平成27年度 研究成果報告会開催記録
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4分の1になっています。 豊田市では、2007年に「公共交通基本計画」を策定し、公共交通を社会資本と捉え、鉄道、基幹バス、地域バス等、交通結節点、利用促進策、この5つの施策を柱に利便性の高いネットワークの構築を目指してきたところです。 これが現在の公共バスネットワークの状況です。合併した全体の市域になっています。黒色の点線が鉄道で、全部で4路線あります。緑色の実線がおいでんバス、私どもが走らせています基幹バスですが、それが13路線。赤色の実線が民間の基幹バスで11路線。青色の実線と赤色の楕円が地域バスです。特に赤色の楕円ではデマンド走行しています。 おいでんバスは2007年の運行開始以来、利用者が7年連続増加しています。地域の皆様に支えられた結果であると思っています。地域バスの利用者も、ここには書いていませんが、6年連続で増えています。非常に人口減少している地域もあり、すべてがうまくいっているわけではありませんが、トータルで見ると、おいでんバス、地域バスの利用者は微増ながらも頑張っている状況です。 鉄道の利用促進策として、2005年からと書いてありますが、愛知環状鉄道の新豊田駅から三河豊田間を朝の7時台、8時台のピーク時にトヨタ自動車の社員の方を輸送するということで、シャトル便を1日あたり7往復半走らせています。先週の金曜日からまた新たに、現在ちょっと景気が回復してきているんでしょうか、夕方の利用者が多いということで、金曜日の夕方6時台にも臨時列車を走らせることになりました。これまでの時間4便を8便にすることで移送力アップを図ります。 続きまして、「公共交通基本計画」について触れたいと思います。 公共交通を社会資本と捉えて鉄道、バスを基軸としたネットワークづくりに取り組んできた結果、カバー率といった面では、先ほど見ていただいたように、おおむねネットワークのようなものができてきたかなといったところです。これが1つ目の取り組みです。 2つ目としては、効率的な運行を目指し、経営的
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