平成27年度 研究成果報告会開催記録
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ら10月にかけて約30日間、3,000人の方の参加を得てエコドライブを進めました。 今年度は、もう少し交通安全の視点を色濃く出しながら実施していきたいと考えています。とにかく大人の意識を改革しなければいけないものですから、お子様方の教育を通して家庭へ持ち帰ってもらい、大人へ普及させる取り組みをしていこうと考えています。 最後になりますが、重点戦略プログラム4「魅力ある都心にふさわしい交通計画の推進」ということで、次世代型パーソナルモビリティの社会実験についてご紹介させていただきます。 2010年度は、トヨタ自動車さんのウィングレットを使って実施しました。この写真では公道に見えますが、再開発のビルの立っている敷地内、民地です。パーソナルモビリティで中心市街地の回遊性、新しい移動手段について検証するとともにデータを収集しました。 翌年、2011年、豊田市にあります交通安全学習センターの模擬市街地を使って社会実験を実施しました。市民公募によるモニターに体験していただき、データ等を収集しました。 昨年3月に構造改革特区の認定を受け、昨秋に1カ月間、公道で初めて集中的にデータをとりました。多くの市民の方に参画いただきながら、ある生活シーンを想定して実際に通勤や業務、買い物で使ったらどうかという形でデータを収集しました。 その後のアンケートには、観光や中心市街地の活性化に寄与するのではないかといった意見が寄せられています。 左下の写真が当時の状況です。これが被験者の方で、インストラクターの資格を持った方が保安員としてついています。その状況を調査員が後ろからチェックしています。 今年度は、これまでの実証結果を踏まえ、観光振興、中心市街地の活性化、通勤・業務で使えないかということで、7月から中心市街地を中心に実証実験を行います。週明けに市長の口から新たな展開についてプレス発表いたしますので、ぜひ期待していただきたいと思います。

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