平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 21 - を始めています。これは参加者にエコ交通手段を宣言していただき、その実践報告の分析に基づいた改善活動をするという取り組みです。 では、豊田市の交通事情を2つのスライドで説明いたします。 これは平成23年度に行われた第5回中京都市圏パーソントリップ調査のデータに基づいた表です。全目的と出勤に分けています。いずれの場合においても豊田市は特に自動車利用が多い状況が見て取れます。 2つ目のスライドは朝ピーク時の渋滞状況を表したものです。日本道路交通情報センターの渋滞情報を基に作成しています。赤の矢印が渋滞、つまり時速10キロ以下の状況です。黄色は混雑で時速20キロ以下です。豊田インターチェンジからトヨタ自動車に向かうルート、トヨタ元町工場の北側の153号線、こういうところが混んでいます。最近248号線はかなり改善されていて、岡崎方面から本社付近もかつては赤の矢印でしたが、この時点では黄色の混雑という状況になっています。 右側ではピーク時以外も含めた時間帯の渋滞度合いを示しています。日本道路交通情報センターの情報を基に、研究所が独自に渋滞度を計算した結果ですが、若干悪化傾向にあると読み取れます。この指標がすべてのケースにおいて普遍的に使えるわけではありませんが。 活動組織「豊田エコ交通をすすめる会」は、豊田市の「交通まちづくり推進協議会」を支える産官共働組織の1つです。年数回の総会を行っています。企画提案をするのは、事務局3組織とトヨタ自動車で構成されたタスクチームです。事務局の活動資金は豊田市さんからいただいています。 右側は現在加入していただいている会員事業所です。赤文字は昨年度加入いただいた事業所です。後で少し触れますが、ホテルパレスイン豊田にも入っていただいています。 「すすめる会」は、道路のようなハード領域ではなく、ソフトな領域を活動領域としています。具体的には、環境負荷の小さい交通手段への誘導、交通需要の平準化、環境行動の奨励、環境にやさしい自

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