平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 38 - 福本雅之 [発表者] (豊田都市交通研究所 主任研究員) 福本:ご紹介いただきました福本と申します。 タイトルは「ヒヤリハット調査にもとづく交通事故危険地点の把握」です。 本日の発表の流れはこちらです。この流れに沿って発表いたします。 まず 中村英樹氏 [コメンテーター] (名古屋大学大学院 教授) まず、ヒヤリハット調査にアンケートを使った理由についてご説明いたします。 従来の交通事故対策は、過去に事故が起きた地点に対する事後対策という形で行われてきましたが、現在は事故を未然に防ぐ予防対策を行うことが求められています。 ところが、これは非常に難しくて、起きてもいない事故をどうやって予防するのか、危険なところをどうやって調べるのかということになってきます。 近年、事故データを補完するデータとしてプローブデータやドライブレコーダーのデータも使われるようになってきていますが、まだまだ機器を装備している車両が少なく、非常に限られたデータになってしまうというデメリットもあります。 ちなみに、プローブデータとは車両から自動で収研究報告③ 「ヒヤリハット調査にもとづく交通事故危険地点の把握」
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