平成25年度 研究成果報告会開催記録
31/64
豊田市H24試算値と効率値の比較(地域バス)18公共交通評価の試算結果Network DEA分析結果チェック①チェック②全体路線効率性運行効率性集客効率性川口・飯野線5.2%18.4 人0.08020.18670.00430.0495松平ともえ号6.6%13.4 人0.36220.07790.00861高岡ふれあいバス32.4%9.2 人0.24760.5440.00750.1911ふじバス9.3%13.4 人0.12450.26080.00490.1077しもやまバス2.6%13.5 人0.04730.05570.00450.0817どんぐりバス11.0%13.1 人0.0350.05840.00230.0443旭地域バス11.6%3.1 人0.04880.01550.00190.1291足助地域バス19.6%2.6 人0.02640.01540.00330.0607水源東バス2.6%4.9 人0.02470.03030.00270.041保見地域バス4.4%7.3 人0.03760.06920.00510.0386つくばねバス4.4%5.3 人0.03690.04960.00240.0586鞍ケ池バス2.1%4.9 人0.03130.04480.0020.0472ささゆりコース6.3%15.5 人0.02290.04940.00390.0153石野交流館コース3.3%2.9 人0.01810.03220.00240.0197若園コース3.4%1.1 人0.0320.05740.00490.0337高嶺交流コース4.4%0.1 人0.00210.00330.00020.0027おばら桜バス4.3%3.5 人0.00950.01630.00290.0092 こちらは地域バスです。地域バスも同様に市の評価と我々の評価とで違いが出ています。 まとめ•H17年の合併以前の豊田市内の路線などは、比較的、効率値が高い傾向。•基幹バス路線:市の基準をクリアしていても、効率性が低い路線もある。クリアしていない路線は効率値も低い傾向。•地域バス:全体的に非効率。市の基準をクリアしていない「松平ともえ号」の効率性が最も高くなった。•基幹バス路線については、効率性による評価も有効に機能。•一方、地域バスは効率性という概念で一様に評価することは困難。19 まとめです。 平成17年の合併以前の豊田市内の路線などは比較的効率値が高い結果になっています。 基幹バス路線に注目してみますと、市の基準をクリアしていても、効率性が低い路線があります。一方、クリアしていない路線は総じて効率値も低い傾向が見られます。 地域バスは全体的に非効率です。松平ともえ号は効率値が一番高かったのですが、市の基準はクリアしていません。 基幹バス路線は効率性による評価も有効に機能するだろうと思われますが、地域バスは効率性という概念で一様に評価することは難しいと感じます。 今後の課題•効率性に影響を与える要因分析⇒多面的な評価、路線網全体の評価につなげる•Network DEA分析により出力される「具体的な改善量」の検証•地域バス:違った観点から入出力を検討20効率性効率性に影響を与える要因①路線効率性・人口密度・施設密度②運行効率性・運行方式・会社の特性③集客効率性・路線競合・地域活動(地域運営協議会、サービス改善活動、他組織との連携など)・沿線人口属性(高齢化率、就学者率)・サービス水準(運行本数、延運行時間、乗継、接続路線のサービス水準、低床化率など) 今後の課題です。 効率性に影響を与える要因はいろいろ考えられます。多面的な評価、路線網全体の評価につなげたいので、下の表に挙げたような関連要因の分析を今後進めていきたいと考えています。 もう1つ、Network-DEA分析により出力される具体的な改善量、どんな値をどれだけ上げれば効率値が上がっていくのかという具体的な数値の検証を行いたいと考えています。 地域バスについては違った観点から入出力を検討していこうと考えています。 発表は以上でございます。ご清聴ありがとうございました。 司会:皆様、ご清聴ありがとうございました。 ただいまの報告に対するコメンテーターを名城大学の理工学部教授の松本幸正様にお願いしてございます。 松本先生、お願いします。 松本:皆さん、こんにちは。名城大学の松本でございます。 山﨑さんの研究に対して、僭越ながら、コメントと質問をさせていただきます。 用意してきましたスライドを見ていただければと思います。 ― 22 ―
元のページ
../index.html#31