2021年度 研究成果報告会開催記録
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- 3 - 聞いてみました。 その結果、8割以上の生徒が自転車に関する重要なルールは認識していましたが、今回のポイントは④の空間整備についてです。ほかのルールに比べると若干低いのですが、学年が上がれば上がるほど認知率が上がっています。教育によって認知が向上しているのではないかと思われます。 この結果からルールを知らないという話ではなさそうだと分かります。 では、もう1つの視点、何かしらの理由があって使っていないのかという点です。 先ほどに調査の中で、守っていない生徒にその理由を追加で聞いたところ、矢羽根という空間整備に関しては、多くが「道路が良くない」「怖い・危険だから」と回答しています。 空間が悪くて、怖くて使っていないなら、そんなに危険ではないと思われるところの順守率といいますか、そこは自転車通行空間を走っているかというところが気になります。 そこで、市内の自転車通行空間のうち、道路の構造や交通量の状況を踏まえ、比較的安全だと思われる区間をピックアップして、その利用率を調査しました。結果、さきほどのものより若干は改善が見られますが、一般の方でも20%ぐらい、学生はもっと低くなっています。比較的安全な空間でもあまり使っていないことが分かります。 もう一度確認しますと、そもそもルールを知らないのかということについては、学生の多くは知っているし、それなりに教育の効果もあると思われます。 また、何かしらの理由があってわざと通っていないのではないかということについては、「道路がよくない」からとか、「怖い・危険だから」という理由がほとんどでした。豊田市の整備計画は暫定形態がほとんどで、将来的にはもっといい空間になっていくことが計画の中で示されています。早期に着手することが重要だと思われます。 一方で、比較的安全と思われる通行空間でもあまり通っていないところがあります。これをどう改善していくか、新たな視点からのアプローチが重要だ- 37 -

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