平成25年度 研究成果報告会開催記録
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本研究で設定した「効率性②」9運⾏経費⾞両台数のべ運⾏時間②運⾏効率性⼊⼒:運⾏経費,⾞両台数(運⾏のためにかかる費⽤)出⼒:のべ運⾏時間(始発から終発までの時間)運⾏にかかる費⽤に対して、どれだけの時間サービスを提供できているのか。 2つ目は、運行効率性です。運行経費と車両台数を入力しまして、出力は延べ運行時間です。つまり、運行にかかる費用に対してどれだけの時間サービスを提供できているのかということです。 本研究で設定した「効率性③」10運⾏本数沿線⼈⼝のべ運⾏時間利⽤者数③集客効率性⼊⼒:沿線⼈⼝,運⾏本数,のべ運⾏時間(沿線地域のポテンシャルとサービス水準)出⼒:利⽤者数(年間の利⽤実績)確保している沿線⼈⼝およびサービス水準に対して、どれくらいの利⽤者があるか。 3つ目は、集客効率性です。入力値は沿線人口、運行本数、延べ運行時間です。要するに、沿線地域のポテンシャルとサービス水準です。出力としては利用者数です。年間どれぐらいの人が利用してくれているのか。確保している沿線人口やサービス水準に対してどれくらいの利用者があるのかという総合的な見方です。 本研究での入出力ネットワーク構造11路線⻑バス停数①路線効率性運⾏経費⾞両台数②運⾏効率性運⾏本数沿線⼈⼝のべ運⾏時間利⽤者数③集客効率性 この3つはこういうふうにつながっています。つながった構造を持っていることから、Network-DEAといわれています。 総合的な効率値(基幹バス)12 こちらが基幹バスの結果です。先ほどの3つの効率値の加重平均で総合的な効率値を計算して、その値の高い順に路線名が挙げてあります。赤色で囲った、保見・豊田線、豊田東環状線、豊田・渋谷線、土橋・トヨタ記念病院線は旧豊田市内を走っている路線です。そういったところが効率的であるという結果になっています。青色で囲った路線は逆に旧町村部とを結ぶ路線です。 ― 20 ―
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