平成25年度 研究成果報告会開催記録
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山﨑基浩 [発表者] (豊田都市交通研究所 主席研究員) 「効率性」からみた地域公共交通の評価主席研究員山﨑基浩1-おいでんバス・地域バスの効率的運営に関する考察-山﨑:主席研究員の山﨑でございます。公共交通分野に関する研究の報告をさせていただきます。タイトルは「『効率性』からみた地域公共交通の評価」で、サブタイトルは「おいでんバス・地域バスの効率的運営に関する考察」です。チラシにはサブタイトルがメインで出ていましたが、たまたま私どもの身近にあるおいでんバス、地域バスのデータを使って、このタイトルにありますように効率性に着目して分析したということです。 松本幸正氏 [コメンテーター] (名城大学理工学部 教授) はじめに•地域公共交通確保に自治体が主体的に関与する時代となり、既に10年以上経過•コミュニティバスに代表される地域公共交通は「社会資本」であり「公共事業」である2•評価せねばならない⇒行政評価法(H13)⇒公共事業評価の基本的考え方(H14)•地域公共交通運営におけるPDCAサイクル適用⇒中部地方交通審議会第9号答申「みんなで“創り・守り・育てる”」であるならば・・・ Plan (計画) Do(実施)Check(評価)Action (改善) 定期的に 評価・見直し 地域公共交通確保に自治体が主体的に関与する時代となって既に10年以上が経過しています。1995年に武蔵野市で走り始めたムーバスは、ある程度高密度なところを高頻度で運行し、100円という料金設定で非常に成功した事例です。これをまねしてという言い方はよくないのですが、いろんな自治体で同じ100円バスが走り始めましたが、やはり猿まね的な事例はどんどんすたれていって、本当に公共交通が必要で、公共交通のことを考えて走らせている自治体のバスだけが頑張って残っているという現状です。そんな中でもそれぞれの自治体は問題を抱えています。 コミュニティバスに代表される地域公共交通は「社会資本」であり、「公共事業」です。本日会場に自ら足を運んでいただいています鈴木公平前市 研究報告① 「効率性」からみた地域公共交通の評価 ― 16 ―

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