい中で、研究所がどのように研究予算を確保しつつ、やるべき自主研究に取組むか」、「評価基準にとどまらず、研究所が過去の研究蓄積を活用し、様々な研究データを入手し、更に研究活動を展開してはどうか」、「研究所の知名度を更に高めるために、大人だけでなく、子供を対象とした勉強会なども開催してどうか」、「豊田市でのヒヤリハット調査など過去の有益な研究成果をどのように市民に周知し、活用できるか、が課題」などの意見をいただきました。非常に有意義な議論ができ、今後のビジョン策定に向け参考となりました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第71回まちべんを開催しました!
日時:2017年07月19日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:野田 宏治 氏(豊田工業高等専門学校 環境都市工学科 教授)
参加者:32
最初に、司会の三村主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田工業高等専門学校の野田教授より、高齢運転者の運転免許返納の現状及びその課題について、愛知県豊田市の老人クラブに所属する高齢者を対象に実施したアンケート調査結果の報告がありました。また、地域バスの利用実態について、愛知県豊田市の小原地区に居住している世帯を対象に実施したアンケート調査結果の報告がありました。
議論の場では、「日本国内で免許の自主返納が進んでいるが、海外の状況はどうか」、「高齢者の運転免許返納を促すために、高齢者の日常生活を支える方策として、地域全体でどういう取組が必要か」、「今後はスマホで地域バスを予約するといった取組が公共交通の利便性を高める上で良いと思うが、高齢者がスマホの操作に慣れるような取組はないか」などの質問がありました。
また、「認知症など返納すべき人がいる一方で、運転、外出という生きがいは、取り上げるべきではなく、一筋縄ではいかないなと思いました。」、「今回のテーマは良かったです。ぜひ続けて対策検討していただきたいです。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第70回まちべんを開催しました!
日時:2017年06月14日(日)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:安藤 良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:16
最初に、司会の豊田都市交通研究所の楊主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の安藤主幹研究員より、これまでの中華人民共和国の都市化政策及び科研費補助研究として実施した農民工の都市定住意識及び影響要因、そしてエネルギー消費等を明らかにするための調査結果についての報告がありました。
議論の場では、調査対象となる方のエネルギー消費量の調査方法、農民戸籍の割合、農村戸籍と都市戸籍の決め方、農民工の都市定住促進に向けた政策の最新動向などについての質問がありました。
また、「中国の多面的分析から中国の実態が少し理解できた」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第69回まちべんを開催しました!
日時:2017年05月17日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:福本 雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:23
最初に、司会の豊田都市交通研究所の西堀泰英主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の福本雅之主任研究員より、愛知県に居住している子育て世帯と、そうではない世帯のそれぞれを対象に、路線バス利用の際に不安に感じることについて調査した結果についての報告がありました。
議論の場では、「路線バスの混雑状況がベビーカー利用者の不安につながるため、その混雑状況を可視化することは可能か?」「ベビーカー利用者が路線バスを利用する場合の利用目的を把握することも必要ではないか?」「調査結果を踏まえて、バス事業者にどんな改善方策の提案を行えるか」などの質問がありました。
また、「身近な問題で実体験を持って分かりやすくてよかったです。」「車いすのワーキングと一緒にバス内環境を整えながら、周知していけるといいと思いました。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第68回まちべんを開催しました!
日時:2017年04月19日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:22
最初に、司会の豊田都市交通研究所の加藤透主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の楊甲主任研究員より、豊田市のゾーン30内又は近辺に居住している高齢者(21名)・非高齢者(27名)を対象に、実施した公道実証実験の走行データに基づいて分析した助言型ISAの利用経験による速度遵守意識の向上効果についての報告がありました。
議論の場では、「モニターはどういう選定方法で選ばれたか?」「道路環境の差異により、規制速度の遵守行動が異なる可能性があるので、道路環境を考慮すべきか?」「規制速度超過の際、助言型ISAアプリがどのように情報提供を行うか?」などの質問がありました。
また、「まじめな活動をしていますネ!」「市街地でスピードを落とすことは、事故防止に役に立つので、更なる研究を期待。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第67回まちべんを開催しました!
日時:2017年02月16日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:山崎 基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の山崎基浩主幹研究員より、生活道路交差点での交通事故対策案として、㈱デンソーが開発した『スマート交差点システム(レーザーエリアセンサーを活用して非優先側の車両に注意喚起を行うシステム)』の実証実験の結果についての報告がありました。
議論の場では、「レーザーエリアセンサーの検知範囲は停止線手前の何メートルからなのか?」「なぜセンサーの検知率は高くないか?」といったセンサーの性能や、「夜間で止まれ標識はまぶしすぎることがあるか?」といったシステムの夜間効果についての質問がありました。
「交差点で止まる人が少ないのにビックリ!データを見せていただきありがとう。」「住民の意識向上に効果があったけど、また改良の余地がたくさんあると思いました。」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第66回まちべんを開催しました!
日時:2017年01月28日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:加藤 秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。
続いて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹主席研究員より、小学校4年生と保護者を対象に実施したヒヤリハット調査結果に基づいて算出した事故リスク優先順位づけの結果を報告し、実事故による優先順位の検証結果についての報告がありました。
「調査のプロセスを含めて調査結果を安全教育の中で活用していくと大変役立つと思う。」、「この手法は人対車両の事故対策に有効。車両相互や単独は別のアプローチが必要」「負傷程度を分けて(死亡+重症、軽傷)優先順位づけするとよいのは」といった意見が挙がり、有意義な議論が展開されました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第65回まちべんを開催しました!
日時:2016年12月16日(金)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:向井 希宏 氏(中京大学心理学部 教授)
参加者:21
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の福本主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
続いて、中京大学心理学部の向井教授より、これまで取り組まれてきた動作・行動に注目した研究や、交通心理学的側面からみた高齢者交通の特徴と交通安全についての報告がありました。
2000年に実施された高齢ドライバーの運転行動特性の結果や作業行動の研究結果から高齢者の行動特性として3つが紹介されました。その特性は、①既存の経験に頼って新しいことを覚えようとしない(習慣的行動)、②運動機能の低下(固定的行動)、③ゆったりとした行動をする(低速行動)であり、『理解を容易にする』『タイムアウト方式はよくない』『記憶力の低下を補える方法』といった対策が紹介されました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第64回まちべんを開催しました!
日時:2016年11月16日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:加藤透(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の楊研究員が本日のテーマについて説明しました。
続いて、豊田都市交通研究所 加藤主席研究員より、バスロケーションシステムの解説とおいでんバスのプローブデータを活用した道路の円滑性評価についての報告がありました。
議論の場では、「月曜日と金曜日は年休取得率が高く、火・水・木曜日は勤務が多い傾向にある」、「乗客の状況によってバスの運転操作が異なる」、「バス停付近とそれ以外の走行を分けて分析した方が良いのでは」といった、日常の体感や企業の勤務形態、分析に関するコメントがいくつか挙がりました。
終了後のアンケートでは、「リアルタイムに分析できると、バス等の運行支援に役立つかと思いました。データ分析だけでなく目視での確認という点が興味深かったです。」、「今後、多くの事例を積み重ねていくともっと良くなると思います。」、「とても興味深いデータの表し方だと思います。天気予報が与える心理的要因は経験則からあまりないと感じます。」などのご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第63回まちべんを開催しました!
日時:2016年10月19日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:27
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
続いて、豊田都市交通研究所 福本主任研究員より、東三河地域のタクシー事業者から収集した日報データを使って分析した結果の報告と、今後のタクシー活用するための視点や現状の課題について報告がありました。
議論の場では、「蒲郡市ではタクシーの3割補助を行っているが、その影響や効果の計測はできたか?」、「駅端末での利用が多いという報告であるが短距離(ワンメーター)利用なのか?」といった利用実態に関する具体的な質問や、「タクシーをバス的に使ってもらえるような方策」の検討の必要性が議論されました。また、研究を進めるうえで「デジタコデータでは利用者の属性がわからない」といった課題が挙がり、今後のデータ活用の方向性についても議論されました。
終了後のアンケートでは、「タクシーの可能性、非常に大きいと思います。知恵の出しどころですね。」、「東三河エリアの分析だったので、今後は豊田市や県内エリアも聞きたい。」、「データの活用はいかようにも可能性を秘めている。データの活用をどの様に進めるか検討する。」などのご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第62回まちべんを開催しました!
日時:2016年09月28日(水)18:00~19:00場所:豊田市役所元城庁舎西棟3階会議室
話題提供者:太田勝敏(豊田都市交通研究所 所長)
参加者:37
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤透主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所 太田所長より、「自動運転技術による新しい交通社会と交通まちづくり」と題して、世界の自動運転技術や制度の動向から今後のわが国における交通まちづくに必要な要素や方向性について報告がありました。
講演後、参加者から寄せられてコメントの一部を紹介します。
・障がいや高齢で、病院や買物にも行けない方が自分の意志で移動できることはとても嬉しい事だと思います。また、今まで一人で車を使うことができなかった人や公共交通を利用したことのない人へマナーを伝えていく必要がありそうに思いました。
・自動運転というとどうしても車のシステムと思いがちであるが、より大きなシステムとして考える必要があることがよく分かった。
・自動運転車というものに対して、まだ多くの人々が具体的なビジョンを掴み切れていないのが背景にあるので、「どんな社会にしたいか」「どの様な暮らしをしたいか」という視点から考えていくのは良いと思いました。
・多くの人が興味・関心をもち議論を巻き起こすためにも、「技術と倫理」について今後掘り下げた話を聞いてみたいです。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第61回まちべんを開催しました!
日時:2016年08月24日(水)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:西堀泰英(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤秀樹主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所 西堀主席研究員より、「インターネットは交通行動を減らすのか?」と題して交通とインターネット利用の関係について調査した結果の報告がありました。
議論の場では、報告結果に関する質疑、日本の文化の変遷やコミュニティの希薄化などを踏まえた討議が活発に行われました。その中でも、交通行動の減少をマイナス面から捉えすぎではないかとのコメントが挙がり、減ることをポジティブに捉える政策提言の必要性などが議論されました。
またアンケートでは「インターネットの普及と交通行動の関係について、考えてみたことがなかったので非常に参考になった。」や「外出をしなくてはいけない理由があり、それ以外の外出をしなくてもいいところについて、きっかけや価値が出てくるといいのかなと思いました。」、「活動格差社会はもっと深刻に考えられてよいテーマだと思います。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第60回まちべんを開催しました!
日時:2016年07月20日(水)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:金森 亮 氏(名古屋大学未来社会創造機構門 特任准教授)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の福本主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、名古屋大学 金森特任准教授より、都市内のバスやタクシーを集中制御し、ユーザーとシステムの協調によりシステムが最適な手段を選択する『移動サービスのクラウド化(SAVS:Smart Access Vehicle System)』について、実証実験の結果を交えて報告がありました。
議論の場では、実証実験におけるSAVSの運用状況に関する質問が多数挙がりました。まず、移動中のタクシーに乗り合わせることについて、中山間地での適用可能性について質問が寄せられました。中山間地域では移動の頻度が小さいので乗合いでは非効率になってしまうのが現状ですが、これまでの様にタクシーはタクシーのみのサービス、バスはバスのみでのサービスを検討していましたがSAVEはバスとタクシーの融合、都市部と山間部の融合などのサービス連携が可能になることなどが解説されました。また、バス(特に中型以上のバス)のデマンド利用に関する質問が挙がり、空き時間の活用などを想定しているが実証できていないので今後の課題としていることなどの報告がありました。
またアンケートでは「豊田市のデマンドバスも予約の一部を自動化できたらよいと思いました。スマホもいいけど音声認識で予約できる必要はあると思っています。」や「イベント対応や災害時の動向などももっと知りたかったです。」、「利用者側の都合を調整することもあるのでしょうか。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第59回まちべんを開催しました!
