平成29年度 研究成果報告会開催記録
26/52
- 26 - このグラフは運転車種別事故構成比を示したものです。軽トラック、軽乗用車、トラック、乗用車に分けています。 高齢者の事故で最も多い運転車種は乗用車です。非高齢者と比べて軽トラックの事故が多く、トラックの事故が少ないことが分かります。 このグラフは事故類型別事故構成比を示したものです。人対車両、車両単独、正面衝突、追突、出合い頭、右折、その他に分けています。 高齢者の事故で最も多い事故類型は出合い頭です。非高齢者と比べて人対車両、車両単独、出合い頭、右折の事故が多く、追突の事故が少ないことが分かります。 ここで高齢者の事故特性についてまとめます。 割合が最も多い特性は、道路形状では無信号交差点、時間帯では昼、天候では晴れ、路面状態では舗装乾燥、運転車種では乗用車、事故類型では出合い頭です。 次に、非高齢者と比べて高齢者に多い事故特性は、道路形状ではその他広場等、時間帯では昼、運転車種では軽トラックです。また、事故類型にも違いが見られ、人対車両、車両単独、出合い頭、右折の事故が多いことが分かります。 事故類型別については、次のステップで違反種別を調べます。 続きまして、高齢者の違反特性について説明します。 このグラフは事故全体の違反種別別構成比を示したものです。上段は高齢者、下段は非高齢者です。違反種別を前方不注意、安全不確認、操作不適、動静不注視、信号無視、一時不停止、その他に分けています。 高齢者に最も多い違反種別は安全不確認です。非高齢者と比べてもその割合が高いことが分かります。 ここからは事故類型別の高齢者の違反特性について説明します。まずは、非高齢者と比べて高齢者に多い人対車両、車両単独、出合い頭、右折事故について説明します。 このグラフは人対車両事故の違反種別別構成比
元のページ
../index.html#26