平成27年度 研究成果報告会開催記録
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- 2 - 冒頭に理事長からご挨拶がありましたので、簡単に一言で表しますと、大学、行政、民間の産官学連携でできた研究所で、より応用的・実務的、そして、公益的・非営利的な研究を重点的に行っています。 主な役割は、(1)広義の都市交通の研究、(2)交通まちづくりの実践、(3)世界への情報発信と貢献です。特に豊田市を全面的にバックアップさせていただいていますが、当研究所は研究所であって行政機関ではありませんので、研究成果を情報発信して、愛知県、日本全国、そして世界に貢献することも大切だと考えています。 当研究所はITS、TDM、市民・企業市民参加の下、「人と環境にやさしい交通まちづくり」を目指しています。先駆的に研究にチャレンジし、サスティナブルなモビリティ社会実現に貢献する研究所でありたいという思いで、研究員9名が全力投球で取り組んでいます。 平成26年度は、この資料の最後のページに載せています研究一覧を見ていただきますとお分かりのように、依然として交通安全分野の件数が多いです。これは昨年、一昨年と同じ傾向です。また、公共交通分野の特に受託案件が一昨年と比べて増えています。先ほど西課長からの報告にありました「公共交通基本計画」の見直し等々の動きによるものと思われます。4つの重点分野の中では交通安全、公共交通の2強という状態になっています。これが特徴の1つです。 特徴の2つ目としましては、財政が厳しい状況の中、自主でもなるべく外部支援を受けるようにしていることです。国の科研費はじめ県、企業からの受託にとどまらず、少しでも外部資金を確保して一体
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