日時:2016年06月22日(水)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:樋口 恵一 (豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の楊研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の樋口より、豊田市石野地区を対象に分析した、まちづくり活動と生きがい意識の関係、個人の楽しみと生きがい意識との関係性にもとづいて高齢者の生きがい創りに繋がる交通まちづくりの方向性について報告がありました。
議論の場では、交通まちづくりの対象(エリア)に関する質問が挙がり、高齢になるに従って活動範囲が狭まれるため地区内の自由目的(地域活動・クラブ活動など)で利用できる公共交通の役割などが議論されました。また、都市部と中山間地での生きがい意識の違いについて、豊田市が実施したアンケート調査結果では居住地別での意識の差はみられず健康面が影響していることが解説されました。今後は、生きがい意識レベルの違いを加味した分析等を行っていきます。
またアンケートでは「とても参考になりました。高齢者の小さな拠点づくりを進めていきたいと考えています。」や「免許所有者と無免許の方、そして免許を返納された人の追跡調査ができるようでしたら、次回以降その結果の考察を聞いてみたいです。」、「都交研と地域自治区がコラボして地域事業提案(わくわく事業)に絡んでいくと良い結果が出てくると思われる。」「交通に関しては全くの素人です。生きがいと交通まちづくりの間を埋める部分が私には少し難しかったですが、今後のまちづくりに関して良い刺激・参考となりました。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第58回まちべんを開催しました!
日時:2016年05月25日(水)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:楊 甲 (豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の楊 研究員より『豊田市における四輪車相互事故の特性』と題し、豊田市で発生した人身事故データに基づいてドライバーの負傷に繋がる要因分析を行った結果の報告がありました。
議論の場では、全国的な事故の傾向や天候に関する事故割合の集計方法、速度の影響度合いに関する質疑応答がありました。また、ドライバーの負傷程度へ影響する要因として明らかとなった年齢層(若者・高齢者より一般年齢層の負傷程度が高くなる)について、一般論との乖離から理解しにくい結果になっているなどのコメントが挙がりました。今後は事故に関する基礎集計の要因分析を含め、頂戴したご意見を踏まえて事故分析を深化させていきます。
またアンケートでは「事故がよくまとまっていて理解しやすい内容でした。運転者以外の、助手席や2列目・3列目、車イスで乗車している人が事故でどの程度の負傷をしているかもわかるといいなと思いました。」や「豊田市内で四輪車相互事故の割合が増加しているのは意外でした。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第57回まちべんを開催しました!
日時:2016年04月20日(水)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:安藤良輔 (豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:28
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の安藤主幹研究員より『自動車運転と高齢者のQOL』と題し、高齢者の運転状況とQOLの関連性等を分析した結果の報告がありました。以下、主な質問の内容をご紹介します。
・ 中山間地域を調査対象として選んだ理由(高齢者数が多い地域を対象とした方がよいのでは)
・ 後期高齢者は自身が運転することに対する認識、特に安全意識が低いのではないか。
・ バスのサービスレベルが低く、バス車内でおしゃべりできないなどの要因が、自動車利用を誘発している可能性がある。
・ 自動車を運転しない人の分析を行う予定はあるか。
またアンケートでは「PTの分析は興味深かったです。今後の豊田市の高齢者の幸せに向けては公共交通を充実させた方が良いのか、自動車運転を楽しみにした方が良いのか、方向性がみえる研究を期待します。」や「公共交通の不便さや行政の取り組みに対する不満などもあるけど、意見を言いたい人が自由に言えていい。」、「加齢で身体能力が低下してゆくので、将来、自動運転に期待したい。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第56回まちべんを開催しました!
日時:2016年02月22日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:増岡義弘 氏(NPO法人 ひと育て・ものモノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長)
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
話題提供資料(PDF)×
第55回まちべんを開催しました!
日時:2016年01月25日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:西堀泰英 (豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:22
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の西堀主席研究員より『若者の外出の減少を考える』と題し、若者(30歳~34歳)の外出状況についてパーソントリップ調査(PT調査)の経年的な変化を踏まえて分析した結果の報告がありました。以下、主な議論の内容をご紹介します。
・ 例えば、冷蔵庫の容量拡大(まとめ買い)やネット通販の拡充など、ライフスタイルの変化が若者の外出抑制につながっているのではないか?
→少なからず影響はあると思うが、統計資料によると買物行動は過去と比べて横ばい・微増という結果も出ている。その様な分析ができるように検討してみます。
・ 「外出が増えることがよい」を前提とした場合、どの様な属性や生活スタイルが外出の増加につながっているのか?
→今回の分析では、「就業者・単身世帯・免許あり」の外出が増加しており、「無職、多世代同居世帯、免許なし」では外出が減少している結果がでています。この点を踏まえると就業・免許保有が若者の外出を支える要素となりそうです。
・ 「豊かさ」に繋げる研究成果を出すという視点では、最低限かかる平日の通勤トリップや買物トリップは除外し、例えば休日の自由トリップの増減を分析してみてはどうか。
→今後の参考にさせて頂きます。
そのほか、「中京圏は阪神圏と同じような傾向にあるのか」「車は自由に寄り道できるが、バスや鉄道は時間の関係から寄り道が出来にくいのでは」「人の動きの解析も大変だと思うが、ネット通販が広がりを見せていることを考えると物の流れの分析も重要になってこないか」などのコメントが寄せられました。
アンケートでは「社会の様々な変化や要因とトリップの関係の考察は非常に興味深い。個人や世帯の幸せと地域社会や経済の活力がトリップとどういう関係性があるのか、様々な仮説を立てて面白い研究をしていただきたい。期待しています。」や「個人的には減少要因よりも増加要因が気になりました。特に「農作業」目的の比率が非常に増加していたところの理由を検討してみると、違った視点が出てくるのでは?と感じました。」といったご意見をいただきました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第54回まちべんを開催しました!
日時:2015年12月14日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:山﨑 基浩 (豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の山﨑主幹研究員より『生活道路での速度抑制に向けたISAの効果検証』と題して、①生活道路の交通安全対策の必要性、②研究所で実施してきた面的速度マネジメントの実現に向けた研究内容、③ISA〔走行中の道路の速度規制に基づいて速度超過をドライバーに警告したり、規制速度を超えない様に車両側で速度を制御する車載型運転支援システム〕の効果検証について報告がありました。
議論の場では、音声案内に比べてスマホ画面による情報提供の評価が高くなっていることに関して、「評価の要因」や「運転への影響」などの質疑が交わされました。これらの要因について「当該実験では確認していないが、過去の実験からドライバーへの情報提供は、音声だけでは内容が伝わりにくく目で確認したい傾向があること」などが解説されました。また、「ルール(速度規制)を守らない人は自己規制が出来ない人達であるので、この様なドライバーの速度を低下させ安全に運転してもらうことは容易でない。今後の展開に期待している。」などのコメントが寄せられました。
アンケートでは「私としては強制型(弱い自分を律する方)を、仮にコストがかかっても望みたいです。(事故を起こすよりマシです。)」や「いろいろな動作で運転が成り立っていると思うので、いろいろな機器(ナビ、ドライブレコーダー、クルマのメーター)などトータルで制御できるとより正確なデータになり、不満が出にくくなるのかなと思います。一体型みたいなものは難しいのかな…??」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第53回まちべんを開催しました!
日時:2015年11月16日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:野下 浩平 氏 (NPO法人豊田ハンディキャブの会)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤透主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、NPO法人豊田ハンディキャブの会の野下氏より、豊田市における障がい者の移動の実態と課題と題して、①福祉交通の概要、②豊田市における有償運送、③豊田市における福祉・介護タクシーの現状を解説いただきました。
まず①福祉交通の概要では、福祉有償運送と歴史と成り立ち、道路運送法からみた有償運送とタクシーの違いについて解説頂きました。
②豊田市における有償運送、③豊田市における福祉・介護タクシーの現状では、豊田市における障がい者数の推移や福祉有償運送の利用状況を解説いただき、他の事業者へのアンケート調査結果を交えて、福祉有償輸送の現状として、利用者側(障がい者側)は「移動をあきらめている」こと、実施団体・事業者側からみた現状として「移動したい時に移動してもらえない」「経営面・事務処理などの負担」があるなどの課題が報告されました。議論の場では、今後益々需要が増えてくることが予測される中、障がい者の移動に関する制度やサービスの位置を明確にして「公共交通と福祉的な送迎が協力した受け皿を作るべきである」こと、「介護との連携の模索方法」についての意見が出されました。
アンケートでは「78条について、本来はじめた時の想いとは違ってきているなど当事者の想いが聞けて良かった。」や「豊田市が率先して、何か条例などの制度面の整備をしてほしい。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第52回まちべんを開催しました!
日時:2015年10月19日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:加藤 透 (豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の山﨑主幹研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所 加藤透氏より、豊田市で実施しているエコ交通の取り組み状況について解説いただきました。
議論の場では、4年前に運転免許を返納された方から「エコ交通の対象者として高齢者が抜けているのではないか」とのご指摘があがりました。「普段から自動車に乗っている高齢者は、あまり公共交通に乗ったことがないので運転をやめた後にいきなりバスには乗れないし、バス停や駅まで歩くことも体力がいる。」など、実体験を踏まえた意見をいただきました。この件については、これまでエコ通勤という視点で取組みを進めていた経緯があるため現在は高齢者を対象としていないが、今後は公共交通の利用促進と併せながら、高齢者への出前教室も検討していく旨が解説された。
また、「個人の効用として“エコ”より“健康”が意識されやすいのではないか」や「会員事業所の自主的な活動だけでは中々広がりにくく、例えば毎週木曜日はエコ交通dayにするなど、ある程度ルールをつくった方が良いのではないか。」といった、市民に広げる方法やエコ交通活動の活性化に向けた意見が寄せられました。現在は、“環境・健康・安全”を含めてエコ交通活動を推進しており、従業員にエコドライブの実績を日誌として報告させている会員事業などもみられるため、この様な取組みを全市的に広報していく仕組づくりを行っていくべきであるとの議論が行われました。
また、「渋滞対策としてエコ交通を推進するためには、誰に利益があるのか?(誰のためにエコ交通を実施しているのか?)をきちんと議論する必要がある」といった意見や、アンケートでは「エコ交通出前教室で、小学生に参加できる機会はいいと思った。」や「こども園の年中・年長さん用、小学校低学年・高学年用、中学校用の出前教室を考えて下さるといいなと思います。環境を理解することが難しい世代には授業参観やパパ・ママ・先生など、保護者が来るイベントでできると広まりやすいかもしれないですね。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第51回まちべんを開催しました!
日時:2015年09月12日(日)10:00~15:00場所:豊田市交通安全学習センター
話題提供者:加藤 秀樹 (豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:講習会:8名、ヒヤリハットマップの確認体験:67名
今回のまちべんは普段の講義形式での開催ではなく、豊田市岩滝町にある豊田市交通安全学習センターで出張開催しました。
ヒアリハットマップは、当研究所が市内の小学4年生と保護者を対象として実施した調査をまとめたもので、交通安全学習センターへの来訪者に豊田市内のヒアリ地点を実際に確認してもらいました。
講習会への参加は少なかったですが、ヒアリハットマップの確認体験では保護者の方と一緒に自宅周辺のヒアリハット箇所を確認することができる良い機会になったと思います。また、なかなにはヒアリハット調査に回答してくれた児童もおり、自分の回答や調査結果の活用を確認できた良い機会になりました。
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第50回まちべんを開催しました!
日時:2015年08月24日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:花田 潤治 氏(豊田市 建設部建設企画課)
参加者:29
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の福本主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田市建設企画課 花田氏より、本年5月に策定された「とよた快適自転車プラン~自転車利用環境整備計画~」について、豊田市における自転車事故の現状や課題、今後3年間で進める施策について解説いただきました。
議論の場では、空間整備の考え方や計画の広い周知、ルール徹底の必要性など幅広い議論が行われました。以下に主な議事内容を整理します。
l 貨物の積み下ろしやバスの乗降などで自転車専用通行帯をふさいでしまう可能性も考えられるが、よいのか。(対応策は考えてられているか?)
→他都市では、バス停では自転車通行帯を切る(明示しない)対策が実施され、駐車禁止の区間であっても都心部では路駐によって占領されている報告も聞いている。沿道施設の立地状況も影響すると思うので、空間整備を進めながら問題の動向を探っていきたいと思う。
l 豊田市は坂が多く速度抑制が課題になると思うが、どの様にお考えか。
→速度抑制については看板などで対策を進めるとともに、登り坂でもふらつきが危ないので歩道への乗り入れをできるような対策を検討している。
l 一般市民への周知はどの様に進められるのか?また市民への周知に関して3年後の着地点は検討されているか。
→関係部局との連携を深めるとともに、整備対象エリアの自治区との連携や立哨活動など、手探りではあるが進めていく予定。細かな目標の必要性も認識しているので今後の検討課題としたい。
l 小学生の見守り隊をやっているが、一時停止などほとんど守られていない。ルールの周知が課題だと感じている。
→利用者が多い高校生をターゲットとして進めるべきかと認識しており、空間整備+見える形で安全な環境が整うような努力をしていきたい。
l 未整備または暫定整備路線の今後の進め方を教えて下さい。
→都市計画決定された区間ある。設計状況を確認しながら自転車空間の整備を進める予定。
その他アンケートでは、「今回は私にとって身近で興味深いテーマでした。少しでも多くの地点で自転車通行空間の整備をお願いします。」や「自転車の走行環境改善は自動車にも歩行者にも効果があると思います。期待しています。」、「意識づくりが一番重要だと思います。特に学校を通じた取組みについて、3年間での目標・計画をしっかり立てて頂ければと思います。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第49回まちべんを開催しました!
