2021年度 研究成果報告会開催記録
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- 2 - 課題としています。 研究所の事業で最も特徴的なのが(2)の政策提言事業です。毎年1回成果を持って市長に直訴し、市に直接政策提言をさせていただいています。 これまで3回の政策提言実績がこちらのリストです。平成30年、令和元年、令和2年、それぞれ 2件ずつ提言しています。まさに「交通の安全・安心」という当面の重点課題に密接した提言が多く、6つのうち5つが交通安全関連です。 当研究所の提言を受けて市役所あるいは関係者で何らかの行動に移していただいたものは赤字で示しています。「とまってくれてありがとう運動」、後付け安全運転支援装置設置費補助金制度、リスクを把握するWebシステムの開発など、さまざまな取り組みにつながっています。 ここからが2020年度の報告になります。 自主研究は12件、受託研究は19件です。詳細なリストはお配りした資料の最後のページにあります。 「交通の安全・安心」に関する研究は、自主は2件しかありませんが、受託関係は10件もあります。まさに社会的ニーズを反映していると思われます。 本日は各研究グループから1件ずつ報告させていただきます。 1番目はコミュニティ交通をテーマにした研究です。豊田市は現在、公共交通計画の見直しを行っている最中です。基礎資料とする全国の動きを調査し、その応用というんでしょうか、市の施策に直結する提案をします。まずは当研究所の自主研究として実施したものを報告いたします。 2番目は自転車の通行空間について。愛知県の交通安全対策のキーワードの1つが自転車ですが、これまでとは少し違う切り口とアプローチで探った研究を報告いたします。 3番目は交通事故原票データの利活用です。これまでなかなか入手できなかった警察庁の交通事故原票が全国一斉に公開されました。交通事故原票から何が読み取れるか、どういうふうに活用できるか、1つの試みとしてその結果を報告いたします。 - 22 -

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