平成27年度 研究成果報告会開催記録
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- 4 - 開発・設置した表示板は、くいをしっかり地面に打って設置しています。キクテックが開発した機械です。機械の手前100メートルから車両を検知して速度を計測します。 DSDSの表示内容は3種類です。過年度の調査で、文字を出したらいいのか、マークを出したらいいのか、静的な表示板でいいか、パトランプがいいのか等、いろんな実験を施設内で行った結果、こういった文字を出すのが効果的だと分かりましたので、時速0から10キロは表示しない、11から30キロは「速度OK」、31キロ以上は「速度オーバー」と表示することにしました。加えて「ゾーン30」という表示も用意しました。 実験中、これをどう運用していったかということですが、刈谷では、何もない状態から「速度OK」を点滅させ、オーバーしていたら「速度オーバー」を点滅させました。これがパターン1です。実験の後半には「ゾーン30」を挟み込み、速度を守っていたら「速度OK」「ゾーン30」「速度OK」「ゾーン30」、速度を超えていたら「速度オーバー」「ゾーン30」「速度オーバー」「ゾーン30」と交互に点滅させる表示にしました。これがパターン2です。 豊田市はちょっと変えてみました。パターン1は刈谷のパターン2と同じ表示の仕方です。実験の後半はパターン2として、速度を守っている人には何も表示しないで、オーバーした人に対してだけ「速度オーバー」と「ゾーン30」を交互に表示しました。

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