日時:2015年07月21日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の福本主任研究員より、乗合バス・タクシー事業におけるドライバーおよび企画管理部門の人材不足の実態とその問題点に関する解説があり、自治体と交通事業者の役割分担・パートナーシップの重要性が報告されました。
議論の場では、「バスやタクシーの運転手の待遇が悪いだけなのか、電車や新幹線などその他の公共交通の運転手も不足しているのか?」との質問が挙がり、鉄道や新幹線の運転手は人気があり離職率も低い。その一方で、バスやタクシーの運転手は、労働時間が長くて辛いという声も聞かれるが、それ以上に運転手になった後のキャリアパスが見えづらいことが問題であることなどが解説されました。「ドライバー不足をどの様に考えていくべきか」との質疑では、免許制度の改編(地域限定免許、取得年齢制限の緩和など)・職の広報など運転手を確保するための対応策や、運輸事業としてお金をまわす経営努力の必要性が話題となりました。
また、「運転手不足の話は今に始まった訳ではなく15年前から対策を打つべきであった。しかしながら、安全性・定時制・接客面など公共交通に対する要求が高まり、ドライバーには相当なプレッシャーがかかっている。これらのプレッシャーが要因となって辞める人が多くなっていることも事実である。」とのコメントも寄せられました。
その他アンケートでは、「豊田市においても運転手不足による営業活動の断念への不安を聞いている。このテーマの議論はとても大切。」や「人材確保するために、地元の子供達に将来性のある仕事だとアピール出来れば良い。」、「移動手段の確保について、人を移動させるのか?ハードを移動させるのか?の転換も考えないといけないのかもしれないですね。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第48回まちべんを開催しました!
日時:2015年06月22日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:22
最初に、司会の加藤主席研究員から、楊研究員と発表テーマについて紹介がありました。続いて、楊研究員より、PHV(プラグインハイブリット車)の実電費・実燃費を把握する必要性について説明があり、豊田市低炭素社会システム実証プロジェクトの成果を活用して得られたPHVの実電費・実燃費に影響を与える要因および、それらを考慮して推計した豊田市におけるPHVの導入効果が報告されました。
ここからは議論の場での質疑内容を紹介します。
「気温が0℃と低い場合に燃費が悪化する理由についてどの様な要因が考えられるか」という質問があがり、エンジンを温めるためにエネルギーを使っているため、燃料を消費してしまうことなどが解説されました。また、「高低差について、起終点だけでは途中の登り下りが表現できないのでは」という質問には、より細かくデータを解析することも可能であるが、本研究ではトリップを分析単位として高低差の影響を考慮できたとの回答がありました。さらに、「中山間地域の方が、PHV導入費用の回収年数が短くなるというまとめに対して、高低差ではなく走行距離の影響が大きいのでは」といった指摘があり、今後の研究成果の見せ方についても議論しました。
また、アンケートでは「私はPHVに実際に乗っていますが、経験的に同意できる点が多かったです。温度の影響についてはもっと知りたいです。」や「新しい研究の紹介で興味が持てました。いろいろ議論は出ると思いますが、研究を進めて下さい。」、「多面的な評価、地域内外の高低差・距離など、色々な条件を考える必要がある。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第47回まちべんを開催しました!
日時:2015年05月26日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:24
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の三村が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の樋口主任研究員より、当研究所が実施した社会実験で得られた自転車通勤転換者のモチベーションや懸念事項、走行ルールの定着度合いなどが報告され、事業者が考慮しなければならない通勤管理のポイントについての解説がありました。
議論の場では、「自転車通勤をPRする際のポイント」に関する質問が挙がり、従業員に自転車通勤を促進する際には、自転車通勤を始めるキッカケとなっている健康増進が有効となりうること、事業者は駐車場などの通勤費などの抑制・従業員の健康管理などが展開のポイントとなることが解説されました。また、自転車通勤することによって健康保険費用が下がることなどを分析できると、事業所への展開のポイントになるのではとのコメントもありました。
さらに「速度や走行場所に対する考察」についての質問が挙がり、実証実験ではスポーツタイプの自転車に乗車している被験者は車道を走る傾向にあること、勾配や走りやすさを経験して自転車のルートを決定している傾向にあることなどが解説されました。
その他アンケートでは「自転車は本当に怖いです(徒歩・クルマからみて)。何らかの対策は待ったなしだと思います。」や「自転車をオートバイと同様に免許制にしたほうがよいと思う。」、「健康のために自転車通勤しよう!!となった場合、同じ30歳でも子どもの送迎がある人とない人では、なかなか立場が難しいと思われます。いろいろ配慮できるといいですね。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第46回まちべんを開催しました!
日時:2015年04月27日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:24
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の三村主席研究員より、ゾーン30の基本的な考え方や整備状況、生活道路での速度抑制方法などの解説があり、研究所・㈱キクテック・豊田工業高等専門学校で構成される研究グループが実施した、路側に設置した電光掲示板等から車両の速度に合わせて速度遵守情報を提供する社会実験の報告がありました。この社会実験は、愛知県刈谷市と豊田市の生活道路にそれぞれ2ヶ月間機器を設置して、自動車の走行速度や交通量の変化、機器を設置した周辺住民の意識を調査しました。
議論の場では、「効果の持続性」に関する質問が挙がり、機器を付けていた2ヶ月間は走行速度を低下させる効果が継続していたこと、またアメリカの研究報告において長期的な効果の継続が報告されていることなどが紹介されました。さらに、刈谷市で本格的な設置がされたことから、今後の様子も調査しながら効果の持続性を検証できる旨が報告されました。
また、対策の効果に関して「この様な機器の費用対効果をみる場合、暮らしの質の向上便益をみるのか、公的資金による整備の妥当性をみるのか」、「速度が低下すると便益が低くなるのでは」という質問が挙がりました。様々な交通安全対策の中から効果が高いものを選択していかなければなら実情から、まずは公的資金による整備の妥当性が評価の対象となること、今回のような対策の場合、走行時間の増加による損益に比べて交通事故被害の削減による便益の方が圧倒的に高くなることが解説されました。さらに、この様な機器の効果が高まる路線として、沿道に住宅が並んだ直線の生活道路で、学校が近接されている路線での効果が期待できることなど、本実験の成果や海外の研究報告を踏まえて解説されました。
その他アンケートでは「ゾーン30の効果を高めていくためには、道路管理者や行政だけでなく、住民や地域の理解が必要であると痛感しました。」や「福祉車両を運転していると、ハンプがある場所を避けてしまう。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第45回まちべんを開催しました!
日時:2015年02月16日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:増岡義弘 氏(NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長)
参加者:21
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口が本日のテーマについて説明しました。続いて、NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長の増岡氏より、「豊田市まちと交通研究会(通称:まちけん)」の発足経緯の解説、住民主体の交通安全対策をテーマに進めている活動内容(他市の見学会や具体的な検討内容)に関する報告があり、住民主体で進める課題や地域性に関する議論を行いました。
議論の場では、「地域活動が上手くいく理由をどの様に考えているか。」という質問が挙がり、旧来の市街地など、地縁の繋がりが強く活動が頻繁に行われている地域等で進めやすい可能性があることが紹介された。一方、地縁の繋がりが強すぎると新しい意見や人を受け入れにくくなる傾向にあることなどの指摘もあり、地域(住民)が主体的に進めるための方向性が議論されました。また、亀岡市での交通安全対策に関して、「悲惨な事故があった後でも、高速走行の自動車がみられる現状をどの様に捉えるべきか。」という質問が挙がり、一方通行などの対策を施行するにあたって、『交通安全性の向上』と『軒先の利便性』を比較したときに、まだまだ『軒先の利便性』が優先されている現状であることが報告された。しかし、宅地造成の際にフォルトが作られている(住み始める当初から生活道路の速度抑制策がある環境で生活している)桂坂ニュータウンでは、地域の安全・安心を高めるための活動が頻繁に行われている状況が報告された。
その他アンケートでは「住民参加についての考え方の議論がよかった。」や「地域自治区と共働、アドバイスやサポートを行い、気づきを求めていくのは良い方法と思われる。」、「本当に住民の真のニーズをとらえているのか疑問に思いました。本質的な課題を探索するような研究を期待します。」、「「まちけん」そのものの照会(メンバー構成、属性、研究の進め方、進捗状況など)をお伺いできれば、新たに関心を持って参加される方を取り込めるのでは?」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第44回まちべんを開催しました!
日時:2015年01月19日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の柵木 主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所 研究部長の安藤より、第25回まちべんにて発表した「立ち乗り型パーソナルモビリティの受容性について」の議論などを振り返りながら、昨年10月に豊田市で実施した実証実験の評価や世界で実用化されつつあるPMV(パーソナル・モビリティ・ビークル)の解説を行い、その可能性について議論を行いました。
議論の場では、PMVの実用化にあたり「雨天時や荷物運搬への課題をクリアしなければ、実用性の幅が広がらないのでは。」という質問が挙がり、PMVの付加価値としてバッグやカートを付けられるモデルも出てきていること。また、『移動する・運ぶ』と『楽しむ』を分けて利用者が選択できる環境づくりが重要になることなどが議論されました。さらに、「実際にウィングレットに乗ってみて、日常生活で誰が使うのか?シェアリングなどを事業化することは可能か?といった疑問を感じた。」といったコメントを頂きました。現在の法制度では日本での普及は難しく、海外での広がりを考えると日本人の移動の選択肢が狭まっていることなどが議論されました。
また、実証実験を行った高齢者や女性の操作性に関する質問が挙がり、「一度乗ってみると思ったより簡単だった」という意見が多く聞かれたこと、訓練の内容が増えると「操作性が難しい」という意見が増えることなどが解説されました。また、短い時間での実験だったため、限られた空間での走行であったことも課題として挙げられ、豊田市での普及を目指した長期的な実験の必要性も議論されました。
その他アンケートでは「PMVの普及を期待している。」や「法整備できないと普及は厳しい。」、「自転車と同じ位置づけになるような普及シナリオが必要でないか」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第43回まちべんを開催しました!
日時:2014年12月15日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:福本雅之(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:26
最初に、司会役の豊田都市交通研究所研究部長の安藤が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所主任研究員の福本より、中部地方のタクシー会社を対象としたアンケート調査の結果を用いてタクシー事業の実態を解説し、タクシーを活用した新たなサービスの検討内容について報告がありました。
議論の場では、事業環境が厳しい都市におけるタクシー事業者の営業意向やタクシーの料金形態や営業形態に関する議論が行われ、旧態依然としたタクシー経営の課題や、観光をターゲットとした需要確保策などの意見が挙がりました。
観光との連携方策としては、旅行会社との連携を深めて観光需要に対してタクシー会社が積極的に関わっていくことや、東京オリンピックを契機に外国人の個人旅行をターゲットにした営業が展開できるような営業活動の重要性、また、山間地域ではB&B(Bed & Breakfast:宿泊のみのサービス)をやりたい民宿もあるため民宿⇔飲食店を結ぶサービスもターゲットとなりうるなどの沢山の意見が挙がり、活発な議論が行われました。
その他アンケートでは「アイディアといかにひねり出すか。タクシーの利便性をもっと強調すべき。」、「短距離でも気軽に乗車できる乗物になれば、1運行あたりの収入は低くてもトータルでの収入確保はできないものでしょうか。」、「事業者アンケートだけで不足。利用者アンケートと新しいサービスのヒントを沢山出してほしい。」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第42回まちべんを開催しました!
