平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 18 - します。 「産」に関しては、中経連の専門部会活動や、トヨタ自動車さんはじめ、今日も来ていただいています幾つかの民間企業との共同研究、委託研究です。 来週、刈谷市のゾーン30内でのDSDS社会実験を予定しています。速度超過のときに情報提供することで、いかに速度規制を守っていただくかという実験です。その研究も株式会社キクテックという「産」、愛知県さんのご支援と刈谷市さんのご協力という「官」、豊田高専という「学」、まさに産官学連携で一体的に進めています。 「官」に関しては、中部運輸局での地域交通コーディネーターのほか、各市町村での公共交通関連会議委員。愛知県及び県内の市町村、通学路安全推進委員会にはアドバイザー11名中3名を当研究所から送り込んでいます。昨年も県の委員会のほか3市にアドバイザーとして送り込んでいます。県外の団体等への支援も行っています。 「学」に関しては、国内外の各種学会での役割。ここに幾つか国内外の代表的な学会・協会の活動を示しています。「学」との共同研究のほか、大学の非常勤講師等々として6名が兼務しています。 次に、外部資金の獲得状況です。当研究所は豊田市からの委託が中心ですが、トヨタ自動車からの委託も増加していますし、国、タカタ財団、交通エコロジー・モビリティ財団、三井住友海上福祉財団、大林財団等々、各団体からのご支援もたくさんいただいています。大変各方面の方々にご評価いただいて、より一層成長できたのではないかと思っています。 そのような成果の情報発信としては、まず、研究成果報告会があります。毎年1回ここで皆様にご報告させていただいています。機関誌を年間4回、『年報』を年1回発行し、ホームページも随時更新しています。また、「まちべん」というまちづくり勉強会を毎月のように開催し、市民の皆様はじめ関係者の皆様と一緒に豊田市の交通まちづくりの問題・課題を議論しています。 そのほかに、豊田市以外での講演を含む各種講演(15回)、国内外での学会での論文発表(27件)も行っています。先ほど申し上げたように、全部で8名ですので、単純平均1名あたり年2回以上の講演、年3回以上の論文発表ということになります。 さらに、マスコミにも大変注目していただいています。昨年4月から今年3月までで、交通安全中心になりますが、当研究所の名前が出ている報道、コメント、出演等々が20回を数えます。NHK、日本経済新聞、中日新聞はじめ、地元のひまわりネットワーク、矢作新報、新三河タイムズなどです。

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