平成27年度 研究成果報告会開催記録
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で、おいでんバスをmanacaのカードを運用しているトランパスIC協議会の一員という形で受け入れていただいて、おいでんバスには3つのバス事業者さんが参画していますが、すべての路線において共通ICカードが導入できるような準備が整いました。この夏から機器を設置し、来年4月導入を迎えます。 リニモにつきましても同じように現在調整していまして、来年4月に導入予定です。 その他、地域バスにつきましては、さらにいろんなバス事業者、タクシー事業者が参画していますので、参入へのハードルが高く、まだまだ調整が必要です。 愛知環状鉄道も期待が大きいところですが、導入に向けた研究会がいよいよ立ち上がり、愛知環状鉄道さんと協力しながら早期導入実現を目指すところです。 続きまして、利便性向上のための情報発信として「みちナビとよた」を簡単にご紹介させていただきます。 ウェブサイト「みちナビとよた」を昨年8月、バスや鉄道の時刻表や経路検索もできるようにリニューアルしました。市販検索ソフトやサイトもありますが、「豊田市の交通のことを調べるなら、これが一番分かりやすい!」というものをつくろうという意気込みで取り組んだものです。昨年11月にはアプリ版も出しました。災害のページでは豊田市の災害情報とのリンクも行っています。さらにバージョンアップしてまいりますので、一度ご覧いただきたいと思います。 続きまして、重点戦略プログラム2「次世代型低炭素交通システムの導入」についてです。 まず、FC(燃料電池)バスについてご紹介したいと思います。 トヨタ自動車さんが昨年12月にミライを発売され、今、非常に話題ですが、その技術を使った新たな燃料電池バスを今年1月から豊田市のおいでんバスのバス路線で実証運行しています。来年3月までの運行予定です。 新たな燃料バスとしては全国初となります。以前、豊田市でも万博で使った燃料電池バスを2年半ほど走らせたことがありますが、現在新しいタイプのもので走っているのはここだけです。 現在は、豊田市駅から三河豊田駅を結ぶ豊田東環状線で、月曜日を除く火曜日から日曜日、1日2から3往復程度運行しています。この後、水素ステーションの話をさせていただきますが、ようやくインフラ側との調整が整い、7月6日からは月曜日も含めた毎日運行、基本3往復という形で走らせます。 今は豊田環状線だけですが、より多くの市民の方
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