平成23年度 研究成果報告会開催記録
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鈴木公平 (豊田都市交通研究所 理事長) 皆さん、こんにちは。 今日から7月ですが、6月後半から本当に暑い日、酷暑が続いています。偏西風の蛇行が大きいためか何か分かりませんが、冷水塊がまもなくなくなると気象庁がいっています。とりわけ愛知県というか、この地域は暑い状況ですし、先ほど話がありましたように、自工会が操業日の変更をしたため、今日は該当日ですが、そんな中、ご参集いただきましてありがとうございます。 研究所につきましては、既にご案内かと思いますが、初めての方もいらっしゃるかもしれませんので、若干ご紹介をさせてください。 昨年、設立20周年を迎えました。私が理事長でありますから、当然豊田市が主な出捐団体なのですが、トヨタ自動車さんも含めて出捐をしていただく中で、出捐金30億円でもって、主に都市交通の問題を研究してまいりました。職員は所長以下17名で、そのうち研究員が8名です。発表させていただきました研究成果は、いろいろな部門で取り組みいただいていると思っております。この間、さまざまな方々、企業さんからご支援いただき、大変感謝いたしております。 研究内容は、先ほど都市交通と申し上げましたが、豊田市の研究機関ですので、豊田市を主な研究フィールドにしております。当初、交通モデル都市を目指すことを地域課題として挙げ、まちづくりの方向にしておりましたので、そうしたこともあったわけ ですが、まず、交通安全の問題を取り上げ、交通円滑化や交通環境などについても取り組みを進めてきております。 市のほうとしましては、内外環状道路整備や駐車場案内システム、都心交通ビジョンの策定にも関わっていただいていますし、現在、広域化した市内をかなりくまなく走らせております地域バス、基幹バス「おいでんバス」、のシステム構築にあたっても研究成果を生かさせていただいております。 ここで、昨日報道発表しましたスマートハウスについて少しお話しさせていただきます。昨年4月、経済産業省からスマートグリッドの認定をいただき、豊田市とトヨタ自動車はじめ多くの企業の方々と協議会を立ち上げました。そして、このたびその実証を進めていくための具体の住居ができました。私も少し前に現場を見せていただきました。昨夜あたりからテレビで報道され、今日の新聞などにも載っております。 今日はこの後、そうした状況を踏まえながら、トヨタ自動車の原様に特別講演をいただく予定です。当面の事柄も含めて、皆様方のお役に立てるような内容でお話ができるかと思っておりますので、最後までご聴講いただきますようにお願いをさせていただきます。 あわせて、これまで当研究所にお寄せいただきましたご支援に感謝いたしますと同時に、これからもいろいろな分野でご協力とご支援をいただきたいとお願いしまして、ご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 2
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