平成29年度 研究成果報告会開催記録
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- 23 - 楊 甲 [発表者] (豊田都市交通研究所 主任研究員) ただいまご紹介にあずかりました主任研究員の楊です。 「交通事故データによる高齢運転者の法令違反の特性分析」と題しまして報告します。よろしくお願いします。 嶋田 喜昭氏 [コメンテーター] (大同大学 教授) 発表の流れはここに示したとおりです。 初めに、全国の高齢運転者による事故の実態について説明します。 このグラフは平成18年から平成28年までの全国で65歳以上の高齢運転者による事故割合の推移を示したものです。青色の棒グラフは全年齢層の運転者による事故件数です。オレンジ色の折れ線グラフは65歳以上の高齢者による事故割合です。このグラフから、二つの傾向が読み取れます。全年齢層の事故件数は減少しているが、65歳以上の高齢者の事故割合は上昇していることが分かります。 高齢者の事故割合の増大は大きな社会問題です。高齢者の事故を削減するには、高齢者の事故の特性や違反の特性を把握し、それを踏まえて高齢者に対する有効な事故対策を導き出すことが可能です。 研究報告② 「交通事故データによる高齢運転者の法令違反の特性分析」
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