平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 42 - これがその結果です。色が濃いほど指摘の多い部分、薄いところは指摘の少ない部分です。拡大しますと、この真っ赤になっているところは指摘が多く、薄いところは比較的指摘が少ないということです。 数の多いメッシュを見ていくことで、死亡事故につながりやすい指摘が多い地点を把握するわけでが、全部見ていくのは大変ですので、リスクアセスメントの考え方を用いることである程度機械的に絞り込みを行うことにしました。 まず、豊田市とみよし市で約1万5,000メッシュありますが、そのうち指摘のあったのは572メッシュですから、この段階で4%弱まで絞り込めます。さらに、その中で死亡率の高い類型の指摘があったのは248メッシュ、そのうち複数の指摘があったところは55メッシュ、普段から危険という回答があったのは25のメッシュというように絞り込んでいきました。 「重篤度」の高い指摘が多い25メッシュを個別に確認していくことで、非常に危険なところを特定する作業が簡略的にできます。この時点で全体の0.17%まで絞り込むことができています。 さらに、1つのメッシュに複数の指摘があっても、別の道路の指摘がたまたま1つのメッシュに入っているなど場合は除外します。逆に、複数のメッシュにまたがってはいるものの、同じ道路の指摘である場合はまとめ、最終的に25メッシュの中から19の事故危険地点へと絞り込みを行っています。 19地点の分布は、豊田市で15件、みよし市3件、両市にまたがる区間で1件です。丸が小島プレス工業さんの事業所で、星が事故危険地点です。やはり小島プレス工業さんの事業所の周りに集中しています。 19地点を道路構造で分けると、交差点が14地点、単路部が3地点、交差点と単路からなる連続した区間が2地点です。
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