平成27年度 研究成果報告会開催記録
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- 11 - いう効果はあるのでしょうか。 山﨑:確かにそうです。今回は線で、特にゾーン30の中でも比較的スピードを出しやすい場所を選んで効果を計測していますが、面的な規制をしているからには、面的に把握していく、何カ所かで調査した結果を示すことができるといいと思っています。 ただ、線ではありますが、区間としては150メートルにわたって効果が見られたことは確認できていますので、ハンプを設置するよりもいいかというところです。 今の話は最後の質問にも関わってきまして、物理的なデバイスと比べてどうかという話です。ハンプを1つ設置すると150万円、180万円の工事費がかかります。この表示板は今回一点物ですが、作るのに約270万円かかっています。表示板のほうがお金がかかっていますが、ハンプの設置は地元との協議がなかなか難しいので、そういったことも含めて費用対効果を考えなければいけないと思っています。 面的な効果を出すには、できるだけいろんな場所にいろんなものを設置したほうがいいでしょうが、物理的なデバイスや表示板をどこにどう配置したら効果的かというのは今後の研究課題だと捉えています。 司会:お時間となりましたので、ご報告はここまでとしたいと思います。 藤田先生、山﨑さん、ありがとうございました。(拍手) (以下、会場からの質問は掲載割愛)

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