日時:2014年11月17日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:信田 正美 氏(交通安全計画アナリスト)
参加者:28
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主任研究員の三村泰広が本日のテーマについて説明しました。続いて、元岐阜県警交通部分析担当管理官の信田氏より、交通死亡事故の考え方や交通事故の85%が人的要因であることなどの交通事故のメカニズム、交通安全対策の基礎理念と事例について紹介がありました。
議論の場では、大きく2つの話題が挙がりました。まず1つ目は、近年、歩行者・自転車事故が増加している中で自転車があまり取り締まわれていない理由についての質問が挙がり、「自転車には反則金制度が適用されないので取締りが難しく、警告取締りはしているが、反則金がないため取締りの件数に挙がらない問題がある。しかし、ノーブレーキ車などは厳しく取り締まるようになってきている。」こと、また自転車に関する規制の変遷や、原則論で規制している問題点などについての解説がありました。
次に、事故統計にて取り扱う事故要因に関する質問があがり、「事故統計調書では事故要因としておよそ80項目のチェック項目がある。しかし、県警毎に事故統計調書の処理に差があり、デジタル化により細かな要因まで把握できなくなってきている。」こと、「岐阜県警の事故統計書では全ての要因を開示しているので、その内容が確認できる。」ことなどが解説されました。
その他アンケートでは「道路管理者と交通管理者の縦割りで困るのは、実際に道路を使用する人なのでもう少し現実的なものにしていって欲しいと思いました。」、「自動車の取り締まり方として、人海戦術でもITSでもいい方法があるといいなと思いました。」、「長年にわたり蓄積された知見を分かりやすくお聞かせいただきました。興味が尽きないお話に感服しました。」という意見も頂きました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第41回まちべんを開催しました!
日時:2014年10月27日(月)18:00~19:00場所:TTRI大会議室
話題提供者:伊藤 浩之 氏(公共交通利用促進ネットワーク)、山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主任研究員の福本雅之が本日のテーマについて説明しました。続いて、オーガナイザーの豊田都市交通研究所主幹研究員の山﨑基浩より、バスの交通政策的意義と利用促進の考え方についての解説があり、バスの利用促進に向けたわかりやすいツールづくりを現場で実行されている公共交通利用促進ネットワークの伊藤氏から、様々な事例の紹介がありました。
議論の場では、路線図ドットコムを設立した背景や効果的な利用促進策など幅広い議論が行われ、有意義な時間を過ごすことができました。以下、議論の内容を集約してご報告します。
◆路線図ドットコムを設立した背景・情報収集の方法
・当初は、バスに関する情報が少なく、かつ、バス事業者毎に情報が分かれていた。情報の分散化はバス離れに繋がると考えており、情報の一元化を目指して取り組んでいる。
・公共交通会議の議事録や市町村が発行している広報紙を中心に情報を収集している。変更があるタイミングや流れが経験で分かってきたこともあるし、近年では事業者さんや自治体の方から情報が入ってくるようになってきた。
◆利用促進策の視点
・最近、民間バス会社をうまく活用して運賃やダイヤを統一する事例が増えてきた
・幅広い情報を提供することも大事であるが、高齢者は行きたい場所が限定される傾向にある。自治体だけに高齢者のための利用促進を任せるのは辛いので、自治会と連携してオリジナル時刻表をつくる事例も出てきている。
・案内や乗車支援などを行うバス停コンシェルジュなどを設けて、バスを利用しやすい環境づくりの事例もみられる
その他、議論の中で「マイカーからバスへの転換を促進するためには、市内での移動だけでなく、県を跨ぐ利用方法を考えていくことや、利用者への情報提供が重要であることが分かった。」、「公共交通を使うという選択肢を、住民に理解していただくことが重要なポイントだと感じた。」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第40回まちべんを開催しました!
日時:2014年09月30日(月)18:00~19:00場所:エコフルタウン大会議室
話題提供者:太田勝敏(豊田都市交通研究所 所長)
参加者:36
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主席研究員の加藤秀樹が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所 所長の太田勝敏より、(仮称)都心環境計画の策定経過と概要について説明・報告があり、合わせていくつかの論点について個人的見解の紹介がありました。
(仮称)都心環境計画の有識者会議における議論では、都心の現状と課題の整理結果として「交通結節点や公共施設が近接しているものの都心の回遊性が課題」として挙げられたことや、近隣市町村の大型ショッピングモールの建設計画や今後の再開発・イベント等を踏まえたロードマップの重要性について解説がありました。
また、世界最先端の豊田らしい交通まちづくりを行うための今後の展望として、市民や来訪者にとっての玄関口である都心はデザイン性とエレメントも重要になってくるため、インフラとしての広場整備と連続性、市民や民間企業と連携した運用方法の検討が重要であり、平日に各地域の農産物や文化が交流し、来訪者も楽しめる「まちの駅」であることが望ましいとの見解が報告されました。
議論の場では、「都心ではバスターミナルの整備が必要でないか」といったご意見があがり、交通結節点はおいでんバス・都市間バス・タクシーなど様々な交通モードがまとまることが大事であり、その待ち空間も大切なエレメントであることがスウェーデンの事例を交えて解説されました。また、「自動車分担率が高い豊田市において公共交通施策を進める妥当性」に関する質問が挙がりました。クルマを活用するためには通行空間と駐車スペースを併せて議論すべきであり、ある程度まとまりを持った駐車空間と公共施設・商業施設などとの連続性を持った都心整備が必要になってくるため、クルマの使い方・活用方法を踏まえて議論すべであることが解説されました。
その他、頂いたアンケートでは「ワクワクするようなお話でしたが、実現できない話でもないと勇気を頂きました。日頃感じている課題はやっぱり問題でしたね。」、「豊田市民ではないのですが、自分が住む町の将来を考えるうえで大変参考になりました。」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第39回まちべんを開催しました!
日時:2014年08月25日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:柵木明夫(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:17
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 研究員の樋口恵一が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の柵木明夫 主席研究員より、豊田エコ交通月間について報告がありました。
報告では、本年9月16日~10月13日に開催が予定されるエコ交通月間について、昨年度の課題を振り返りながら本年度の取り組み内容について報告し、主に参加登録方法や告知内容などに関するご意見を伺いました。
議論の場では、「自動車の代替手段の有無別で参加状況に差が出てくる可能性があるため、鉄道駅やバス停からの距離など会員事業所の立地状況を分析し、鉄道駅周辺の企業に周知する方法が良いのではないか」といったご意見や、「道路や駐車場など、車を利用している方に周知できる場所に横断幕やポスターを掲示すべき」など、エコ交通月間を周知する対象者に関するご意見が聞かれました。また、「『実績報告』などの用語が固く、敷居が高い印象を与えてしまう」ことや「抽選する商品のリストを掲載して魅力を伝えるべき」などチラシの構成に関するご意見、「再生紙などを利用して大々的にビラを配ったり、自治会と協力して回覧板に載せるなど日頃から市民に意識してもらえるような対策が必要ではないか」など市民の方が簡単に参加できるような雰囲気作りと改善の必要性についてご意見が挙がりました。
また、「エコ交通の目的や内容が分かりにくいため、定着化に向けて訴える視点や内容を明確にすべき」、「エコ交通に貢献している『ハイブリット車や電気自動車などを利用している個人や企業』、『公共交通利用者』などにも参加を呼び掛けるとともに、今後、その様な方々へのインセンティブや貢献度合いなどを表彰する仕組みを検討しても良いのでないか。」など、活動そのものを市民に定着させるための方法に関するご意見や、「事務局が本気にならないと周りもついてこないため、参加者拡大のカギを握っているのは事務局の本気度である」といったご意見も頂きました。
その他、頂いたアンケートでは「エコ交通と言うとクルマの移動から公共交通に代替するイメージが強いが、代替できない人のために「何がエコドライブ」で「こんな小さな事でも参画できる」というハードルを下げても良いのでは。」、「根付くまで時間がかかると思いますが、エコ交通の推進を続けて下さい。」、という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第38回まちべんを開催しました!
日時:2014年07月28日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主席研究員の山﨑基浩が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹 主席研究員より、「豊田市で効率的なスマートドライブ」について報告がありました。
本報告では、環境に優しいエコドライブは自動車の急加減速などを抑制するため交通安全にも寄与し、規制速度の遵守など交通ルールを守る安全運転は燃費のいい運転に繋がることから「環境に配慮した安全な運転」をスマートドライブと定義しており、豊田市の社会実験データを基にどの様な運転方法が実行され、効果が出ているのかを詳細に分析した結果を報告しました。
議論の場において、スマートドライブの普及のためには「間違ったエコドライブ(ニュートラルへギアを入れるなど)を実践しているドライバーもいるため、正しいエコドライブの方法を具体的に示すべきではないか」や「『エコドライブ=走行速度が遅くなる』という考えを持っているドライバーもいるため、どういうところに興味を持ってもらうかが重要ではないか」といったドライバーへの普及啓発活動についての意見が挙がり、参加者からは「現在もエコドライブを実践しているが、もっと燃費が良くなるためのノウハウに興味がある」など、今後の展開・普及に繋がる議論がなされました。また、「情報提供内容とスマートドライブの効果の関係性」、「道路整備(走行空間)とのスマートドライブの関係性」などの質問も挙がりました。
その他、頂いたアンケートでは「ふんわり発進は、交通量が多い時には渋滞を発生しやすくなることが予想され、かえってエコでなくなる場面があるため、走行環境状況に合わせて、最適な走り方がみつかるとより嬉しいのではないかと思います。」、「スマートドライブがもたらす効果を明確にすることで、企業も取り組みやすくなります。」、「机上の勉強会も良いと思いますが、もっと体験型のイベントがあっても良いと思います。(運転、ワークショップなど)」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第37回まちべんを開催しました!
日時:2014年06月30日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:伊藤 嘉康 氏(豊田交通安全学習センター センター長)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 研究部長の安藤良輔が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田市交通安全学習センターの伊藤嘉康 センター長より、交通安全学習センターの施設紹介や講習会などの取り組み状況、交通安全教育のあり方についてのご紹介があり、交通事故防止対策には4Eと言われる工学(Engineering)、教育(Education)、環境(Environment)、取締り(Enforcement)の視点が必要になるが、全ての交通参加者が安全で安心して道路を利用できる豊田を実現するためには『例・規範(Example)』を追加し、家庭における交通安全教育の浸透が重要になることなどをご講演頂きました。
議論の場では、「高齢者の歩行時の交通事故や夜間の交通事故が多くなっている中で、高齢者への交通安全教育で重要になること」や「子供の交通安全教育、高校生の自転車マナーの悪さを改善するために重要なこと」など、主に高齢者と子どもへの交通安全教育に関する質問が挙がりました。
高齢者は、沢山の知識をお持ちだが『交通事故は他人事』と考えている人が多いため、社会的な背景や高齢者の交通事故の現状を丁寧に解説することや、一般ドライバーが高齢者を認知して対応することの重要性などが解説されました。また、交通安全学習センターでは豊田市内の全小学4年生を対象に交通安全講習を行っているが、4年生になる前や後にも交通安全教育を実施すべきであり、学校での安全教育と合わせて普段の生活の中で親が教えることの重要性が議論されました。さらに自転車のマナーについては、小学生からの自転車教育の充実が必要になるが、マナーが悪い大人を見て成長した子どもだけが悪者ではなく「社会がそうさせている」と考えるべきであり、交通安全教育においては大人(親)の役割が重要となることが議論されました。
その他、頂いたアンケートでは「教育には限界があるのではないかと思いますが、大人が見本をみせないと解決しないことがよく分かったので、大人の教育の充実が必要だと思いました。」、「子ども、高齢者の次に障害者への教育をお願い致します。地域会議とコラボ・連携を取って頂きたいです。」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第特別編回まちべんを開催しました!
日時:2014年06月20日(金)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:河合 正吉 氏(元JICAシニア海外ボランティア)
参加者:13
2011年9月から2014年3月まで、JICAシニア海外ボランティアとして活動された河合氏をお招きして、まちべん特別編を開催しました。
ご講演では、①ブータンの概要、②公共交通(航空・バス・タクシー)の運行状況、③道路交通の現状(自動車登録状況・交通事故)などのブータンの交通事情と、⑤現地での活動内容についてご紹介がありました。
ブータンの交通事情は、「航空については国際線2社(1社は国営)、国内線1社が就航しているが割高で、自動車での移動が主流である。しかし、山岳地であるため道路ネットワークが貧弱であるため国内を横断(約600km)するのにバスで2日かかる。」「自動車の登録台数は増加しているが、2012年の輸入規制で市民の入手が困難になってきている。」など、ブータンの経済性を踏まえて交通事情を解説頂きました。
またボランティアの活動内容については、各種法律が十分整備されていないこと、詳細な事故データが確認できないことから包括的交通安全システムの構築に向けて尽力され、学生を対象としたポスターコンペティションなどを交通安全啓蒙活動として実施された結果をご報告いただきました。また、今後モータリゼーションが進む中で、市内道路におけるラウンドアバウトや山岳道路など社会基盤整備の必要性に加え、若年層をはじめとした国民への交通ルールの周知・徹底が重要になることをご講演いただきました。
幸福の国といわれるブータンの交通事情についてあまり認知されていませんでしたが、国の社会情勢も交えて詳しく解説いただき、大変勉強になりました。ありがとうございました!
