平成23年度 研究成果報告会開催記録
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7TDM研究会の取り組みで見えてきた課題TDMTDM研究会の取り組みで見えてきた課題研究会の取り組みで見えてきた課題••官民協働の議論の場がつくられた官民協働の議論の場がつくられた→→事務局と事業所との温度差事務局と事業所との温度差→→社会実験実施の調整協議の場に止まる社会実験実施の調整協議の場に止まる••TDMTDMという概念、手法を普及という概念、手法を普及→→特定の参加事業所に対して特定の参加事業所に対して→→しかし事業所自らの取り組みは?しかし事業所自らの取り組みは?→→従業員にとっては、事業所の通勤制度も従業員にとっては、事業所の通勤制度もネックとなっているネックとなっている••少数ながら、主体的に取り組もうという事業少数ながら、主体的に取り組もうという事業所が出現所が出現→→やる気のある事業所を牽引役に!やる気のある事業所を牽引役に! こちらはTDM研究会を運営していく中で見えてきた課題です。 1つ目、今、お話ししてきましたように、官民協働の議論の場がつくられたといいつつも、事務局と事業所で少し温度差が出てきたこと。社会実験実施の調整協議の場にとどまっていたこと。 2つ目、TDMという概念、手法の普及が特定の事業所に対してはできましたが、事業所自らの取り組みがなされたかというと、なかなか行動に移せない事業所もたくさんあったこと。大企業では、例えばトヨタさんは従業員の通勤対策をいろいろやっていらっしゃいますが行動に移せない事業所もありました。また、従業員にとっては、事業所の通勤制度がネックになっているというような具体的な課題も出てきました。 そんな中で、少数ながら主体的に取り組もうという事業所が出現してきたので、やる気のある事業所を牽引役に少し会を変えようということで設立したのが「エコ通勤をすすめる会」です。 8「エコ通勤をすすめる会」の設立「エコ通勤をすすめる会」の設立「エコ通勤をすすめる会」の設立【目的】産官の共働によりエコ通勤を推進し、豊田市内の道路交通混雑の緩和や公共交通の利用促進、環境負荷の軽減を図ることを目的とする。(各事業所が主体的・自主的に取り組む)【目的】産官の共働によりエコ通勤を推進し、豊田市内の道路交通混雑の緩和や公共交通の利用促進、環境負荷の軽減を図ることを目的とする。(各事業所が主体的・自主的に取り組む)【会長】名古屋産業大学教授伊豆原浩二【副会長】豊田商工会議所常務理事永田勇夫【事務局】豊田市交通政策課,豊田商工会議所,(公財)豊田都市交通研究所【会長】名古屋産業大学教授伊豆原浩二【副会長】豊田商工会議所常務理事永田勇夫【事務局】豊田市交通政策課,豊田商工会議所,(公財)豊田都市交通研究所【参加条件】1.事業所の参加登録シートの提出。(意思の確認)2.原則として、豊田市内の事業所を対象。3.具体的な通勤問題(駐車場不足、交通渋滞等)を抱え、対策を実施、または実施したいと考えている。4.事業所として、通勤問題の解決に向けた意欲がある。5.3ヶ月に1回程度開催の会議へのご出席が可能。6.自社の取り組みを会議で公表できる。【参加条件】1.事業所の参加登録シートの提出。(意思の確認)2.原則として、豊田市内の事業所を対象。3.具体的な通勤問題(駐車場不足、交通渋滞等)を抱え、対策を実施、または実施したいと考えている。4.事業所として、通勤問題の解決に向けた意欲がある。5.3ヶ月に1回程度開催の会議へのご出席が可能。6.自社の取り組みを会議で公表できる。 目的としましては、ここにありますように、渋滞問題、公共交通の利用促進、環境負荷軽減を図ることを目的に、産官学共働によってエコ通勤を推進していくこと。「共働」は、豊田市で使われています、「共に働く」という文字を使っています。 名古屋産業大学の伊豆原先生に会長をお願いしていまして、商工会議所の永田常務が副会長、事務局を市の交通政策課と商工会議所、私どもで担当しています。 参加条件として、前身であるTDM研究会よりも厳しいハードルを設けています。事業所の参加登録シートではっきりと意思を表明していただくこと。豊田市内の事業所が対象ですが、駐車場不足や交通渋滞といった具体的な通勤問題を抱え、対策を実施したいと考えている事業所。通勤問題解決に向けた意欲があること。3カ月に1回程度開催する会に出席していただくこと。自社の取り組みをその会議で公表していただくこと。こういったことを条件に参加事業所を募っています。 9事業所が自ら「エコ通勤」に取り組む場として!事業所が自ら「エコ通勤」に取り組む場として!事業所が自ら「エコ通勤」に取り組む場として!••「「TDMTDM研究会」は社会実験等で成果を上げたが・・・研究会」は社会実験等で成果を上げたが・・・••効果を持続するためには事業所自らの行動変容が必要(固有効果を持続するためには事業所自らの行動変容が必要(固有の通勤規則、立地条件に応じたメニュー)の通勤規則、立地条件に応じたメニュー)••先行して取り組む事業所が牽引役に、少数精鋭で!先行して取り組む事業所が牽引役に、少数精鋭で!••H20H20年年1212月に、月に、2121事業所で立ち上げ(現在、事業所で立ち上げ(現在、2424事業所)事業所)事務局◆豊田都市交通研究所◆豊田商工会議所◆豊田市事業所事業所事業所従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員●ツールの提供・エコ通勤マニュアル・Web支援システム●会の運営事務、PR、顕彰●取り組みの企画立案相談支援相談支援相談支援実施呼掛・支援実施呼掛・支援実施呼掛・支援事業所主体の取り組みとして、エコ通勤の普及を推進事務局◆豊田都市交通研究所◆豊田商工会議所◆豊田市事業所事業所事業所従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員●ツールの提供・エコ通勤マニュアル・Web支援システム●会の運営事務、PR、顕彰●取り組みの企画立案相談支援相談支援相談支援実施呼掛・支援実施呼掛・支援実施呼掛・支援事業所主体の取り組みとして、エコ通勤の普及を推進 事業所自らがエコ通勤に取り組む場ということで、事務局から各事業所に情報を提供したり、支援したりし、各事業所では固有の具体的対策を立てて実施していただきます。 平成20年12月にこの会を立ち上げたところ、21事業所が集まりました。現在は、24事業所がメンバーとなっています。 25

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