2021年度 研究成果報告会開催記録
17/86

続きまして、「バーチャルパワープラント(VPP)」 2016年設立。ここに出ている非常に有名な企業など83団体の企業と連携してAI・IoTを使いながら市の課題解決を進めています。 その取り組みを幾つかご紹介いたします。 これは東邦ガスさんが昨年つくったCO2フリーの水素ステーションです。「ミライ」は水素で動き、CO2を出さないし、製造工程でもトヨタさんがCO2を出さないように進めていますが、その燃料となる水素もCO2フリーにしようという取り組みです。 CO2フリーといっても環境価値を使います。市内中学校の太陽光発電のグリーン電力証書をCO2のオフセットにあてて、見かけ上ではありますが、CO2フリーにしているのです。その分、普通の水素よりも若干高めの金額設定になっています。 市の公用車は少し高めのこの水素を購入して、つくるところから走るところまですべてCO2フリーで走る取り組みを行っています。 という取り組みです。 需要側にあわせて必要な電力を供給側の電力会社がつくる、コントロールするのが一般的な電力の仕組みですが、VPPは逆で、供給側にあわせて需要側がコントロールします。電力が足らなくなるときには、例えば車の蓄電池にためた電気を使うとか、建物の蓄電池の電気を使うとか、エアコンを調整するとか、そういったかたちで需要側がコントロールして供給側を助ける取り組みです。 これは再生可能エネルギーの地産地消をイメージしたものです。再生可能エネルギーは天気に左右されますので、そこにあわせたコントロールを需要側で頑張りましょうということです。 実は市役所もそういった取り組みをしていまして、電力供給が厳しくなると空調を調整しています。 次は、電気自動車の取り組みです。 「Ha:mo RIDE」は豊田市では有名なシェアリン- 8 -

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る