平成25年度 研究成果報告会開催記録
43/64
樋口恵一発表者(豊田都市交通研究所研究員) 11安全な自転車利用に向けての調査・取組み安全な自転車利用に安全な自転車利用に向けての調査・取組み向けての調査・取組み研究員研究員樋口樋口恵一恵一平成平成年年成果報告会成果報告会樋口:最終報告になりますが、最後までおつきあいください。 本日は自転車についての研究成果を報告いたします。 まず、開会の挨拶で太田所長からお話がありましたように、今、自転車が世界的にブームであるということが研究の背景としてあります。我が国でも健康志向や節約意識から利用者が増加している一方で、マスコミでも報道されていますが、自転車の利用環境の安全性、安全な利用環境をどうつくっていくかといったことが大きな問題になっています。 私どもは豊田市をフィールドに研究活動を進めていますが、自転車のどこが課題なのか、どういった利用実態なのかをしっかり調査するべきであろうということで、昨年度10月、自転車利用の安全 荻野弘氏コメンテーター(豊田工業高等専門学校名誉教授) 意識調査を実施しました。今回はその調査結果をベースにご報告申し上げます。自転車利用者が自転車に乗っているときにヒヤリとした個所と、実際に事故が起こっている個所にはどういう関係にあるのかといった空間的な知見と利用者の意識から課題を明確にするとともに、自治体や警察の取り組みを踏まえながら、さらに安全な利用環境をつくるにはどうすればいいかといったところを報告させていただきます。 3自転車政策の歴史・自転車のルール豊田市における取組み事故地点とヒヤリ箇所の現状走行空間における利用者意識安全な自転車利用に向けて発表の流れ発表の流れ発表の流れ今回の発表は大きく5つに分けられます。まず、自転車政策の歴史と自転車のルール、豊田市における取り組みを簡単にご報告申し上げてから、事故地点とヒヤリ箇所の現状、走行空間における利用者意識についてお話しします。今日の報告が、皆さんに自転車について知ってもらう機会、考えてもらうきっ研究報告③安全な自転車利用に向けての調査・取組み― 34 ―
元のページ
../index.html#43