平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 29 - 加藤秀樹 [発表者] (豊田都市交通研究所 主席研究員) 加藤:皆さん、こんにちは。豊田都市交通研究所の加藤です。 今、司会の山﨑から前の職場のホームページの話 がありましたが、豊田に来て3年が過ぎましたの で、これからは豊田都市交通研究所の加藤として 国内外に広く成果を発信していきたいと考えてい ます。 本日は「豊田市の走行実態にもとづいたスマートドライブの提案」というタイトルで報告させていただきます。 初めに、スマートドライブという言葉についてご説明します。 はっきりとした定義はなく、今回は「環境に配慮した安全な運転」という意味で使っています。 森川高行氏 [コメンテーター] (名古屋大学大学院 教授) 環境という面ではエコドライブという言葉が世の中で使われていますが、こちらは運輸部門の温室効果ガス削減のため、運転の仕方に気をつけて燃費を向上することを目的としています。 先ほど柵木の報告にもありましたように、豊田市内は朝の通勤時間などに渋滞が発生しています。そんな中でどんなエコドライブをしたらいいかというのが問題になります。国の組織でありますエコドライブ普及推進協議会は10項目のエコドライブをすすめ、中でも「ゆっくりした発進」に一番力を入れていますが、豊田市のように朝渋滞するまちで本当に「ゆっくりした発進」がいいのだろうかと疑問に思います。 そこで、「ゆっくりした発進」だけがエコドライブじゃないという思いも込めまして、スマートドラ研究報告② 「豊田市の走行実態にもとづいたスマートドライブの提案」
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