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第36回まちべんを開催しました!
日時:2014年05月26日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:19
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主席研究員の柵木明夫が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の三村泰広主任研究員より、生活道路の交通安全に関するわが国の政策の変遷や海外の対策、現在WYS研究会(豊田都市交通研究所・豊田工業高等専門学校・株式会社キクテック)で進めている路側提示型の新しい技術について紹介がありました。
議論の場では、全国的に導入が進められているゾーン30について、「ゾーン30が導入された地域の人はもとより、地域外からの来訪者に認識してもらうための対策が必要ではないか」といった認知不足に関する指摘があがり、地域毎に整備の方法が異なる現状の課題を踏まえて、ゾーン30を走行していることを分かってもらえるための標識や案内の整備の必要性、メディアと共働した周知活動の必要性に関する議論がありました。
また路側提示型の対策について、「高速道路等でみられる対策は、どの様な効果がみられるか」、「WYS研究会で進めている対策に期待する効果」などの質問があり、海外事例の結果や当研究所が実施した実験室環境での検証結果を踏まえると「規制速度との差が大きい車両(規制速度より速く走行してる車両)への効果が大きいこと」などが解説され、今後、二地域で導入される路側提示型の社会実験の結果を踏まえて、公道での影響を評価することなどが報告されました。
その他、頂いたアンケートでは「全国的な取組みであれば、もっと宣伝(CM、広報など)があってもいいのではないかと思った。」、「土・日、自動車に乗ると、ドライビングマナーが悪い人もいるが、色々なご当地ナンバーも多くみられるため、地元の人だけに呼びかけても難しいと思う。また子どもや高齢者の視点で交通を考えてほしい。」という意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第35回まちべんを開催しました!
日時:2014年04月28日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:27
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の三村泰広が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の樋口恵一研究員より、東日本大震災時における救援物資輸送の課題と、豊田市において効率的に救援物資を搬出入するための視点について紹介がありました。
議論の場では、「東日本大震災時における災害協定の課題」や「特徴的な災害協定を結んでいる事例」、「豊田市が締結している災害協定の内容」に関する質問、「自治区などの地縁組織と地元企業が協定を結ぶことが重要ではないか」といった災害協定に関する意見が多く挙がり、豊田市が現在取り組んでいる広域連携や災害協定についての解説を交えながら活発な議論が行われました。また、「必要となる救援物資に関する情報をやり取りして被災地に物資を届けるためには、デジタル的な管理とアナログ的な管理の双方が重要になってくるが、何が起こるか分からない非常時には双方とも一長一短がある。どの様な管理が必要かを考えないといけない。」といった意見や「直接被災地に救援物資が届くのであれば、国や県が考えている救援物資の流れが機能しないのではないか。」とった救援物資を管理する方法や仕組みに関する議論がありました。
その他、頂いたアンケートでは「防災は近いようで遠い課題のような気がしていますが、自分達が自ら企業や役所に係る必要性を感じました」、「救援物資の流れの確立ができるようにもっと話したいと思いました」、「大企業の対応力をもっと踏み込んで活用するような「豊田らしさ」の防災計画を作る必要がある。ロジスティクスなどは専門家が大勢いるので、市の職員だけで不足する場合、民間の人材を緊急活用する仕組みを考えるべきである」、といった意見や、「もう少し道路体系や交通に着目した防災まちづくについての取り組みやあり方を知りたかった」という意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第34回まちべんを開催しました!
日時:2014年02月24日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:杉浦 栄紀 氏(豊田市企画政策部環境モデル都市推進課主査)
参加者:26
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の福本雅之が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田市企画政策部環境モデル都市推進課の杉浦栄紀さんより、環境先進都市を目指す豊田市の直面している課題、取り組み内容、効果、モデル地区であるとよたエコフルタウンについての紹介がありました。
議論の場では「効果を上げていくためには、プラグイン・ハイブリッド車の補助やとよたエコポイントなどの様々な取り組みが広く地域に浸透していくことが重要である」といった意見や「とよたエコポイントのポイントが意味するところをもう少し具体的に明示できると市民も環境改善に貢献したということが実感できるのではないか」といった意見、「もっと自転車を活用すべきで、一部のスマートフォン利用者しか使えない現在のシェアリングシステムの改善を目指してはどうか」といった意見がありました。また「CO2の削減目標達成には実験的なものばかりやっていても不可能で、多くの市民を巻き込んだ取り組みになるような工夫も併せてすべきではないか」、「市民を巻き込むには具体的なエコな行動とは何かを明示し、浸透する仕組みを構築できるとよいかもしれない」「エネルギー的観点で考えれば、ガスやその他のエネルギーとの関係性も考慮した計画が望まれると思う」といった議論がありました。
その他、頂いたアンケートでは「豊田市民として個々にどう行動すればよいのか、もっとアピールしてほしい。施設前提の取り組みは全体への波及が乏しいと思う」、「実証から本当の実装へ行程を明確にしてほしい」、「説明はとてもわかりやすかった。参加者からの質問が今まで考えていた目線と違いおもしろかった」といった意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第33回まちべんを開催しました!
日時:2014年01月27日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:山崎基浩 (豊田都市交通研究所主席研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所研究部長の安藤良輔が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主席研究員の山崎基浩より、自治体や地域が関与する地域公共交通事業に対する評価の必要性や視点について整理したのち、豊田市における評価方法の紹介とそれを踏まえた現在の評価結果、さらに事業者評価などの新たな評価の必要性について紹介がありました。
議論の場では「評価において利用者と沿線住民を同じ重みで考えて良いのだろうか」といった意見や「収支率は結局は利用数の多さと同じ評価になると思われるので、事業者によって提供されたサービスがどれだけだったかなどの評価を考えてはどうか」といった意見、その他、豊田市の評価における沿線の定義(バス停から半径500mの範囲)や支出における車両購入などの経費の上乗せ状況などに関する意見がありました。また「評価にあたっては、サービスの目的をいかに満足しているかで行うことが重要で、その目的の明確化が必要なのではないか」、「市が運営するバスは公共事業だとすると、費用便益分析などを行うことが評価の通例となると思われるが、バス運行における便益が何であるかを考え、評価に反映させることも重要なのではないか」といった議論がありました。
その他、頂いたアンケートでは「評価の話はどの分野でも難しいので、ベストの評価指標は無い。出来る限りベストに近づける様に日々改善してほしい」「どんな指標が良いか意見を出し合ってみたらどうだろうか」「評価することは絶対に必要だと考えるが、生活者の目的の達成度がいかに高まるかをPDCAを回すことで実現してほしい」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第32回まちべんを開催しました!
日時:2013年12月16日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:福本雅之 (豊田都市交通研究所主任研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の加藤秀樹が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主任研究員の福本雅之より、利用者の需要に応答する輸送機関であるデマンド交通について、近年の導入状況や豊田市での導入状況、交通機関の特性、交通ネットワークの観点からの解説がありました。またまとめとして、デマンド交通は「タクシーとバス」「公共交通と福祉交通」の中間的性格を持つこと、デマンド交通以外の公共交通手段との関係を考慮した導入検討が必要であることなどが述べられました。
議論の場では「自治体にとっては過疎地での導入が効率性の面からメリットを感じているようであるが、そもそも需要のありそうな市街地での導入のような考え方もできるのではないか」といった意見や「デマンド交通は何をもって成功と言えるのか?このようなサービスは一般的な効率性などでの評価で是非の判定ができるとは考えにくい」といった意見、その他、現在豊田市で運用されているシステムの具体的な内容などに関する意見がありました。また「デマンド交通は「やめどき」を想定した議論も必要なのではないか」、「地域住民のみを対象とするのではなく、広い視点で利用促進が期待できる展開は望めないのか」、「会員は安い料金で利用できるようにし、非会員にはビジター価格を支払えば利用できるといったやり方もあるのではないか」といった議論がありました。
その他、頂いたアンケートでは「自動車の使えない高齢者や、豊田市に不慣れな人でも色々な場所へ行けるようにするにはどうしたら良いか研究してほしい」「できるだけ人が「なるほど」という形にまとめてほしい」「非常にわかりやすかった。提言などあるとさらに良い」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第31回まちべんを開催しました!
日時:2013年11月25日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:柵木明夫 (豊田都市交通研究所主席研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主席研究員の山崎基浩が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主席研究員の柵木明夫より、平成25年度より立ち上げた「豊田エコ交通をすすめる会」の活動経緯、活動方針、平成25年11月から開始している「豊田エコ交通月間」についての解説がありました。さらにこのような活動の持続メカニズムについて福山市の事例から①参加意欲を持たせるメリットの提供、②継続意識を持たせる効果の確認、③住民・企業・推進委員会の一体推進といった整理しつつ、来年度の以降の活動視点について紹介がありました。
議論の場では「本活動の評価指標を渋滞の削減に置いているが、直接的には結びつかない可能性があるので、別の視点での活動の意義を評価できる指標を考える必要があるのではないか」といった意見や「設定する目標や活動内容は市民の共感の得ることができるものでないといけない」といった意見、「本活動はボランティア的視点から参加できるような配慮があるとより意義が出てくると思う」といった意見がありました。その他にも「エコ交通による企業のメリットを明示することが活動のインセンティブにつながるため重要である」、「このような活動が正義であるというような認識を市民が持てるような工夫が必要である」、「健康診断のように交通診断をすること、それをお返しすることが行動変容に効いてくるのではないか」、「企業間で駐車場のシェアをするなどの取り組みができれば面白い」、「交通行動の見える化を様々な観点から実施していくことが重要である」といった意見がありました。
その他、頂いたアンケートでは「一般市民でも通勤に関係する行動であれば、企業としての課題となるのではと思うので会員企業を増やす活動が重要」「今回のような難しい問題をまちべんで取り上げ、出席者と一緒に考えることは非常に有益だ」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第30回まちべんを開催しました!
日時:2013年10月21日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所 大会議室
話題提供者:小野剛史 (豊田都市交通研究所主任研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所研究員の樋口恵一が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主任研究員の小野剛史より、まず自転車の事故や自転車に関する法律の変遷といった交通安全に関する基礎データの紹介がありました。つづいて平成24年10月に豊田市内で実施した自転車利用に関する意識調査の結果のうち、特に自転車利用における安全意識や、自転車利用におけるマナー・ルールの認知・遵守状況の実態に関する報告がありました。報告の中で小野主任研究員は「自転車に対する正しい知識と安全な行動、特に道路空間を共有する者同士の思いやりが重要」と述べられました。
議論の場では「自転車のマナーが悪いのは教育システムが無いことに原因があるのではないか」といった意見や「実際教育をされていてもマナーを守れない、もしくは守らない実態があるのはなぜかといった点について研究を進めてほしい」といった意見がありました。また「出会頭など事故の発生傾向から着眼した分析を進めていく必要性も高いのでは」といった意見や「信号無視、スピードの速さといった一つ間違えれば大事故になる行動をまずは何とかする方法を考えていくべきだ」といった問題提起がありました。
その他、頂いたアンケートでは「身近な問題だが、なかなか難しい。子供に対する教育をしっかりすることが重要だと思った」「意見も多く身近な問題として多くの方が認識していることを実感した」「課題は多いだろうが、解決に向けて頑張ってもらいたい」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第29回まちべんを開催しました!
