平成23年度 研究成果報告会開催記録
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4つ目は、PHV(プラグインハイブリッド車)試乗実態及びアンケート結果の集計と課題の整理業務です。これも先ほどの特別講演と関連があります。 豊田市はPHV20台を公用車として購入したという話がありましたが、そのうち7台は昨年10月から在勤者を含めた一般市民を対象に試乗可能な状態になっていまして、昨年10月1日から年末までの3カ月間の使用状況と体験者の声をまとめたのがこの業務です。 この結果からは男女の意識の差が見えてきます。男性は環境問題にも関心がありますが、一方、女性は駅からの交通手段として利用しています。一度乗ってみたかったという意見は共通して多くなっています。年齢構成でいうと、男性は30代から50代まで、かなり均等にばらけていますが、女性は30代に集中しています。 トヨタ自動車さんの関心は購入するかどうかという点だと思いますが、実際に聞いたところ、購入する意向があるのは約3分の1の方で、半分ぐらいの方はまだ分からないと答えています。 問題となるのは、やはり価格設定です。原室長のご講演の中にもありましたように、手に届きやすい価格、すべてそこにかかっていると思います。それがクリアできれば、大変利用しやすい新しいエコカーになると思います。 115(5)これまでの主な研究成果5(5)これまでの主な研究成果①発表先(論文集・雑誌・学会):前年比=3増(17→20)②発表編/件数:前年比=15増(22→37)③主な発表先④海外:→ITS研究国際ジャーナル(Springer)→世界交通学会(WCTR)等①国内→土木計画学研究論文集・発表会(土木学会)→日本都市計画学会学術論文発表会→交通工学研究発表会(交通工学研究会主催)→ITSシンポジウム(ITSジャパン主催)→自動車技術会秋季大会等注:新しい発表先 最後に、これまでの主な研究成果です。研究所の3つの役割のうち、(1)広義の都市交通の研究と(3)世界への情報発信にリンクするものです。 広義の都市交通の研究を実現するために、豊田市をフィールドに実践的な研究をしながら、それを一般化して、世界に紹介していくことも研究所の重要な役目であると考え、昨年度、研究員はたくさんの論文を書き、発表しました。主な発表先はここに書いたとおりです。今までになかった発表先として、ITS研究国際ジャーナル(Springer)、世界交通学会(WCTR)、自動車技術会秋季大会があります。平成21年度と比べると、発表先が3カ所増加して20カ所に、論文数は、倍増にはなりませんでしたが、22編から37編と大幅に増加しています。 時間の関係でやや早口になりましたが、最後までご清聴ありがとうございました。 12ご清聴どうもありがとうございました。ご清聴どうもありがとうございました。 15
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