平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 25 - この数字には賛否両論ありますが、あえて成果といわせていただくと、参加者788名、CO2削減量6.84トンです。最初に言いましたように、こういう活動を通じて改善を進めることがポイントですので、会員事業所に関しては通勤手段の多様化、通勤制度の見直し、シャトルバス等の検討、一般市民に関しては参加率の向上、開催時期に関しては安全運動との連携を課題として取り組んでいきたいと考えています。 最後に、「エコ通勤優良事業所認証」の話です。これを取ると豊田市の入札時に社会貢献の分野で加点されるというメリットがあります。今日来ておられる皆様の関係で、こういうことを積極的に進めていかれるような会社がありましたら、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。 今後の展望として、3つの基本方針に対して進めていきたいことを簡単にまとめています。 今年の「エコ交通月間」は9月16日から10月13日です。これは「秋の交通安全市民運動」の21日から30日を含んだ時期ですし、「とよた3Sドライブ」(SLOW・SMART・STOP)は環境にも効く運転ですので、共にPRしていこうと準備しています。 活動の見える化に関しては、会員事業所のうれしさも追求しつつ、進めていきたいと思います。 活動の持続性に関しては、中期的な課題ではありますが、既存のエコポイント制度との連携も考えていけたらと思っています。 以上で報告を終わります。ありがとうございました。(拍手) 司会:皆さん、ご清聴ありがとうございました。 本研究報告のコメンテーターは福井大学大学院の教授であられます川上洋司先生にお願いしております。 川上先生、こちらに移動いただいて、コメントをお願いいたします。 川上:こんにちは。ただいまご紹介にあずかりました福井大学の川上でございます。今のご発表に対してコメントさせていただきます。 まず、私なりにこの活動について理解させていただいた後、研究所としてのこの活動の意義や特徴を述べ、最後に今後の展開に期待を込めて何点かご質問させていただきます。 この研究活動の出発点は平成5年ということですから、20年前です。研究所が設立されて2、3年後からこの活動を始められているということです。 その出発点は現実に非常に重大な問題であった
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