日時:2013年09月30日(月)18:00~19:00場所:豊田商工会議所 203会議室
話題提供者:岩田 康也 氏(トヨタ自動車株式会社 IT・ITS企画部)
参加者:19
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主席研究員の柵木明夫が本日のテーマについて説明しました。つづいて、トヨタ自動車株式会社IT・ITS企画部の岩田康也さんより、ITS、インフラ協調システム、DSSS(Driving Safety Support System)についての解説があったのち、豊田市で2006年から2013年にかけて実証実験されている4つの光ビーコンおよび3つの700MHz帯無線によるインフラ協調システムの紹介がありました。またそれぞれの効果についても解説があり、今後は左折時衝突防止支援と左折先行歩行者横断見落とし防止支援の複合システムの実証なども検討していることが報告されました。
議論の場では「このような技術が早く低価格で実用化されることを切に期待する」といった意見や「ETCなど他の車載デバイスと統合するなど消費者ニーズに合致した形で提供されると良い」といった意見がありました。また700MHzは指向性がないため他車との混線が想定される点について「光ビーコンやGPSを活用するなどで回避をしている」といったやりとりや700MHzと大規模な更新時期を控えた光ビーコンの活用について「現時点で700MHzを活用しているのはトヨタ自動車だけだが、他メーカとの連携も進めている」といった回答がありました。その他、「車載器にのみに情報提供するのではなく、関係機関の協力の下、路側の情報板にも情報を提供するような仕組みができると良い」「示されている成果について個人の特性からみた傾向も見るとよいかもしれない」「歩行者と自転車では走行速度が異なるので情報提供のタイミングが難しいのでは」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第28回まちべんを開催しました!
日時:2013年08月26日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(元城町3-17)
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:15
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の三村泰広主任研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹主任研究員より、交通事故に対する予防対策手法や施策へ直結する研究への期待から実施したヒヤリハット地点収集のためのWEBアンケートシステムの構築とその運用結果について紹介がありました。また運用後に見えた課題として、選択肢における意味付けや重要度の必要性、多くの市民や事業所に参加いただく仕組みづくりの必要性などが報告されました。
議論の場では「指摘された内容がどのようなスピード感で政策に活かされるのかが見えているとよい」といった意見や「ヒヤリハットと事故は指摘位置が必ずしも合致するとはいえない。さらにWEBを活用できない人からは意見を得ることができない。そのことを踏まえた活用方法も検討してもらえると良い」といった意見がありました。また多くの市民に参加頂く仕組みづくりのひとつとして提案された小学校との連携について「教育委員会や校長会を通じて実施していくと可能性があるのではないか。いずれにせよ全体の判断として実施できる体制づくりが重要である」といった意見がありました。その他、「愛知県における事故危険区間の選定水準のように、専門家の観点からデータを収集するという方法もあるのでは」といった意見も出されました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第27回まちべんを開催しました!
日時:2013年07月29日(月)18:00~19:00場所:豊田都市交通研究所(元城町3-17)
話題提供者:早田敏也 氏 、池上照子 氏(トヨタ自動車株式会社IT・ITS企画部)
参加者:31
最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の福本雅之が本日のテーマについて説明しました。つづいて、トヨタ自動車株式会社IT・ITS企画部の早田敏也さん、池上照子さんより、様々な情報から交通需要を先読み、最適な経路を複数の交通手段でシームレスに案内する「ハーモナビ」と、公共交通機関からの端末交通として共同利用型小型電気自動車による移動支援を行う「ハーモライド」の実証実験について紹介がありました。紹介の中では現在の利用実態から見えた課題と、今年度の秋に予定される実証実験の拡大などについても説明がありました。
議論の場では駐車場情報や利用料金などハーモの機能や考え方についての質問が見られました。例えば駐車場の満空情報の把握については「契約する駐車場から得られる情報を5
分間隔で反映している」といった回答やハーモナビの利用については「無料で利用できる(実証終了後は未定)」といった回答がありました。また、「ハーモナビの機能について他のアプリケーションとのわかりやすい差別化が重要ではないか」といった意見や「実証実験の目標についても明示することがわかりやすさにつながるのではないか」といった意見も出されました。また乗り捨てによるステーション毎のハーモライド端末数の調整の必要性については「利用料金設定を調整することで解消できる可能性を検討している」といった回答がありました。その他、ハーモライドの安全対策や利用者モラルの対策、実証実験で終わらない継続的実施に向けての検討、ハーモライドステーションの利用者志向の配置、小型電気自動車以外でのシェアリングの可能性などについても議論が行われました。
終了後のアンケート調査からは「興味深かった」といった感想や「利用者目線からの話も聞きたかった」、「コストパフォーマンスが今後の発展につながるのでは」といった意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第26回まちべんを開催しました!
日時:2013年06月24日(月)18:00~19:00場所:豊田商工会議所206会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所研究部主任研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所安藤良輔研究部長が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所三村泰広主任研究員より、一昨年に実施した立哨活動の一環としてスピードガンを用いた速度の計測とその提示活動の効果と課題について運転挙動、運転者意識、住民意識、関係機関の意識という視点から把握した結果について紹介がありました。
議論の場ではこういった役割を市民が担うべきか否かといった意見が多くみられました。例えば「おそらく制服を着て人が立っているだけでも効果があるかもしれない。スピードガンを構えることまでを市民が行うのはやや行き過ぎのような気もする」といった意見や「トラブル回避においてはそのことを実施しているという地域の同意が出来上がることが重要なのではないかと思う」という意見、「速度を落とすということが受けいれられる場所として生活道路というのはありうる」といった意見が出されました。また、「速度提示においてはその意味を理解してもらうことが重要で、規制速度が明示されているところで行うのが望ましいのではないだろうか」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「有意義な会議だった」といった意見や「幹線道路網の状況を考慮した情報提供のあり方も検討すべき」といった意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第25回まちべんを開催しました!
日時:2013年05月20日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:安藤良輔(豊田都市交通研究所研究部長)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加藤秀樹主任研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所安藤良輔研究部長より、2010年10月に行われた豊田スタジアムなどで行われた立ち乗り型パーソナルモビリティの試乗体験に訪れた方を対象に操作性、態度評価などを伺った意識調査の結果から、その受容性について解説をしました。
議論の場では最高速度や雨天時の耐性、段差がある空間での対応など、用いられたパーソナルモビリティの特徴に関する意見が多くみられました。また「今回の対象としている立ち乗り型パーソナルモビリティは、その他のパーソナルモビリティやさらに言えば他の交通機関との住み分けをどのようにすべきかを考える必要がある」という意見や、「わが国での普及に向けたイメージを明示してもらえると、本成果がより理解しやすい」といった意見が出されました。また、「年齢による差がでていないところに興味がある。年齢による差が予想されるシニアカーなどと比べた場合、年齢差がないというのは新たな層に対する普及という視点で見た場合に期待されるところが大きいのではないか」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「歩行者や自転車など、他のモビリティとの共存性といった視点からさらなる研究の深化を期待したい」といった意見や「活発な議論がありよかった」といった意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第24回まちべんを開催しました!
日時:2013年04月22日(月)18:00~19:05場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所山崎基浩主席研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所樋口恵一研究員より、豊田市で昨年導入されたゾーン30について解説があったのち、注意喚起という視点からの調査方法の説明とともに、調査結果から見えてきたゾーン30整備のこれからの方向性について解説しました。
議論の場では今後の推進状況などともに特に評価の考え方に関する意見が多くみられました。例えば「今回導入されたハンプは走行時に気にならないようなものだったが、一般的に考えて運転者の意見としてはこのような対策は好ましいとは思わないように思えるので、今回示されている受け入れ程度が高いというのは興味深い結果だ」という意見や、「今回のハンプにおける騒音や振動の影響についても興味がある」といった意見が出されました。また、「今回示された結果はかなり条件が限定された中でのものだと思うので、今後より一般化できるような分析や新たな調査を期待したい」といった意見もありました。また「カラー舗装の色なども場所によっては景観的にそぐわない場合もあるだろうし、統一感を持ちつつ、地域の特性に応じた対応ができるような提案があるとよい」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「懇親会を含め色々な議論ができてよかった」といった意見や「ゾーン30整備前後の比較調査は、この場所では二度とできない調査であるので価値はあるように思うが、ゾーン30の評価を目的とする場合、普通に運転している市民の注意行動を外から観察できる手法の開発が重要ではないか」といった意見も頂きました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第23回まちべんを開催しました!
日時:2013年02月25日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:吉田眞理 氏(豊田スタジアム代表取締役副社長)
参加者:34
最初に、司会役の豊田都市交通研究所小野剛史主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田スタジアムの吉田眞理副社長より、豊田スタジアムの魅力について、映像や記念誌を用いながら紹介があり、さらに豊田スタジアム運営の13キーワードを提示されながら豊田スタジアムの現状やまちづくりの方向性について解説をいただきました。
議論の場では「中心市街地との間に矢作川があるためスタジアムと市街地の間が分断されているような意識を持ちやすい。スタジアムまでの連続性を意識した中心市街地のまちづくりが行われることで、より魅力ある都心空間が形成できる可能性がある」という意見や、「アクセス道路が少ないためどうしても混雑問題が避けられない。現在パークアンドライドなどの方法で対応しているが、高齢者や体の不自由な方にはつらい面もある。そのあたりの解決策をぜひ検討してもらいたい」といった意見が出されました。また、「施設面で、沈下等の影響もあり段差などが生じているだけでなく、一体的イメージを構築している豊田大橋の劣化もみられている。都市のシンボルとして位置づけられる中でこの辺りの対応をより積極的に実施してもらいたい」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「豊田市のシンボルとして重要なスタジアムがより一層身近になった」といった意見や「質疑応答が大変面白かったが、具体的なまちづくり活性化の議論まで至らなかったのは残念」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第22回まちべんを開催しました!
日時:2013年01月28日(月)18:00~19:10場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:山﨑基浩(豊田都市交通研究所主席研究員)
参加者:25
最初に、司会役の豊田都市交通研究所三村泰広主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の山崎基浩主席研究員より、自治体バスに代表される地域公共交通における交通事業者の役割として「安全に運行する」「より良い「商品」の提言」という2つに着眼し、豊田市の事業者との契約の現状についての課題をふまえつつ、特に事業者が「より良い「商品」の提言」を行うためのアイディアについて報告がありました。
議論の場では「利用者の危機意識が薄いなかで、事業者に対する風当たりを強めすぎるといずれそっぽを向かれてしまう可能性があるのでは」という意見や、「現在の運行サービス内容について市民目線で議論できる場を創出することがよりよい商品を提供できるきっかけになるのでは」といった意見が出されました。また、「単にサービス内容を否定するだけでなく、素晴らしいサービスを提供してもらった場合は報奨するなどの制度があってもよいのではないか」といった意見もありました。またその他にも、「計画段階で事業者が参入して提案するというアイディアは面白いが、そもそも事業が成り立たないため自治体バスの導入エリアとなっている点を踏まえればなかなか難しいかもしれない」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「一方だけが負担するのではない産官の公平な連携の元で進めるための仕組みづくりが必要」といった意見や「内容が専門的すぎるかもしれない。バス事業の仕組みを解説しつつシリーズで扱ってゆくとわかりやすい」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第21回まちべんを開催しました!
日時:2012年12月19日(月)18:00~19:10場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加知範康(豊田都市交通研究所主任研究員)
参加者:20
最初に、司会役の豊田都市交通研究所樋口恵一研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の加知範康主任研究員より、厳しい財政状況にある自治体運行バスを支えるために、沿線地域住民の乗って支える・募金により支えるという2つの意識について現在と過去、自分と自分以外の視点からみた調査の結果について報告がありました。
議論の場では「年齢や性別などといった個人属性によって回答に差があると思うのでその点からも分析を進めて欲しい」という意見や、「沿線地域住民以外の人がこの問題についてどのように考えているかを把握することも重要だ」といった意見が出されました。また、「バスの維持が税金で行われているのに募金という聞き方では必要とする情報が得られないのではないか」といった意見もありました。またその他にも、「募金をする以上、その募金にみあうサービスの変更等があるとか、路線維持が難しいであるとか、メリットや深刻な課題が住民に見えていないとなんのために募金する必要があるのか回答できないと思う」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「いろいろな立場の人からの意見が聞けて参考になった」といった意見や「豊田市における公共交通のあり方を考えるべきだと思った」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第20回まちべんを開催しました!
