2021年度 研究成果報告会開催記録
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SIの看板はこの2か所、命令看板はこの2か所に設置しました。 - 6 - 比較対象として、通常の命令看板といいますか、「自転車は車道が原則 歩道を走らないで」という看板の効果を見ます。 左から1つ目(地点1)と3つ目(地点3)がSI看板の結果で、2つ目(地点2)と4つ目(地点4)が命令看板の結果です。折れ線は事前、設置中、事後の車道通行率の変化を示しています。 SI看板については特に一般の方の車道通行率がのかを確認したところ、向上するという結果が得られました。さまざまな影響要因を考慮しても、情報提供により車道通行意識を変えることができるということです。 続いて2つ目、継続的にそういった情報を提供したら車道通行率が向上するのかということについて検証しました。 今回はアンケートではなく、ここに示した2つの看板を現場に設置して調査しました。 左側がSI看板で、心理学的なアプローチを使ったものです。赤が今週の車道通行率です。ほかの人がどれだけ車道を使ったかという結果です。その上に先週の状況を示しています。前の週と比べてどれだけ改善しているかが伝わるようになっています。こういった変化、改善を継続的に伝えることによって行動が変わるのかを見ます。 - 40 -

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