平成26年度 研究成果報告会開催記録
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- 13 - きましたかという質問については、どちらかというと気づけたが85%ぐらい、画面の表示するタイミングは適切でしたかという質問については、適切だったというようなコメント、信号機のない交差点の運転に役立つかという質問については、とても役立つ、どちらかというと役立つが約9割、こういった結果が得られています。他のアンケート結果は省略させていただきます。 どうしても信号が立てにくい交差点があると伺っていますので、このシステムはそういったところで役に立つのではないかと考えています。 最後に、直接のインフラ協調システムではありませんが、少し先の取り組みとして電波を使った高速道路における高度運転支援について簡単にビデオでご紹介いたします。 <高速道路における高度運転支援ビデオ上映 > 補足ですが、通信利用レーダークルーズコントロール(C-ACC)は、試作車両を運転した経験から申しますと、前の車が加速すると同時にそれについていきますし、前の車がブレーキを踏むと車間が詰まる前にその情報が伝わって制御しますので、大変スムーズです。なかなか決め手のないサグ部での渋滞解消のかなりよいソリューションになるのではないかと考えています。これも2010年代の半ばに実用化したいと開発を鋭意進めている段階です。 最後ですが、自律系と協調型のITS、その2つによって、自動運転という言い方ではなく、あくまでもドライバーが運転の主体なんですが、その運転を高度に支援することで豊かな社会を実現していきたいと考えています。これからもご指導のほどよろしくお願いいたします。 最後に1点だけ蛇足で、本論とは全然別ですが、豊田市さんと協力して「Ha:mo(ハーモ)」をやらせていただいています。COMS、i-ROADを4台、豊田市でもちらちら見かけると思いますが、全部で100台強使っていただく形で「Ha:mo RIDE(ハーモライド)」を進めています。豊田産業文化センターにも置き場所を準備していただいていますし、土橋駅や市役所の南、若宮駐車場、いろんなところで使えるようになってきています。

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