日時:2012年11月26日(月)18:00~19:10場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所安藤良輔研究部長が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹主任研究員より、自動車を主因とする過去の課題と解決やCO2排出量削減や電気自動車の普及といった現在の課題、さらにはまちづくりを踏まえた将来の課題について解説がありました。
議論の場では「その他の公害問題の歴史的経緯などにも触れて話されるとより理解が進んでよいと思う」という意見や、「電気自動車は切り札としてどの程度意義を持つものなのか、説明を受けて理解が得られた」といった意見が出されました。また、「電気自動車の普及にはスタンドの設置など多くの課題があるので、使い方も含めて議論を積み重ねることが重要だ」といった意見もありました。またその他にも、「電気自動車の排気がないというメリットは特に市街地などで意味を持ちそうなことを市民に理解してもらうことも重要かもしれない」「CO2以外にもコスト面でのライフサイクルアセスメントを行うことが利用者側の意識に訴える点で有効だ」といった意見もありました。
さらに終了後のアンケート調査からは「個人が自動車を持って動きまわるという前提の社会ではCO2問題の解決は難しいように思えた」といった意見や「時流を反映してか活発な意見・アイデアがありなるほどなぁと感じた」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第19回まちべんを開催しました!
日時:2012年10月29日(月)18:00~19:10場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:小野剛史(豊田都市交通研究所主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加藤秀樹主任研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の小野剛史主任研究員より、生活道路の交通安全についての新たな技術で欧州を中心に研究がされている車両側から速度を抑制するシステムであるISA(Intelligent Speed Adaptation)についてわかりやすく解説いただいたのち、ドライビングシミュレータを用いたISAの効果について高齢者と非高齢者の視点から分析した結果について報告されました。議論の場では「若い人には、この様なシステムが必要だと思う」という意見や、「実車との違いが相当ありそうで、この様な評価はドライビングシミュレータでよいのか疑問が残る」といった意見が出されました。また、「研究の背景で提示した生活道路の事故について、スピードの出しすぎによる事故など、事故の詳細を分析して課題を明確にすると、研究の意義や深みが増すのでは」といった意見もありました。さらに終了後のアンケート調査からは「研究手法が難しいことがよくわかった。工夫して頑張ってもらいたい。」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第18回まちべんを開催しました!
日時:2012年09月24日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:小島文毅 氏 (NPO法人ITSプラットフォーム21)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加知範康主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、NPO法人ITSプラットフォーム21の小島文毅氏より、パーソナルモビリティに関する概要と国の取り組み状況についてわかりやすく解説いただいたのち、豊田市内の中心市街地、高橋地区、下山地区の特色の異なる3地区を対象に個人の移動に関する地域別の課題、パーソナルモビリティ導入に向けた制度的課題が報告されました。最後に、新たなパーソナルモビリティの運用形態や利用形態について様々な観点から提言されました。
議論の場では「超小型パーソナルモビリティの最高速度を30km/hとすべきと提案されているが、その理由について多角的観点から整理されると良いのでは」という意見や、「市場での普及を考えるならば、利便性の向上にとどまらず、デザイン面も重視するべき」といった意見が出されました。また、「安全面の課題は慎重に議論しておく必要がある。また一人乗りが良いのか、二人乗りが良いのかについても重要な視点である」といった意見もありました。さらに「高齢者をターゲットとするならば、その行動パターンを踏まえた提案ができると良い」といった意見も挙がりました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第17回まちべんを開催しました!
日時:2012年08月27日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所山﨑基浩主席研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の三村泰広主任研究員より、知的障がい者の特徴、交通実態などを概説したのち、ヒアリング調査より整理された知的障がい者の交通問題について説明がありました。知的障がい者の特徴である判断や対応力の弱さが自転車との衝突の危険性や公共交通機関の利用しづらさに直結しており、交通環境下で大きな課題があることが解説されました。またその解消のためには、手段別に分離され、わかりやすく、統一された交通空間の整備が重要であるとの提案がなされました。
議論の場では「非常に難しい問題であるが、これらの問題が高齢者など他の交通弱者と共通する問題であるのか、違う特徴的なものなのかの整理をしながら空間の提案をしていくと良いのではないか」という意見や、「同じような障がいの程度でも親御さんの考え方によっては移動の際の同行状況に差がある。この原因を突き止め、対策を講じることが本人の自立を促し、介助者の負担を軽減すると思う」といった意見が出されました。また、「心のバリアを軽減することの重要性も大きいので、研究を進めてもらいたい」といった意見もありました。さらに「公共交通機関によっては路線の前に番号がついていることがあり、それは本人に教える際に非常に役立つのでぜひ様々な公共交通機関で進めて欲しい」といった意見も挙がりました。また終了後に実施したアンケート調査からは「難しいテーマだが、議論する機会を増やしていくことが大切だ」といった全体を通じての意見や「政策としては、費用対効果も求められると思う。社会が人間に対しどれだけ優しくなることができるかという問題かと思う。」、「様々な交通機関で知的障がい者への支援が均一であるべきだ。」、といった内容に対する意見を頂戴しました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第16回まちべんを開催しました!
日時:2012年07月30日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所國定精豪主席研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の樋口恵一研究員より、「エコ通勤」という枠組みのなかの自転車利用について、現状やその促進方法、課題について説明がありました。調査は「豊田市エコ通勤をすすめる会」会員事業所を対象に実施され、自転車通勤の促進においては、事業所および従業員ともに「自転車通勤手当の新設・拡充」が大切であると考えていること、そのために仕組みの整備はもちろんのこと、それを従業員にしっかり周知することが重要であることなどが解説されました。
議論の場では「高齢者など自転車が使えない、もしくは使いづらい層にも配慮した仕組みの整備も必要ではないか」という意見や、「人によっては自動車など違う交通手段で申請を出して自転車通勤をしている人もいる。もちろん個人の責任にはなるが、労災事故などを考えると双方にとってあまり好ましいことではないので是正ができるようになるとよい」といった意見が出されました。また、「エコ通勤などで良い取り組みをしている事業所はもっとアピールしていくとよい」といった意見もありました。また終了後に実施したアンケート調査からは「わかりやすい内容で活発な議論がされていてよかった」といった全体を通じての意見や「ソフト面での課題はよくわかったが、道路構造などハード面での課題についても聞いてみたい」、「市、企業で独自に進めるのではなく、県、国レベルでの活動が必要ではないか」、「土地利用、駐車料金も含めた総合的な分析にも期待したい」といった内容に対する意見を頂戴しました。
みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第15回まちべんを開催しました!
日時:2012年06月25日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:國定精豪(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:26
最初に、司会役の豊田都市交通研究所三村泰広主任研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の國定精豪主席研究員より、2004年に廃線となった豊田市の三河線(猿投~西中金間)を事例として調査した結果を報告されました。調査は地域特性の異なる猿投、石野、足助の3地区で実施され、鉄道の廃止を問題と感じつつも、一部廃止代替バスのサービス水準の向上がみられたこともあり、今後のバス運行に期待を寄せていることなどが解説されました。
議論の場では「廃止前後で料金や運行本数などのサービス水準に変化はなかったのか」という意見や、「車いす利用者からすれば、当時の鉄道(レールバス)は乗車すらさせてもらえなかったので、バスへの改変はよかった。今後さらなる改善を期待したい」といった意見が出されました。また、「鉄道やバスなどの公共交通を必要とする人々の視点から考察があるとよりよい」といった意見や、「この成果をどのように活かしていくかを検討してもらえると良い」などといった意見も挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第14回まちべんを開催しました!
日時:2012年05月28日(月)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所樋口恵一研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹主任研究員より、プローブデータの説明や東日本大震災時の活用例などを紹介したのち、豊田市エコドライブ推進プロジェクトのデータを活用し、実事故と急加減速が発生している箇所の関連性について分析した結果について報告されました。分析の結果から個人ごとに危険と判断される「通常と異なる加速度」の値は異なると考え、危険箇所を抽出する手法が有効であることなどが解説されました。
議論の場では「エコドライブを前提とするデータであるという点を考慮した分析が必要ではないか」という意見や、「生活道路と幹線道路のデータは分けて考えたほうが良いのではないか」といった意見が出されました。また、「生活道路の方が危険を感じる回数が多い気がするがそのようなことがこのデータから見えてくるとよい」といった意見や、「抽出率と検出率の概念がややわかりづらいように感じるので、市民にもわかりやすいよう工夫すると政策にも活きてくるのではないか」などといった意見も挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第13回まちべんを開催しました!
日時:2012年04月25日(水)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:安藤良輔(豊田都市交通研究所 主幹研究員)
参加者:19
最初に、司会役の豊田都市交通研究所小野剛史主任研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の安藤良輔主幹研究員より、電動アシスト自転車についての基礎情報を整理したのち、ITS情報センター「みちナビとよた」で行われているレンタサイクル利用者のデータを活用し、電動アシスト自転車と一般自転車の走行評価からみた電動アシスト自転車のまちなか周遊に向けた可能性について説明がありました。分析の結果からは電動アシスト自転車利用者は坂道での走行距離が2倍ほど長くなっていたこと、高齢者の利用者は走行速度が2km/hほど速くなっていたことなどが報告されました。
議論の場では「利用料金が高いと走行距離も長くなるなど、両者に関係性があるのではないか」という意見や、「レンタサイクルの利用者データということであれば、自転車の特性を理解したリピータの場合の走行に特徴があるのではないか」といった意見が出されました。また、「利用層が高齢者であることが想定されるならば、遠出した際に壊れたといったような緊急時にも、何か保障してもらえるような仕組みも併せて整備されるとよい」といった意見や、「電動アシスト自転車をキーワードにしながら豊田の都市の形も考えていくことも重要なテーマだ」などといった意見も挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第12回まちべんを開催しました!
日時:2012年02月24日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加知範康(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:14
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加藤秀樹主任研究員が本日のテーマについて説明しました。 つづいて、豊田都市交通研究所の加知範康研究員より、環境・経済・社会からみた持続可能な都市構造という視点から、豊田市の目指す都市構造を評価する方法について説明がありました。また、生活環境質(社会)と市街地維持費用(経済)に基づく集約候補地区の選定方法や都市域の集約による環境負荷削減効果の試算例などが報告されました。議論の場では「様々な生活環境を評価する際の重みづけの考え方がわかりづらいので、結果の解釈に注意が必要ではないか」という意見や、「将来予測の方法をもう少し具体的に示していただけるとよりよかった」といった意見が出されました。また、「都市集約という視点から職住近接は重要だと思われるので、職場(事業所)の影響も考慮できるとよい」といった意見なども挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第11回まちべんを開催しました!
日時:2012年01月27日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:14
最初に、司会役の豊田都市交通研究所安藤良輔研究部長が本日のテーマについて説明しました。 つづいて、豊田都市交通研究所の山﨑基浩主席研究員が近年、全国的に市民の生活の足を確保する目的で自治体が主体となって運行するバスが増えている中で、それを支える国の仕組みを概説しました。そしてその仕組を踏まえた自治体側の課題について整理し、平成23年1月に豊田都市交通研究所が実施した全国の自治体の地域公共交通サービス確保に関する実態について説明がありました。その中で、施策の拠り所となる計画が不在である自治体が多いこと、受益者である住民主体の検討組織が少ないこと、公的会議の場で活発な議論が行われていない場合があること、人員体制がまだまだ不足している自治体が多いことなどが明らかとなったことが報告されました。
議論の場では「住民が自ら頑張らないとバスは残らない」という意見や、「自治体によっては公的会議の開催情報がホームページ上で確認できないことがある。情報公開をもう少ししっかりやってもらった方が良い」といった意見が出されました。また、「赤字でもその意義を見出し、積極的にバスを走らそうとしている自治体はどれほどあるのか」といった自治体側の地域の公共交通サービス確保に対する意気込みを問う意見や、「今回のような自治体の評価よりも、利用者である住民の評価が最も重要なのではないか」といった意見なども挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第10回まちべんを開催しました!
日時:2011年12月02日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加知範康研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹主任研究員がエコドライブの理論について自動車工学的視点から報告した後、実車両を用いた実証実験と交通流全体のエコドライブ評価を行った結果について解説がありました。その中で、「エコドライブとしてふんわりアクセルなど様々なものが提案されているが、「最高速度規制を守る」というものが実はわかりやすくて効果がある」といった意見が述べられました。
議論の場では「豊田市内の道路構造と事例で紹介された地域の道路構造はかなり違うことが想定されるのでそのあたりを注意して結果をみないといけない」という意見や、「豊田市におけるエコドライブとはどのようなものとなるのか」といった意見が出されました。また、「CO2削減に向けては、技術対応が自動車メーカー側の努力で対応が進んでいる。エコドライブとは運転者側からの努力であり効果的な普及方法の確立が期待される」といった関係主体それぞれが努力し合うことのしくみづくりの重要性を指摘する意見や、「信号制御との関係性も考慮していく必要がある」といった意見なども挙がりました。
今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第09回まちべんを開催しました!
