平成27年度 研究成果報告会開催記録
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- 3 - 海外ではここに載せてあるような写真のものが実際に稼働しています。はっきりと今、何マイルで走っていると走行速度を路側の掲示板にはっきりと表示して警告するものもあります。ドイツでは、速度を守ると看板のかわいい子どもの顔写真とともにありがとうと表示される、そんな実験もされています。 これが今回の実験のイメージです。ゾーン30のエリア内にこういった情報板を設置します。速度を計測して、この車が30キロ以下で走っていれば、「速度OK」と表示し、超えていたら「速度オーバー」と警告します。これだけのものです。 こういった表示板は幹線道路にはありますよね? 248号とかを走っていると「速度注意」とか、そういう表示がされていますが、「速度注意」だけだと、注意されているな、ぐらいで終わってしまいますので、速度をオーバーしているんだ、規制速度を超えているんだよとはっきり教えてあげて、守っていたら、速度OKだよと伝える、こういったものを幹線道路ではなく、生活道路に持ち込んでみたということです。 実験実施箇所は2カ所で、刈谷市と豊田市です。 刈谷市さんには始めた頃より積極的に関わっていただいていまして、今回の実験に負担金も出していただいています。 刈谷市は東刈谷地区です。東刈谷小学校が近いので、通学の児童が多く、比較的新しい住宅が両側に広がっている道路です。こちらの国道に抜けるための車両が結構走っていますので、交通量も比較的多いですし、走行速度も速い状況にあります。 豊田市は井郷地区です。結構広い範囲でゾーン30に指定されています。旧来からお住みの方が地区の中で幹線的に使われるメインの道路です。こちらも小中学校が近くにあって、歩行者や自転車の交通が比較的多いです。幹線道路をつなぐ補助幹線的道路で、交通量の多さが予想されます。

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