平成23年度 研究成果報告会開催記録
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雨天時には、半分の人が保護者の送迎に頼っています。公共交通に乗り換えるのではなく、自動車になります。 例えば•各企業や団体にCO2削減が目標値として課せられたら・・・•目標値のCO2削減が達成されたら・・・•Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアを利用したPR活動や情報収集をしたら・・・企業・団体の底力が発揮される 例えば、企業モビリティ・マネジメント(MM)のように自主的ではなく、各企業や団体にこういう課題が課せられたら、そして、課題が達成されたら、どうなるのだろうかということです。企業に目標値が与えられると、底力が発揮されて、それが何らかのきっかけとなって、自主的なものに移っていくのではないか。この辺りが1つの課題ではないかと思います。 今後の展開•自転車道の整備と一体でMMを推進する•MM参加者から定期的に心理状況を収集する•収集した情報をMM参加者に提供する•「ハイブリッド・シティとよた」に示される「交通」「産業」「森林」の3分野 また、MMは、先ほどもありましたように、自転車道の整備と一体的に推進する必要があります。今日配られました資料の中にも自転車道がありました。こういうものも含めて、どういう構造になっているのかというところです。 それから、自主的な中で、皆さん、いろいろ考えもありましょうから、何を思って悩んでおられるのかを定期的に収集しながら、情報発信することも大 切かと思います。 もう1つ、豊田市の「ハイブリッド・シティとよた」のなかの3本柱の森林という分野でCO2削減のための1つの方法として通勤を考えていくことも必要ではないかという気がします。 豊田市の都市構造に関する基礎的検討研究員加知範康 最後の都市構造に関する基礎的検討についてです。 豊田市は、先ほどの発表にもありましたように、都心部から山間地まで、いろいろな特色がありますので、1つのモデルで当てはめるのは非常に難しいような気がします。発展する部分と縮退する部分、これを1つの問題として捉えられるのだろうか、と思います。 トリプル・ボトム・ラインによる評価社会居住地の生活環境質環境環境負荷排出量(特にCO2)経済都市域を維持するために必要な費用土地 トリプルボトムラインという3つの中で、経済では市街地を維持するために必要な費用とありましたが、「ハイブリッド・シティとよた」の3本柱の1つである森林を考えたときに、都市構造の中で森林を維持していく費用はどうするんだろうという気がするわけです。 40
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