日時:2011年10月28日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所國定精豪主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の安藤良輔研究部長が自転車を中心とする事故の傾向について全国や豊田市の事例を報告した後、自転車空間の整備状況等からみた日本における自転車政策の方向性を研究者の立場から提案しました。その中で、「自転車道の整備は推進すべきだが、現在の整備状況で車道に自転車を送り込むのは危険。むしろ自転車が歩道を走るのは日本における知恵かもしれない」といった意見が述べられました。
議論の場では「ルールを守らない若い運転者が多い。学校教育をしっかりやるべき」という意見や、「歩行者と自転車の共存の在り方についてもう少し議論が必要なのではないか」といった意見が出されました。また、「自転車、歩行者、自動車それぞれの立場でお互いがどのように安全性を担保できるかについて考えるべき」といった互いを尊重し合うことの重要性を指摘する意見や、「まずは自転車の車道走行をやってみること、そうすることで問題が浮き彫りとなり次に活きてくるのではないか」といった意見なども挙がりました。
このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第08回まちべんを開催しました!
日時:2011年09月30日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:加知範康(豊田都市交通研究所 研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所山﨑基浩主席研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加知研究員がとよた産業フェスタ2010の会場で実施したエコ通勤に対するアンケートの結果を報告しました。その中で、「エコ通勤に対する理解を深めるだけでは、エコ通勤者を増やすこと(=エコ通勤実施)は難しい」「エコ通勤を「やりたい人」と「やりたくない人」のやれない理由は違うので、それぞれに合った対策が必要であること、対策の実施主体にも自治体、企業、家族、個人など様々なレベルがあることなどが解説されました。また、その後、エコ通勤を無理せず始めて継続する(エコ通勤を楽しむ)ためのアイデアについて意見交換が行われました。
議論の場では「バス停や鉄道駅が自宅近くにあろうとも、それが時間帯やルートの関係で使えないようなものであれば意味がない。その辺りの影響も分析をしてはどうか」という意見や、「相乗りについて、通勤時間帯は合う場合があるが、帰宅時間が合わないため、実施を難しくしている。そのため3人で2台の車を使うという事例があるが、普及のためにはそういった工夫が必要ではないか」といった意見が出されました。また、「通勤にこだわらず、その他の移動も踏まえてエコに変えていくのも一つの方法ではないか」といったより効果を上げるための具体的な方策に対する意見や「具体的にどうやっていくべきなのかについてもう少し明確にしていけるとよい」といった意見なども挙がりました。
このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第07回まちべんを開催しました!
日時:2011年08月26日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:國定精豪(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:15
最初に、司会役の豊田都市交通研究所三村泰広主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の國定主任研究員が豊田都市交通研究所で一昨年度より通勤者を対象とした「コンビデケッタ」、「駅から自転車」という自転車共同利用の新たな取り組みの社会実験の経緯とその結果について報告しました。
その後の議論の場で「事業化にあたっては実施する企業のメリットや経営的な面での課題解決が求められる。特に豊田市のような地方都市では事業として成り立たせるためには革新的なアイディアが必要だろう」という意見や、「参加された企業の特徴などについても考察されてどのようなところであれば受け入れてもらえるのかについて明らかにできると良いのではないか」といった意見が出されました。また、「受け入れられる人もいれば受け入れられない人もいるだろう。どのようにその受け入れられる人を見つけていくかが課題であろう」といったより効果を上げるための具体的な方策に対する意見なども挙がりました。
このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第06回まちべんを開催しました!
日時:2011年07月22日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:山﨑基浩(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加藤秀樹主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の山﨑基浩主席研究員から、かしこく自動車と付き合うエコ通勤の重要性について解説したのち、豊田市におけるエコ通勤の取り組み背景と経緯、そしてその取り組みを通じた通勤者の行動や意識の変化の分析結果の報告、さらには特に最近の活動について紹介しました。
その後の議論の場で「実際にエコ通勤に参加されたのはどのような年代の方なのか。パンフレット等参加される年代をイメージしたものとなっていることが求められるのではないか」という意見や、「相乗りのキャンペーンを実施した際、どの程度の効果があったのか」といった意見が出されました。また、「エコ通勤というと、自転車や徒歩での通勤というイメージが湧くが、夏場には汗を掻くなど仕事への影響が心配されるので、シャワーなどの施設がないとやりづらいのでは」といった実施に向けた支援設備に対する意見や、「企業側のメリットという視点がもう少し明確になると、積極的に参加したくなるようなものになるのではないか」といった取り組みの方向性に関する意見も挙がりました。
このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第05回まちべんを開催しました!
日時:2011年06月22日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:河合正吉(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所三村泰広主任研究員が本日のテーマについて説明しました。
つづいて、豊田都市交通研究所の河合正吉主任研究員から、誰もが心身ともに不自由なく暮らせる社会が求められる中で、障がいをお持ちの方が抱える移動や外出といった交通上の課題について都市圏全体という広い視点でまとめた調査結果を報告しました。調査結果からは、健常者に比べて障がい者は外出が少ないこと、自動車の利用可否が外出に与える影響が大きいこと、都市部より中山間部に住む障がい者の方が外出が少ないことなどが示されたことを述べました。
その後の議論の場で「近年、当事者などの努力により法律の整備が進み、移動の円滑化に向けた面的整備の枠組みが整いつつある」という意見や、「利用している交通手段という視点からみた場合に、より具体的な整備に向けた視点が明らかになるのではないか」といった意見や議論がなされました。また、「聴覚障がいをお持ちの方は、豊田市では横断歩道と停止線の距離が近く恐怖を感じている。実際はどのような状況なのだろうか」といった整備空間に対する意見や、「中山間地域のように店などが少ない所では、移動販売もなくなり、買い物など日常生活に必要な用事を足すためには、人のつながり(助け合い)が現実的に重要な役割を果たしており、それが新しい世代にも引き継がれていくことが重要」といった人的支援の重要性に関する意見も挙がりました。
終了後の懇親会の場でも、幅広い観点から議論が盛り上がりました。このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第04回まちべんを開催しました!
日時:2011年05月20日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18
最初に、司会役の豊田都市交通研究所加知範康研究員より本日のテーマについてお話がありました。
つづいて、豊田都市交通研究所の三村泰広主任研究員から、最近、豊田市でも幹線道路の交差点付近を中心にカラー舗装が多く見られるようになったことに言及しつつ、カラー舗装化の効果について基礎的な考え方を整理した上で、今回は特に生活道路での交差点カラー舗装化による「クルマの走行挙動」の変化と「道路利用者・住民意識」の変化という視点からの研究成果が報告されました。その結果、カラー舗装は生活道路の走行挙動の変化に与える効果は限定的でありつつも、特に利用者や地域住民の安全性意識向上させる上ではかなり有効な対策であることが述べられました。
その後の議論の場で「もう少し走行挙動面での効果が明確にでているのかと思った」という意見や、「夜間には効果が確認できなかった点について、照明の光の色の影響を踏まえたうえで、道路照明や自動車の前照灯の色をもう少し色が分かりやすいものに切り替えると効果があがるかもしれない」といった意見や議論がなされました。また、「例えばハンプのようにクルマだけを対象とした場合、歩行者、自転車、車椅子の安全性を逆に損ねる可能性もあるが、カラー舗装ではどうであろうか」といった整備による副作用についての意見や、「慣れてしまうと効果が無いのではないか」といった整備効果の持続性に関する意見も挙がりました。
終了後の懇親会の場では「交差点部だけでなく路肩のカラー舗装の効果についてはどうなのか」や通学路に整備される「安全のみどり線の効果はどうだろうか」など幅広い観点から議論が盛り上がりました。このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第03回まちべんを開催しました!
日時:2011年04月20日(水)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:安藤良輔(豊田都市交通研究所 研究部長、主幹研究員)
参加者:16
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の國定主任研究員より本日のテーマについてお話がありました。
つづいて、豊田都市交通研究所の安藤主幹研究員から、地域ITSにおける技術先行型から利用者ニーズ主導型への脱却が必要という背景のもと、サービス利用者の認知・評価に関する調査を実施したという背景が述べられました。その後、駐車場の空状況を知らせる「駐車場情報」、ETCの技術を駐車場に応用している「DSRC駐車システム」、複数の公共交通の情報を一ヵ所で確認できる「市内公共交通情報」など、豊田市で実施されている17の地域ITSに関する紹介がありました。そして、それぞれに対する認知と利用状況から見た評価結果が報告されました。また、その結果を踏まえた改善への提言が述べられました。
その後の議論の場で「DSRC駐車システムの利用者増加がなぜ進まないのか」という点で活発な意見交換がなされました。「利用するとポイントがつくなど利用者側にメリットが帰ってくるものがあると広がるのではないか」「最初に手数料(1000円)がかかる点も課題ではないか」といった意見が挙がりました。また一方で「公共交通情報」に関して「バスロケーションシステムがもう少し普及しないものか」「みちナビとよたの検索システムを他の大手検索システムと連携すればより一般社会に貢献するのではないか」意見が挙がりました。また「ITSという言葉や仕組みがいくら認知されたかではなくて、それを市民が使ってどれだけ満足したか、逆に不満を感じたかという視点が今後大事であって、評価の方法もそのような方向を重視すべきではないか」といった評価そのものに対する意見も挙がりました。
終了後の懇親会の場では「公共交通の利用環境」や「豊田市のあるべき将来像」など幅広い観点から議論が盛り上がりました。このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第02回まちべんを開催しました!
日時:2011年02月25日(金)18:00~19:00場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室
話題提供者:西堀泰英(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の山崎主席研究員より本日のテーマについてお話がありました。
つづいて、豊田都市交通研究所の西堀主任研究員から、パーソナルモビリティについての解説がありました。その後、パーソナルモビリティの使い方についてどのようなことが考えられるかについて参加者のみなさまから意見を頂きました。
主な意見として「駅やバス停から目的地までの交通手段として役立つのではないか」「持ち運びできると使い勝手が広がりそう」といったものが挙がりました。
つづいて、昨年豊田で実施されたパーソナルモビリティの社会実験に関するビデオ映像をみてパーソナルモビリティに対する理解を深めたのち、このような新しい交通手段が広く普及していくためにはどのような課題があるのか、参加者のみなさまから意見を頂きました。
主な意見として「道路に段差がある場合、問題があるのではないか」「駐車場を考えなければいけない」「小さな子供がいる場合、どうしたらよいのか」「盗難の可能性はどうしたらよいのか」「事故に遭わないために車からの見えやすさや音を出すなどの工夫が必要だろう」といった利用設備やパーソナルモビリティそのものについての課題について意見が挙がりました。また一方で「安全を期すため場所や必要に応じて運転免許のようなものが必要だろう」「目新しい乗り物であるため、何かあったときにお互いに助け合えるような交通社会が求められるだろう」「高齢者の利用を想定すると信号の長さなども今のままでよいのだろうか」といった利用者側の視点にたった意見も挙がりました。
その他、懇親会の場などでは「渋滞の解消などのテーマも取り上げていただきたい」、「こういう交流の場はとてもよい」といったご意見をいただくことができました。このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
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第01回まちべんを開催しました!
日時:2011年01月21日(月)18:00~19:10場所:ITS情報センター会議室
話題提供者:三村泰広(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:23
最初に、司会役の豊田都市交通研究所の安藤部長よりまちべんの開催趣旨についてお話がありました。そのあと、参加いただいたみなさまから、それぞれ自己紹介がありました。
つづいて、話題提供として「公共交通と市民意識~住民意識調査による公共交通の評価に関する一考察~」と題して、豊田都市交通研究所の三村泰広主任研究員から、公共交通の置かれている状況、さらに豊田市で実施されている市民意識調査を活用した公共交通の市民からの評価の傾向について解説がなされました。
報告後、参加者のみなさまから、「分析の結果は市民意識調査の聞き方の影響があるのではないか」というご意見や、「分析結果に対して納得がいく」といった感想など、多くのご意見が述べられました。
また、会場を移しての懇親会の場には、11名の方に参加いただきました。その場では、「会場の少し固い雰囲気をもう少し和らげられるとよいのではないか」、「こういう交流の場、発言の場がずっと続くようにしていけるとよい」といったご意見をいただくことができました。
このようなご意見を糧に、よりよい勉強会の場にしていきたいと思います。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!