平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 37 - インジケータという2つに分けた結果をお示ししています。Web上のエコドライブ診断結果による情報提供だけの場合は9人の平均が7.7%、車内インジケータによる情報提供をプラスすると14.7%という結果になっています。 これだけを見るとインジケータの効果が絶大だと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。参加者別に情報提供の影響を見てみますと、横軸がWebのエコドライブ診断だけ、縦軸がインジケータ情報をプラスしたときですが、Y=Xの線よりも皆さんが上になっていて、全体的に効果が高くなっているものの、7%という大幅なものではないからです。一番効果の大きい方がグンと大きくなっているので、平均して大きく見えてしまっているということです。 ただ、LEDインジケータによる上乗せ効果はちゃんと出ているという結果は得られています。 司会:森川先生、よろしいでしょうか。 森川:ありがとうございました。 全体で5.2%の内訳はWebだけで3%、インジケータを加えて2.2%でしたので、9人も大体そういうことですね。ちょっとアウトライヤーの方が1人いらっしゃいますが。 2番目のご回答に対してですが、GPSで追い掛けられます。トリップの目的は明示的には分かりませんが、毎日平日同じところに行っていれば、これは通勤だなとか、違うところに週に何回か行っていれば、これは私用かなとか、職場から出ていれば、これはビジネストリップかなとか、GPSの軌跡を追い掛けることで、主に通勤のとき、非通勤のとき、そういう分析ができるのではないかと思った次第です。 (以下、会場からの質問は掲載割愛)
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